インド
2010年 9月
一日目 二日目 三日目 四日目 五日目
六日目 七日目 八日目 九日目 十日目
虫!部屋のジメジメによる不快!寝汗!などなど。 そんな訳でこの時も熟睡できず(´・ω・`) 空港までは昨晩予約したタクシー、「フロントに9時にきてくれ」と言われたので、8時半起床。 バラナシで迎える朝は当分ないだろう。そして1日ゆっくり休んだからだろうか、体調は7日目より良くなっていた。 汗をかいているのでシャワーでも………おや、昨晩あれだけいた虫が殆どいないようだけど、これは一体。 もしかして床に墜落しているのか、と思いシャワーの水を勢いよく出す! ……………ん?なんか紐みたいのが排水溝のほうへ流れていったけど………なんだ? … ……… …………… ぎゃあああああああああああああ!!!ムカデえええええええええええええ!!! そんなわけで排水溝の穴が小さいため流れ去ってくれなかったムカデを目視。更に視界の片隅に動くものが入ったので、目を向けると同じ大きさのムカデBを確認! くそっシャワー浴びる気が失せた。 この密室にムカデ2匹とかマジでムリ!早々に荷物を纏めて部屋を出る。それにしても一体全体何処から湧いて出てきたんだ………排水溝だろうなあ。 とりあえずテラスでレモンラッスィ(25ルピー)………うーん、これは微妙。9時になったのでチェックアウト(3泊分:1350ルピー)をしてタクシーを待つ。 … ……… …………… おい。いつまで待てばいいんだ。まーた一悶着あるのか?と思いつつ、 オレ「タクシーはどうなってんの?」 フロント「9時半に来る。問題ない。」 オレ「は?昨日9時って言ったじゃん。ホントにこの飛行機に間に合うのか?」 とEチケットを見せながら確認。 フロント「十分間に合うから、心配するな。」 相変わらずアバウトなやつらだ。そして予約した250ルピーを払おうとすると、 フロント「550ルピーな」 オレ(………キレちゃダメだキレちゃダメだキレちゃダメだキレちゃダメだキレちゃダメだキレちゃダメだキレちゃダm(ry) オレ「昨夜、相乗りで250ルピーて聞いてたんだけど?」 フロント「相乗りはいない。お前1人だから550ルピーだ。」
.____ 人間不信ていうかインド人不信になるわ! まあ、あくまで『歩き方』基準だけど、ゴードウリヤー交差点〜バラナシ空港で500ルピーくらいのようなので、妙な交渉の手間も考えたら550ルピーもありか、と思い直す。 ついでにこの日の予定(はあくまで未定!)。
以上! デリーでの観光は最悪1箇所でも十分できるだろうと予想。 そして覇気のない妙にのんびりしたおっさんドライバー登場。なんだろうこの人を不安にさせるような感じは。 宿を出たところに、隣の店の少年がいたので別れの挨拶。 上っ面はごくごく月並みの挨拶をして心の中では、 「いつでもどこでもどんな精神状態でも絡んできてくれてありがとよ!」 と若干皮肉も入れてみたり(笑) ドライバーの後について行き目の前にあるのはタクシー………というよりバンだなこれ。 ああぁ、この町の喧騒ともお別れか。ここでは色々な人と知り合えたなあ、とちょっと感傷に浸る。 暫く走り出すと、ドライバーが声を掛けてきた。 ドライバー「何時の飛行機に乗るんだ?」 (飛行機の出発時間も知らずに客を空港まで送ってんのか………凄いなおまえ。) オレ「11:50発のキングフィッシャー、デリー行きだ」 ドライバー「ああぁ、それなら遅れてるぞ。」 オレ「は?」 (何言ってんだこのドライバーは。オレをどこかに連れまわすつもりなのか?) ドライバー「その飛行機は遅れてる。はっはっはっ…」 「はっはっはっ」じゃねええええ!!! オレ「遅れていても問題ない。とにかく空港に行け」 ドライバーの言っていることがホントでも自分の目で確かめないとどうしようもない。 出発してから1時間後にバラナシ空港に到着。何はともあれ空港に着いたことに一安心。「最後だから気持ちよくバラナシを去りたいものだ。」そう思い、 オレ「ありがt」 ドライバー「40ルピーよこせ40ルピー」 オレ「………はあああああ。40ルピーてなんだ?」 ドライバー「空港の駐車代だ」 オレ「さよなら」 背後で「マネーマネー」連呼してたけど、鬱陶しいので空港の建物内へ。入口には銃を持った警備員がいて中に入るには身分証が必要のようだ。あと後から要求されるのも面倒なので、Eチケットも見せた。 そういうチェックがあるのでドライバーは中にまで入ってこなかった。 はああああ、ここの国は猫も杓子もマネーマネー!金に溺れて溺死しろ! 気持ちよく去るのは難しいもんだなあ………それともこんなのオレだけ?はははっまさかね。 とにかく、まずは搭乗予定の飛行機の確認だ。掲示板にはまだ出てない。その辺にいるスタッフを捕まえて訊くと、キングフィッシャーの事務所?よく分らないけどフライトの管理をしてるっぽい個室に連行された。こんな所に一般人が入っていいのだろうか、レベル(笑)で、スタッフの回答から得た結果が………
4時間の遅延www\(^o^)/オワタ
ドライバーの言ってた通りだったかあ。 この日の観光終了の知らせでしたorz … ……… …………… ようし、とりあえず時間が腐るほど有り余ってしまったぞ!どうすんだこれ。 まあ、足掻いても仕方ないので、全然読んでない『新源氏物語』を読むことにしました。源氏のイメンな顔と犯罪者な顔に脱帽だよ!しかもおかげでだいぶ読み進めることができたよ!ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありg(ry … ……… …………… ………………… ……………………… …………………………… ………………………………… ……………………………………… 長かった。バラナシはなかなかオレを放してくれないんだな、照れるぞ/// ………そう思わないとやってられないんだが。 とにかくデリーに着いて宿を決めたいと逸る気持ち、そしてようやく飛行機到着……… プwwwロwwwペwwwラwww ただでさえ大幅に遅れてるのに、プロペラ機!もう勘弁して! 16時頃やっと搭乗。思っていた以上に席が空いていたのはラッキーだった。離陸したら席を替えても構わないとCAに言われたので、離陸したらすぐに移動。短い時間とはいえ快適に過ごしたいしね。 利用したの航空会社はキングフィッシャーで、ビールの会社だけあってか機内食が美味しかった。お世辞抜きで。 遠くに見える、こんもりと横に連なっているのは………ヒマラヤ山脈じゃ…ないよね? 方向的におかしいのでそれはないか。やっぱり単なる雲の集合体かな。それにしても毎度思うけど、雲を見ていると何か巨大な生き物か、別次元の大陸を見ているかのようだ。こういうのは見ていて飽きない。 大幅に遅れて18時前にパーラム国内線空港に到着。
____ ターンテーブルへ行くと運良く荷物が出てきたので、プリペイドタクシーのカウンターは………どこ!?。 サッパリ分らないので、人の良さそうな店員に聞く。どうやら空港の建物を出て名前右にある白い掘っ立て小屋のようなものがカウンターらしい。 泊りたい宿は決めているので、ニューデリー駅まで(250ルピー)の料金を払おうと、ダメだろうなあと思いつつ、大きいお金(500ルピー札)を出したら追い払われた(笑)ですよねー。 細かいお金はもってないので、すぐそばの売店で水を購入し………30ルピー!?そんなバカな!高すぎて笑った。とはいえ細かいお金がほしいので仕方ない。 ちなみに乗り方は国際線からと一緒。カウンターで行き先を告げて料金を払い、紙に書かれた番号と同じ番号の場所に止まっているタクシーへ。ドライバーに念のためもう一度行き先を告げてGO! タクシーが走り出した頃には外は真っ暗。おまけに大渋滞でタクシーはなかなか前に進めない。宿は予約していないので若干の不安が………。この旅最後の夜だって言うのに。 ニューデリー駅が見えたのでタクシーから降り、一目散にコテージ イエス プリーズという宿を目指す。1日目にニューデリーのメインバザールを目指す時にも使った宿。 砂埃が舞っていようがなんだろうが歩き続ける。2度目のメインバザールということもあって気持ちに余裕がある。 ていうか、まさに首の皮一枚といった状態でサンダルの底がベロベロに剥がれかかってる!? マジかあorz 思えば2年前のこの時期にタイで買って、ついにご臨終。個人的には柄が気に入っていたんでもう少しがんばってほしかったなあ、と思ったり。接着剤が手元にあったら絶対に延命措置はしていただろうな。 歩いていると、突然声を掛けてきたインド人。「靴が壊れてるぞ!すぐに直せるぜ?」と言われたがこんな両方とも底が剥がれかかっているなら、買ったほうが安いわ!と思って断った。値段訊かなかったけど。 何の道具を抱えているのかと思ったら、靴の修理道具だったのか。それを道端で直そうとするインド人。この斬新過ぎる靴の修理屋には素直に感心してしまった。 すぐに見つけたコテージ イエス プリーズへ入り、空き部屋を確認すると…………… 空いてなかった(´・ω・`) 時間も時間なのでここで凹んでいる場合ではない。探しにいこうとすると、ラジェンダとかいうこのホテルのマネージャーが流暢な日本語で姉妹店を紹介してくれた。しかも別のスタッフが姉妹店まで案内してくれるとか。 目と鼻の先にあるHotel Cottage Crown Plazaで部屋を聞くと、部屋が空いていたので見せてもらうことに。 クーラーあり、お湯も出る、TVも………液晶じゃん。アメニティもあった(大したものはないけど)のでこれと言って不満もなく。そんな感じでこの旅最後の宿(900ルピー)決定。宿泊料は今までと比べると跳ね上がったけど、気にしない! ここに決めた!………でもチェックしないとな。 鍵OK(^ω^) クーラーOK(^ω^) ベッドのある部屋の電気OK(^ω^) シャワー室の電気………点かない(´Д`lll) シャワーの水OK(^ω^) シャワーのお湯OK(^ω^) トイレ………流れない(#゚Д゚) ……………舐めてんの? 部屋まで案内してくれた少年が「電球は換えるしトイレも直すから安心しろ」と言う。2度も3度も呼び出すのは面倒だから「今すぐオレの目の前で直してくれ」と言うと若干時間が掛かりつつも直してくれた。 金払ってるんだから直してくれるのは当たり前なんだろうけど(ていうか客が入る前に直せよ!)、インド人相手にすんなり事が運んだのは意外だった………えええ、分ってます、偏見です。否定はしません。 で、この少年がまたフレンドリーすぎるヤツなのかなかなか部屋から出ようとしない。最初のうちは面白いんで話していたけど、段々煩わしくなってきた(笑)時間も20時なので夕飯も食べに行きたい。 オレ「少年ありがとうよ。もういいぞ。そろそろ夕飯食いに行きたいし」 少年「それならルームサービスはどうだ?外で食べるより安いぞ!飲み物もビールもあるぞ。な?ルームサービスにしとけってルームサービス」 ………なんだろう。ルームサービスを頼むと少年にいいことでもあるんだろうか。マージンでもあるのか?従業員なのに?つーか、チップ目当てのような気がしてきた。 それにこの旅最後の夜なのにどうして部屋の中で食事をしなきゃならねえんだよ!外で美味いもん食わせろ! オレ「いやいやいや、外で食べるからルームサービスはいらない。」 少年「外か………オレは21時に仕事が終わるから美味しい店に連れて行ってやるよ!○○(名前忘れたw)て店だ!それに観光客がいっぱいいる!」 20時になったばかりなのに21時まで待つとかどんな拷問だよ。 オレ「腹が減ってしょうがないんだ。今すぐ食べに行きたいからオレ1人で行くよ、じゃあなありがとうよ。」 そんなんで、まだ何か言いたそうな少年をゴリ押しで追い出した。もしかしてコテージ イエス プリーズのスタッフもこんな感じなのか? 外に出て先ほどの少年がお勧めしていた店を探してみたが………どこにあるだ!メインバザールの大通りにあるんじゃないのかよヽ(`Д´)ノ ていうか、そもそも行く店は決めていたりする。向かった先はグリーン・チリ。 1日目で食べたタンドリーチキン!あれが忘れられない! 2階はバーになっていて、インドで初めて見たよ!てくらい幾種もの酒が置いてあった。そこのバーテンも気さくに話しかけてくるし、雰囲気も良かった。 ビール、タンドリーチキン、カレー注文(450ルピー)。腹が減っていたのだろう、貪る様にして食べました(笑) 気付いたら21時になっていたので宿へ戻る。1人で遅い時間にぶらつく気にもなれないので。 それと書き忘れていたが、体調を崩した辺りからお腹の調子が悪い!凄いんだぜ!?お腹の中に雨雲でもあるんじゃなイカ?てくらいゴロゴロ鳴ったりしてやんのwwwなにで中ったのか分らないくらい、心当たりがありすぎて困るwww ……………ホント勘弁してほしい。 お湯が出ることやクーラー、液晶TVで喜んでしまうオレは単純だなあ。と思いつつも今まで泊った部屋のことを考えると、やはり嬉しかったりする。 身体は快方に向かってはいるものの、完全快復ではないのでTVの映画もそこそこにして23時くらいに就寝。 |
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