インド
2010年 9月

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さて、いよいよインド最終日です。

夜中に喉がめちゃくちゃ痛かったので、バラナシでF君にもらった風邪薬を飲んで再び就寝。

6時半起床。ううぅ、風邪を引いた時、特有の寝汗がorz

8日目の夜に宿のフロントで、去年のラオス旅行であまった80ドルを3700ルピーに両替していたりするので、ルピーはOK!これが最後の両替かなあ、なあんてこの時は思っていたりする。

チェックアウトは12時とのことなので、午前中にレッドフォート(ラール・キラー)ジャマー・マスジットを観て戻ってシャワー浴びたら丁度いい時間かもしれないと予想。

インド経験者の友人が「メトロはかなり便利だった」との情報を得ていたし、『歩き方』メトロ地図を見ると確かに観光に便利そうだ。リクシャーとの煩わしい交渉もいらないし。

メインバザールから行くとニューデリー駅の裏手にメトロの駅があるようなので行ってみることに………うん、天気良いすなあ。

メトロの利用の仕方は簡単だった。カウンターで行きたい駅の名前を言って(念のため『歩き方』メトロ地図の駅を指差ししながら)コインをゲット。このコインが切符の役割。まずはラール・キラーから攻めることにしたので、Chandni Chowkチャンドニー・チョーク 8ルピー)てとこまで。

その後、セキュリティチェックをして改札へ。改札はコインをタッチしたら通れる自動改札だけど、セキュリティチェックで列が出来てしまうので、自動改札のスムーズに流れるありがたみはあまりないかも。

念のため、どのホームで待っていればいいのか、その辺のインド人に聞いて教えてもらう。電車が来る間隔が短いのであまり “待った” て印象はなかった。それと非常に綺麗でインドとは思えないほど(失礼)。日本にいる錯覚になったり。

綺麗!便利!安い!てことにちょっと感動してしまった。ちなみにメトロ建設にあたっては日本から政府開発援助が行われたようで。

5分くらいでチャンドニー・チョーク駅到着。出るときは改札にコインを入れて終了。ただ改札の扉が閉まるのが早いのか、挟まれているインド人を2人くらい見た(笑)

外に出てラール・キラーの場所をその辺の人に聞こうとしたら野良犬に吠えられたorzしかも臨戦態勢入ってるとかマジ勘弁。オレが道を聞いた人が教えてくれつつ、野良犬を追い払ってくれて助かったけど。

朝から心臓バクバクだぜええええ(汗)

駅名にもなっているチャンドニー・チョークの道へ出て、左に目を向けると見えてきたのは……………世界遺産である目的のラール・キラー。朝日をバックに佇んでいて、また靄(スモッグ?)がかかっている雰囲気が良い!ていうか存在感がパネェす。

チャンドニー・チョークは多くの店が所狭しと立ち並んでいて、開店時に散策すると面白いかも。この時は朝早いからかどの店も閉まっていて、まだ目を覚ましていないこのエリアの静けさ、これはこれでアリだと思う。

現在午前7時『歩き方』によると“日の出から見学できる”って書いてあったので、早速中へ………

警備員「まだ中には入れない。8時からだ。」

オレ「えっ………えええええええ!?」

見渡すとどこかで休めそうなところが見当たらないし、そもそもこの時間じゃまだ開いている店はないだろう。仕方ないのでラール・キラーのゲート前で時間まで待つことに。1時間もあるけど(笑)

人間観察していると、7時半頃5人ほどの団体がゲートの中へ入っていった。

オレ「…おい。どういうk」

警備員「入っていいぞ」

オレ「………。」

ゲートを潜ると広場がある………数匹の野良犬待機とかやめてwww

チケット売り場が分らないし、野良犬が怖いのでひっそりと先程のグループの後をついていく。

250ルピー払ってラホール門へ。タージ・マハルでもそうだったけど、ここも男女別の列になるようだ。

この時は時間が時間なので、人もいなく男女も何もなかったけど。それでもセキュリティチェックはしっかりやられた。

チャッター・チョウクというアーケードがあるが、やはり閉まっている。昼前くらいには開き始めるのかな?

ナウバート・ハナ(太鼓の館)とかいうところを抜けると真っ直ぐ延びた道。

その先にはディワニ・アーム(一般謁見殿)のお目見え。それにしても見事な逆光(笑)見学するなら午前より午後のほうがいいかも。

ディワニ・アームの中央には白大理石で出来た玉座。これは3日目のアーグラ城でも見かけたものと酷似してるなあ。規模はアーグラ城のほうが大きい印象があったけど。

その裏側へ進むとこれまた広々とした庭園が広がっている。そこにはディワニ・カース(貴賓謁見殿)ハマーム(浴場)がある。

なんつーか豪華な造りの建物があちらこちらに見える。そして奇妙に色分けされたカラス………。

のんびり見学しているとなぜか野良犬にマークされたオレ(汗)ホントにピッタリついてくるから困る。

襲ってくるような気配はないけど………気にしないようにしよう!てことで気にしないようにしました………ムリwww視界に入ってくるのに気にしないとか厳しすぎるorz

更に奥のほうへ進んだらどこかへ去っていった………相手にしなかったから別の人間のところへ行ったのだろうか。

想像以上の広さで思っていた以上に見学に時間が掛かった。

奥にもまだまだ見る所がありじっくり見たら2〜3時間かかるかもしれない。歴史的な建造物以外にもレストランや博物館もあった。

ラール・キラーを去る8時半頃には観光客も増えてきてた。

そして凄く今更だけどこのラール・キラームガール建築を代表するもので、またアーグラ城同様に赤砂岩でできている。そして彼方まで延びる城壁。遠くからでも存在感はあったけど、近くで見ると威圧感が凄い。

地図を見ると次の目的地、ジャマー・マスジットは歩いていける距離のようで、しかも巨大な建物だけあって遠くからでも見えるので地図も使いながら進む。

うーん、なんか雰囲気が悪いように感じてしまうのはオレの気のせいでしょうか。オールドデリーの治安はあまりよろしくないのか?

ジャマー・マスジットに着いたはいいけど、どうせなら正面から突入するか。まあ、安直な考えでゲートの番号が1が正面に当たるんだろうと………。

ということで現在のゲート番号は2(確か)だったので、ぐるりと回ることに………それにしても日が高いのにどうにも暗い雰囲気が漂うとかなんなの?

野良化した犬とか山羊とかウロウロしてるし………あ、いつものことか。ゴミの山の頂でコケてる山羊を見てもなんとも思わなくなってしまった………いや、この感覚はおかしい!戻って来い日本の感覚!

漸く辿り着いたゲートNO1。ろくにセキュリティチェックされなかったゲートを潜り、階段の上から振り返ると混沌とした通りが真っ直ぐ延びている………あそこに迷い込んだら2度と出られないような気がするゴクリ。

200ルピー払って中へ………あれ?

実は回りこまずに最初のゲートから入れば正面だった!という罠www

ついでに靴は入口で脱ぐことになるけど、預けないでずっと手に持って見学した。それと裸足で歩く気持ちよさというか開放感というか、ペタペタ歩き回るのはなんつーか気分いいです(笑)

ここジャマー・マスジットイスラムの寺院インド最大のモスクだったりする。

ついでにバラナシの初日の夜にKさんから聞いたパキスタン人による銃撃事件、それが起こった舞台がジャマー・マスジットだったり………。訪れたこの日は金曜で集団礼拝があるらしい。まあ、まさかとは思っていたけど2度目の襲撃予定があるとするなら、こういった人が集まる時を狙うんじゃなイカ?

と不安でした、実は(´・ω・`)

そんな不安があったので警備も強化されているんだろうなあ、と思いながら見学したけど大して警備もおらず、緊迫した空気も感じなかった。

さて改めてみるとやはり最大というだけあってドームが目立ち、また迫力がある。

さらに赤褐色の中、強調されたようにポッカリと浮かぶ白いドーム

内部はタージ・マハルで見た礼拝堂らしきものを想起させる造りになっていて、ここでもやはりお祈りをしている人々の姿が。

正面から見て左のミナレットには上ることがきるようなので、行ってみることに。分り辛いところにチケット売り場(100ルピー)があり、見つけるのにキョドル(笑)

「入口はどこか?」と聞くと先ほどのゲートNO1から入ってきた時に見学料を払った場所から行けるらしい。そこから入っていくと、

少年「案内してやんよ!」と付いて来る。

オレ「は?(いや目の前にミナレット見える…)」

少年「ついでに説明もしてやんよ!」

オレ「説明してくれるのはありがたいんだが、金ないし払わないぞ?」

そうと分ると颯爽と去っていく少年。ああぁ、なんというかインドだなあ、改めて実感した瞬間だった。

ミナレットが近づいてくると間近に見るドームは迫力があった。そして先程までいた広場を見下ろせる。

いよいよミナレットに入ろうとすると、インド人が入口に立っている。ま〜た面倒臭いことになるのか?と思っていると、

インド人「靴はここに置いていけ」

よく分らないがそういう決まりなのか?と思いつつ、靴を置いて入ろうとすると、

インド人「20ルピーだ」

オレ「(………案の定か)オレはもう100ルピー払っているからお前に払う金はない」

インド人「いいから20ルピー払え」

無視して入ることにしました。

ミナレットの中は異常に狭い螺旋階段。これ上から下りてくる人がいたら擦れ違うのに一苦労しそうだ。

………

……………

ホントに来たよ!

人に譲るっていう思いやりのあるインド人じゃないだろうな、と壁にへばり付くようにしてやり過ごした。この狭さは出雲日御碕燈台を思い出した。

辿り着いた先は大人5〜6人いたら一杯になろうかという狭さ(汗)けど見晴らしは良い。周囲にこのミナレットより高い建物がないこともあるだろうけど、360度デリーの街並みを望む大パノラマは1度目にしたほうがいいかも。ただ360度に金網が張ってあったりするけど。

のんびり見ていると先ほどの20ルピーが上ってきた。景色は堪能したし、面倒臭いことになる前に撤収するか、と階段を下ろうとしたら、

20ルピー「おまえ日本人か」

そう聞かれたとき、オレの頭に浮かんだことは「日本人の印象を悪くするわけにはいかない!」と妙なことだったので、

オレ「韓国人ニダwww<丶`∀´>」

と捨て台詞を吐いて颯爽と階段を下りるwwwごめん韓国人www

さて用も済んだし、土産に茶葉を買って宿へ戻るかな。

目的の紅茶店はラール・キラージャマー・マスジットを結ぶ大通りをさらに進む先………うん、どこ歩いても交通量は多いし、砂埃はすごいね!

様々な紅茶を扱うアプ・キ・パサンド。○○時から開いているようだけど………なんかカーテンが閉まっいて、とても店が開いているようには見えないんですけど(笑)

とはいえドアのところに “OPEN” の文字がある。店内が見えないので入りづらいけど、せっかくここまで来たんだし!ということで思い切ってドアを開ける。

………

……………

誰もいないwww

高級感漂うような店内、壁にはクリントン元大統領小泉元首相の写真があり、クリントン元大統領小泉元首相に贈ったのがここの紅茶とか云々。それと日本人の写真も多い………来客は日本人が多いのかもしれない。………って、まさにオレがそうだ!

店内を見ていると写真に写っている店主らしき人登場。とりあえず値段を聞いてみると、2000ルピーとか1000ルピーとか。インドの物価にしては相当高い。

残りのルピーとメトロやら空港までのタクシーやら食事やらこれから掛かる費用を考えに考え抜いて購入。ちなみにここは試飲もさせてくれる。一番高い紅茶を試飲させてもらった………これは買わなかったけど(笑)

接客が丁寧な対応だし、紅茶が入っている袋も色彩豊かで土産にぴったりかと。

用は済んだので、宿に1度戻る。地図を見ると歩いて行けそうな距離………だけどリクシャーで戻ってみるか、とその辺で暇そうにしているリクシャーに声を掛ける。

明らかにこちらの言っていることを理解していないようなのに「オーケーオーケー」と連発。全然 “OK” じゃねえだろお前。アーグラの悪夢が蘇るワタクシ(笑)

もう一人声を掛けるも、今度は “ニューデリー駅” の単語すら解らない様子。するとビジネスマンらしきインド人がリクシャー運転手と話し始め、「ニューデリー駅までだったらここから50ルピーだそうだ」と教えてくれた!なんてやさしい人なんだ!20ルピーインド人とは格が違うな!

………

……………

結局乗らなかったんだけどねwww

 人の親切を無駄にしやがって
    ___
    /    \       ___
  /ノし   u;  \   ;/(>)^ ヽ\;
  | ⌒        ) ;/  (_  (<) \;   まっ待って…
  |   、       );/   /rェヾ__)⌒:::  ヾ;  宿まで歩けそうだし
  |  ^       | i   `⌒´-'´  u;  ノ;; 時間に余裕があったから止めたんだ
  |          | \ヽ 、  ,     /;  それにお金はそんなに余裕なかったんだ
  |  ;j        |/ \-^^n ∠   ヾ、
  \       / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
  /      ⌒ヽ ヽ二)  /(⌒    ノ
 /       r、 \ /  ./   ̄ ̄ ̄/

すみません、通りすがりのビジネスマン。

そういうわけで歩いて宿へ戻ることに。そして途中で迷う(笑)くそっインドはまだオレを受け入れてくれないのか(ちがう)!

ニューデリー駅を目指せばいいので、交通整理をしている警官に聞き、進んだ途中でギブアップ状態になったので人の良さそうな学生らしきインド人女性に聞く。この女性は途中まで付いて来てくれたり。

うむ。可愛らしいし、親切なインド人だ。惚れそうになるな。

「親切なインド人に連続で当たっているオレは今、調子いいんじゃね?」

と思っていたら明らかに違う方向に感じたので、近くにいた怖そうなおじさんに聞いたら、やっぱり違ってた(´・ω・`)

あ…あぶなかった………。危うくデリーで迷子になるところだったぜえ。でも、言葉の通じないオレに親切に教えてくれて途中までついてきてくれた若干テンパっていた女性にも感謝。

怖いおじさんに教えてもらったら、何とかニューデリー駅に到着。朝とは違って人が凄い!ついでに空港までのタクシーの相場も知っておこうと、数人のタクシー運転手から聞きだす。どうやら350〜400ルピーらしいことがわかった。

プリペイドタクシーのチケット売り場へ行ったら誰もいないとか舐めすぎwwwホントは幾らだったんだよ………。

一番安く提示してくれたタクシー運ちゃんに「15時に出発するからその時に戻ってくるよ」と満面の笑みで答えて宿へと戻る。まあ、内心は「宿で手配してくれるタクシーの料金次第だな…」て感じだったけど。

宿へ戻りシャワーを浴び、荷造りをして12時丁度にチェックアウト。8日目の夜がインドでの両替が最後だろうと思っていたけど、足りなかったのでこの時に○○円をルピーに。

空港までのタクシーを聞いたら300ルピーと言われたので決定………ニューデリー駅で口約束をした運ちゃんは待っていたのだろうか………はははっ…まさかね。

タクシーに乗る場所は姉妹店のコテージ イエス プリーズのようで、チャックアウト後に荷物もコテージ イエス プリーズに預けてくれと言われた。結局、8日目のルームサービス少年には会うことも無くお別れ。

コテージ イエス プリーズで15時に乗るタクシーを予約し、荷物も預け………ちょっと休憩。(笑)道を挟んだ目の前にある、何とかいう店でラッスィを………あれ?

オレ「ラッスィてないの?メニューにないけど…」

店員「ラッスィ?あるぞ」

なぜメニューに載ってないのか疑問だったが、数種類はあるようだ。そんな訳でバナナラッスィ(50ルピー)。

これで観光は終わりじゃない!インド門を見て、時間があったらクトゥブ・ミーナールだな。

てことで相場だけでも知っておきたいのでクトゥブ・ミーナールまでの料金をオートリクシャーのおっちゃんたちに聞くと大体、往復で500ルピー。

却下になった瞬間であった。

メインバザールから直ぐそばにあるR.K. Ashram Marg(R.K. アシュラム・マルグ)駅からメトロに乗ってまずはコンノートプレイスへ行ってマックで腹ごしらえだ(おい)!

インドマックとはどんなもんよ?と思っていたし、コンノートプレイスを1度目にしてみたかったので(笑)

朝のメトロ利用は地下だったけど、今度地上か。ホントここだけ見ると日本と大差ない気がする。

コンノートプレイスへはRajiv Chowk(ラジブ・チョーク)駅で下車(8ルピー)。店が集まるエリアだからだろうか、凄い人!外へ出ると………ケンタ発見!マック発見!中央の公園を囲むようにレストランやら服やら多くの店が立ち並び、建物自体も小奇麗な印象………ていうか工事しまくってるけど。

物乞いもほとんど見なかったし、それぞれの店には大抵、警備員が待機。そんなに厳戒態勢かよ。

って、もう昼を過ぎてるし、飯を食べねば。ということでマックへゴー………この旅最後の昼飯がマックになるとは誰が予想しただろうか(笑)

ドアを開けてくれるのはいいんだが、荷物チェックをされる。マックの入口で荷物チェックとか初体験だわ。大々的に宣伝しているハンバーガーのセットを注文(119ルピー)。店内は日本で見るような造りでこれと言って珍しいものはなかった。

うーん、腹は減っているのに食が進まない。腹に常駐している雷雲が原因なんだろうなorzとりあえず完食して(おい)、少し歩くことにする。

店が並ぶ円形の道を1周。今まで見てきたインドの景色と比べ、まだまだこれから発展していくんだぜ?お前らびびるなよ?と言わんばかりの光景。インドに何度も足を運んでいる人にとっては、こうした景色は寂しい一面もあるんだろうな。

せっかくなので中心になっている公園へ。ここも入口に警備員がいて荷物チェック。ホント厳しいな。

中心地に辿り着いたけど………想像以上に何もなかった。

用も済んだということで、次はインド門へ………時間的にこれが最後かなあ、と思ってみたり。

インド門メトロで訪れるならCentral Secretariat(セントラル・セクレタリアート)駅で下車(10ルピー)。

地上へ出ると、芝生と木々で溢れた景色が広がっている。そして横に延びている1本の道。右に目をやると大統領官邸が、左には目的のインド門。この2つが見事に1直線で結ばれている。

………

……………

インド門が遠い!これは油断した。結構距離がありそうだ、そして陽射しがギラギラだよ!しかもがない!売店もない!!………死ぬかも。

20分ほど炎天下の中を歩いて漸く到着。この時点で喉カラカラ。カンボジアタイ、そしてインド!なんか毎回こんな目にあっている気がする(笑)

インド門は見上げるほどの大きさ。第一次大戦で戦死したインド人兵士の慰霊碑らしい。形状はパリ凱旋門ラオスパトゥーサイに似ているけど、インドだけ触れることが出来なかった(´・ω・`)インドの場合は慰霊碑だからちょっと事情が違うのかな。

さて、時間を見ると………14時20分。なかなか良い時間だ。セントラル・セクレタリアート駅まで戻るのに20分かかるし、そこからメインバザールまで戻らなきゃだし。それに特に見るものもないのでインド門を後にする。

インド門はそれなりの観光名所だからくらい売ってるだろうと思ったんだけど、考えが甘かったorz周囲を見渡すも売店がないとかなんなの!?

お日様ギラギラ照りつける下、20分歩く。こういうときにオートリクシャーとか声掛けてこいよ!なんでどこにもいねえんだよ!きいいいいいい!

そんな調子で歩き、あと数分でメトロにたどり着くというところで、

オートリクシャー「どこ行くんだ?乗らないか?」

オレ「………………」

なんかもうね、頭の中グチャグチャになって完全スルーした。

ホームに行くと………あ、電車が来てる。

そして目の前で音もなく突然閉まり始めるドア!

オレ「!?」

普段なら駆け込み乗車なんて絶対やらないんだけどなあ。どうかしてたんだな、この時は。

ダッシュしてしまった。そしてなんとか間に合った………左腕だけ。

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        -ァ,        ≧=- 。
         イレ,、       >三  。゚ ・ ゚
        ≦`Vヾ       ヾ ≧
        。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。

日本みたいに、異常があったらドアがもう一度開くとかそんな親切な機能はなかった。

ああぁ、こりゃあ無理だあ。てことで挟まっている腕を抜いたら、

腕時計壊れたwwwww

左腕はドアから抜けて車外へwwwそして壊れた腕時計は車内へwww

………

……………

…………………

………………………

笑えない(´・ω・`)

それを見かねた2人のインド人がドアを開けてくれた!その隙に車内へ!

ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!

腕がドアに挟まってから僅か数秒の出来事でした。いやマジで。これノンフィクション。

とりあえず2人に礼を言って時計を拾い、ガラガラに空いている席で一息つく………心臓バクバクなんですけど!

自業自得ってことは十分理解しているんだけど、インド旅行の前日に買ったばかりの腕時計が壊れたのは痛い!痛すぎる!!まあ、最終日でしかも後はほぼ帰るだけって状況だから、不幸中の幸いと考えるべきか。

とはいえ…はあああああぁぁぁ、やっちまったわ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

千円の腕時計が。

えっ?

………

……………

15時前に見慣れたメインバザール到着。腕時計が壊れても喉がカラカラなのはどうしようもないので、高そうだなあと思いつつも目に付いたMetropolis Restaurant & Barてとこに入る。

そしてここでもラッスィ(65ルピー)www高級感漂う店で飲むラッスィも締めとしてアリだろ!と自分に言い訳をする。かなり嵌ってしまったらしい(笑)

もって来てくれたラッスィを撮ろうとすると、ストローをさしてくれた。ストローがあるほうが見栄えがいいだろ?て言いたいようでニヤリとしてた。

て、オレが写真を撮ろうとしなかったらストローは持ってこなかったよね絶対!本来ストローは最初からあるべきものだったのか、それともこのおちゃめな店員が単に忘れただけだったのか………今となっては謎だ。

この店は接客も良かったし、オーナーさんらしき人も愛想良かった。完全に観光客向けって店だったけど、次回インドを訪れた時はここで飯を食べてみたい。

コテージ イエス プリーズへ行き、タクシーというかバンに乗り込み、いよいよ空港へ。オレが車に乗り込むまでラジェンダが着いてきてくれた。大して話す機会がなかったけど、対応はかなり良いほうだと思う。コテージ イエス プリーズに泊れなかったのはやっぱり悔やまれるな。今度から予約するか。

そして空港までの車内、

運転手「インドは何回目なんだ?」

最後の最後に何だ突然………。警戒心がニョキッと出始める。

オレ「11回目だ(キリッ」

運転手「そうか」

………

……………

終www了www

運転手は何が言いたかったんだよ!(笑)まあ、話し振られてもオレの英語力じゃ会話にならないと思うけどさ。もちろん11回目どころか今回が初めてのインドだけどね!

次はいつインドを訪れるか分らないので、空港までの風景もしっかりと目に焼き付ける。

1日目の夕方、空港方面へ向かう道が激混みだったけど、この時は時間をずらしたからか渋滞に巻き込まれることもなくなんなくインディラ・ガンディー国際空港到着。

オレ「ありがとさん」

運転手「何かくr」

オレ「じゃあな(^ω^)」

最後の最後で先手を打ったオレであった………。

ちなみにエアインディア直行便でデリー20時50分 → 成田翌日の8時着。えー、只今の時刻…16時過ぎ(笑)

いつも通り空港でのんびりする次第でございます。それにしても空港はホントに驚きの綺麗さだな!まるで別世界。

…さて、いつまでも空港の綺麗さに感動はしていられないので荷物整理をしたり一晩飛行機なので身体を拭いたり、小説読んだりと時間を潰す。この旅でよく使ったのはトイレットペーパーウエットティッシュだったなあ。

それと昨年インドを訪れた友人が「免税店でルピーが使えなかった」と言っていたことを思い出し、ルピーをなるべく使い切ることに。不思議と日本円に両替したいとは思わないんだよなあ。最後のちょっとした贅沢の時間だったりする(笑)

そんな訳で搭乗手続き前に見つけたジュースを購入。これがめちゃくちゃ美味しかった。飲んだのはライムジュース(99ルピー)で、注文したその場で果物を搾ってくれる。ただ空港だけあって値段が高いけど店員の態度も良かったし、味も良かったし満足。とはいえルピーがまだ余ってる(´・ω・`)

日本への移動中は寝るだけだろうし腹の調子も悪いのでトイレに駆け込みやすい方がいいだろう、と予想して通路側を指定。日本人観光客をよく目にしたけど、どこかの町で見たかもしれない、て人がちらほらと(笑)

18時頃出国手続きを済ませて免税店エリアへ………ホントにここインドかよ!てくらい綺麗(失礼)ガンジーの人形やよく分からない展示物もあったり………。

ウロウロしていると………あれ?ルピー使えるっぽい。残りのルピーを飲食で使い果たす。

そして去年の失態を思い出し、タバコを1カートン購入(17ドル)。お釣りはドルで戻って来たので、これは次回の海外旅行用に取って置く。………って、100ドル札は止めろwww流石にこれはないと思って崩してもらったけど。

その後はこの日の出来事をメモしたり、搭乗ゲートを確認したり、本読んだり、トイレに駆け込んだり。

お腹の調子はインド最終日も絶好調だった。くそっ。

搭乗ゲート近辺で本を読んでいると、Cさん登場!アーグラ以来だったけど、凄く久しぶりに再会した錯覚が(笑)知っている人がいると心強いし嬉しいもんですなあ。

予想通りといった感じで飛行機遅延………。

1時間ほど時間が空いてしまったので、Cさんと1杯飲みに店へ移動。

メニュー表記がルピーになってることに嫌な予感がしつつもコーヒーをドルで払う。

………

……………

お釣りがルピーできたー!\(^o^)/

せっかく使い切ったのにorz若干凹みつつも時間になったので搭乗。

さよならインド!また会う日まで!しばらく行きたくないけどな!

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