タイ&ラオス
2009年 9月

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朝5時半に起床。せっかくなので托鉢を見に、まだ日も上がらない薄暗い外へ。GHの入口でYさんを発見したので一緒に托鉢見学。

メインストリートじゃないからなのか、GH前の道には坊さんが見当たらない。

………あ、発見。

広い道路に出たら、行列を作ってオレンジの袈裟を着て歩いている。

よし、撮るぞ。えーと、カメラのシャッター音を消してフラッシュを不可にして……カシャッ!ピカッ!

…………マジか。どこのバカだよフラッシュも音もONにしているKYわ。………Yさんだったorz

観光客は托鉢を観光として観ている節があるけど、現地の坊さんやお供えする人々にとってはありがた迷惑なんじゃないだろうか?見学するならそれなりの節度は守って楽しみたいもの。まあ、お供え物を観光客に売ったりしてる人たちもいるけど………。

<托鉢>

坊さんたちの行列は時間が経つにつれて増えてきている。どこへ行くのか気になったので、ある一行の坊さんたちに付いて行くことに……終着点はGH近くの寺だった。雨は降っていなし、托鉢も見れて早起きしてよかった。


<托鉢>

ハッピースマイルツアーで教えてもらった朝市へ行ってみる。画像じゃわからないけど活気がある。てか、観光客ゼロ。Yさんとオレが浮いているような(笑)

<朝市>

急に大雨となってしまったので、YさんはGHへ1度戻るらしいので別れる。オレは濡れてもいいや、て気持ちだったので早朝散歩のつもりでブラブラと。その後GHへ戻って寝て7時半に起床。

この日は数少ない観光名所である、パークウー洞窟タートクアンシーの滝へ行く予定。ハッピースマイルツアーで2箇所を巡るツアーがあると思ったけど、「うちでは扱ってないけど、直接ボート乗り場へ行けば大丈夫」と言われたので個人で行くことに。朝に降った雨は止み、青空が見えた。申し分ないタイミングで良かった〜。

メコン川沿いにあるボート乗り場へ着いたのは8時………誰もいねーじゃん!……あれ?もしかして人気ない??ボート乗り場のおっちゃんからは「ここで待っていれば人が来るから大丈夫」と言われた。ほんとかよー、と疑惑の念を抱いていると後からドカドカ観光客がやってきた。その中には昨夜夕食を共にしたSさんがいたので一緒のボートで観光することに(50,000K)。

ボート1隻に6人一組、料金は「1人でボート貸し切ったら300,000Kだ」とボート乗り場のおっちゃんに言われた。Sさんもオレも朝食を取ってなかったので8時半になろうかというギリギリの時間にダッシュでサンドウィッチ(10,000K)を買いにいく。

なんとかギリギリセーフ。階段を下りてボートに乗り込む。

景色が素晴らしい。サンドウィッチにかぶりつきながらあっちこっちに目をやっていると、またもや雨に遭遇orzもうやめて!私のライフはゼロよ!………これ屋根無しだったらテンションガタ落ちだわ。

30分もしないうちに青空が見えてきた。向こう岸へ目をやると名前の分からん鳥の群が気持ち良さそうに飛んでいる。

1時間ほどボートで走るとラオス焼酎・ラオラオを造っているバーンサーンハイという酒造りの村へ寄る。ボートから岸に上がる時に用意されたのは細長い板っきれ。これは足を滑らせたらメコン川へダイブだな(笑)

上がった岸から更に階段を上ったところで漸く到着。期待していたわけじゃないけど随分閑散としていてなんとも寂しい雰囲気。ラオラオは試飲も出来るので、買うつもりはないけど飲んでみる。思った以上に飲みやすい。ただ何も割らないストレートでの試飲だからアルコールは強いけど。Sさんは当初買う気満々だったけど、値段が高かった(値段忘れた)ためオレと同様に試飲のみだった。

奥に行くとこじんまりとした寺院があるが、これといって興味は湧かなかったなあ。変な人形(像?)や和太鼓などあり、櫓のようなものがあって村を一望できるかと思ったけど、想像以上に低くて大した景色も望めず。結局、時間が来たので何も買わずにボートへ戻る。

そこから30分ほど移動。途中にはここはジャングルなんじゃないかと思えるほど木々が欝蒼としている。………わたしジャングル行ったことないけど。

すると漸く見えてきた絶壁を抉り取ったような形をしたパークウー洞窟。全く期待していなかっただけに、迫力があって個人的にはきてよかった。

ボートからパークウー洞窟へ繋ぐ竹の橋はギシギシ音を立てるもかなり頑丈そう。入口手前で料金(20,000K)を払って中へ。削られた跡が見応えある。

その洞窟には無数に置かれている仏像。掌サイズのものが多いけど、これだけ集まると圧巻だわ。

振り返るとメコン川と岩山、そこに真っ青に冴え渡る青空が見事に彩を添えてくれる。雄大な景色に感動。

ちなみにこの洞窟内は遮るものがないためかなり明るい。

脇にけっこうな傾斜の階段があり、ある程度は木々によって日光が遮られて影が出来ているけど、暑さはあまり変わらないため微妙にキツイ階段。それを上りきると洞窟が見えてくる。中は入口でライトを借りないと見えないくらい真っ暗。

そこにも先程と同じように幾多の仏像が並び、奥には大きな仏塔らきしものがあった。ていうか、この白い丸はなんぞ?

大して見るものもないので、ものの5分とかからず終了。船に戻り改めて洞窟の全貌が見えるのはなかなか。

いや、この時はホントにどうなることかと思ったんですよ。メコン川の藻屑となるのかと(笑)今となっては笑い話しになるけど、あの時はシャレにならんかったorz

………洞窟を離れる時に左側に洞窟の全貌が見れるわけだけど、まあ、皆さん写真大好きなので撮りたいという衝動に駆られたようで、皆一斉に船の左側へ。で、その結果どうなるかというと、大型船でもないので当然船体も左に傾くわけで、元々左側に座っていたオレは危うくメコン川とキスをするところだったわけでorz

タバコ吹かしていた操舵者も焦って大声で何か喚いてた。正直、オレもこの時ばかりは観光客というかこの船の乗客は皆アホかと思った。後先を考えずに他人に迷惑をかけるのはどうかと。…………もう少しでお前らのおかげでオレもろともメコン川にダイブするところだったよ!勘弁してくれ!!

その後は行きと同様、何事もなかったかのように順調にメコン川を戻っていく。行きは2時間、帰りは1時間のメコン川クルーズで、正午頃に元のボート乗り場へ戻ってくる。

運の悪いことにパークウー洞窟へのボートに日本人がいなかったから誘えなかったorzSさんは興味ないようで見に行かないと言ってたし。数件旅行会社を回ってみたけど、タートクアンシーの滝への当日ツアーはないようなのでトゥクトゥクとの直接交渉になるのか……orz

そうなると時間に縛られることがないので、まずはフルーツミックスシェイク(5,000K)を屋台で飲む(笑)1万円を両替し、GHへ戻り2日分の料金(100,000K)を払う。………結局、ルアンパバーンでのGHを変えることはなかった。

<フルーツシェイクの屋台>

GHの宿主が「ルアンパバーンを発つ時は教えてくれ」と言ってきたので、発つ日と飛行機で発つことを教え、理由を聞くと「数泊してくれるから、空港まではお兄さんの気持ちだけ払ってくれれば十分ね」と英語と日本語を使いながら言ってきた。それはラッキーだわ。と思った………この時は!

のんびりし過ぎていたら日が暮れる!ということでタートクアンシーの滝へのトゥクトゥク(ソンテウ?)運ちゃんと交渉か。3人のドライバーにそれぞれ聞いてその場で比べ、150,000Kを100,000Kに負けさせる。この交渉はなかなか値段が下がらず半ば諦めていたから、一人でこの値段になったのはラッキーだったかも?

1時間かけて郊外にあるタートクアンシーの滝に到着(20,000K)。

<トゥクトゥク(ソンテウ?)>

当初は自転車で滝まで行こうと思っていたけど、この炎天下とアップダウンしている長い道のりの自転車はホント自殺行為だと思った。理性が働いて良かった(笑)到着した時、針は15時半を指していた。そしてなぜかクマがいた。………え?

森の中に遊歩道があり進んで行くと水の涼しい音が聞こえてくる。オラなんかワクワクしてきたぞ。

………開けたところで欧米人が水浴びをしてた。気持ち良さそう。オレも着替えに余裕があれば水に浸かりたいけど、それほど余裕がないし、なにより荷物が心配なので止めておく。

                    

さらに奥へ進むと豪快な音が聞こえる場所に到着。水しぶきがすげー(笑)気持ちいー!!

<タートクアンシーの滝>

しかもけっこう近く、というより滝壺間近まで行くことができる。そして朝の雨のおかげか水量がものすごい。

しばしマイナスイオンを浴びて、滝の上まで行けるとのことを思い出し、行ってみる………ていうか“上る”じゃなくて“登る”に近い状態。しかも雨のおかげで地面がぬかるんでいて、一歩間違えば転がり落ちて死ぬじゃないかというくらいの急勾配。もちろん手すりなんて親切なものはない。心底、靴できて良かった〜、と思ったけど、欧米人はビーチサンダルで死にそうな目にあってた。まあ、自業自得か。オレだったら靴がなかったら絶対に登ってないよ……。

で、到着!!!

……………び、微妙〜〜〜〜〜(汗)苦労して登ってきたため、少なからずショックはあった(笑)景色が想像以上にガッカリでショック→呆れる→どうでもよくなって自分自身に吹く。………て、おい!何だよこれ酷すぎorz

一番危険なのは帰りの下りだな、滑らないようにしないと。で、日本人の定年退職したっぽいご夫婦が滝の頂まであと少し、てところまで登ってきてた。すげー、大したものだ。…………てビーサンで登ってきたのかよ!それはないわ(笑)

「この先何か目を見張るものはありますか?」と聞かれたので、撮った画像を見せながら

「正直、苦労してまで来る意味があまり無いように思えました(笑)」

とバカ正直に答えるオレ。まだ逡巡しているようだったので、そこで別れた。

なんとか無事に滝の真下に到着。デンジャラスゾーンだった。うーん、どうにも画像からは伝わってくる恐怖の度合いが薄いようなので、是非とも現地へ行って実感してみてください(笑)

町へ戻る道のりに学生の姿をよく目にした。学生から見たオレはやはり、仔牛を載〜せ〜て〜♪な光景なんだろうか………。

17時にメインストリートに到着。そのままプーシーの丘へ。プーシーの頂上へと続く階段を上る前に、右側にある寺に目が向いた。

見事な壁画が描かれている。人が全くいなかったのでのんびり見学。

そしていよいよ頂上を目指す。なかなか長い階段を上り料金(20,000K)を払い、さらに上へ。頂上には既に多くの人がいる。大多数の人が夕陽を見に来たんだろうなあ。そしてネコの決定的瞬間を激写!………欠伸しようとしていただけなんだけど(笑)

頂上にはタートチョムンシーという建物があり、確か隣にある小さなお堂は中に入れたはず。

<タートチョムンシー>

ルアンパバーンの町を一望できるほどの高さで、眺めは最高。改めて思うのは緑が本当に多く、雲が近く感じる。空港の滑走路(左画像の中心辺り)が見えたり、見事な山々の連なり、金色の寺院、そして(右画像の中心辺り)………なんだあれ?木で出来てるのか?あれ渡れるんじゃね?橋に興味が湧いた瞬間であった(笑)

                     

……………それにしてもが多すぎ!つーか耳元で飛びまわるのとか勘弁してほしいんですけど!羽音が怖すぎるorzなんだここ。人間は蜂のカッコウのおもちゃなのか!?心底怖かった場所でした。

夕陽は辛うじて見えた、て感じかな?雲の切れ間から覗くオレンジ色の光は神々しい。ノーンカーイで見た夕陽とは違って山に沈む夕陽も見事だ。

そして町へ目を戻すと至る所から煙がモクモクと立ち昇っている。どうやら地元の人たちの夕飯の準備らしい。風情があって地元の人の生活を垣間見れた瞬間だった。火事ではないです(笑)

プーシーの階段を下りて行くとナイトマーケットが見下ろせる。これはなかなか………。

ちょっと高級そうだけど、この際だからいいか!という軽い気持ちでパークフアイミーサイというレストランで夕食。

着席………………なんだか居心地が悪かった(笑)オレにはもっと庶民的な食堂の方がリラックスできるorz席に着いてしまったので、メニューを見る…………わー、たけー(棒読み)。

とにかく注文。もち米のモチモチした食感が楽しめるカオニャオ(5,000K)と鶏肉のラープ(30,000K)。これは当たりだった。美味しい。香草とレモンの酸味が鶏肉にマッチしていて良い。そして量が少ないと思っていたカオニャオももち米だけあって腹にたまる。雰囲気以外は満足です(笑)

屋台でフルーツシェイク(5,000K)を飲みながらGHへ戻り、就寝ZZzzzz……。

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