インド
2010年 9月

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さて、今回のインド旅行の10日目はあってないようなものなので、この旅は既に折返し地点を過ぎていたりする。

そして5時起床………早い!

せっかくなので朝日を見ようかと思いまして………曇ってるorz

考えていることは同じようで、Kさんもこの日がバラナシ最終日ということで朝日を見にきてた。

まあ、朝日を見ることは叶わないだろうなあと思いつつも、昼間の喧騒が嘘のような静けさを保つ、早朝のまだ薄暗いこの時間帯に姿を現している広大なガンガーの存在には神秘的な雰囲気がある。

よくよく見ると、ボートに乗ってる観光客がいる。ああ、そういえばボートにも乗れるんだっけ。2人で眺めているとF君とJさんがやってきた。みんな早起きだな(笑)

「せっかくなんでボート乗りにいきませんか?」との提案が出たのでもちろんOK。念のため100ルピーをポケットに入れといて良かった。いちいち部屋へ戻る手間が省ける。

4人で静かな小路を歩いていると、朝早くからご苦労さん、てことでボートの勧誘少年颯爽登場!銀河b(ry

いきなり「1時間300ルピー」と吹っ掛けてくるのには笑った。お前それ高すぎ。

いつもの交渉をして4人で1時間250ルピーに決着………4人なのに随分と中途半端だな。相場はどのくらいなんだろ?もしかしたら1人50ルピーが妥当かもしれない。

ちなみにワタクシはF君が率先してがんばってくれてたんで、ここで口を出すのは無粋だろう!と勝手に判断して見てるだけでした(おい)

ボートの漕ぎ手は勧誘少年本人のようだが、「早い!その分だけ遠くへ行ける!」としきりにモーターボートを勧めてくる。まあ、時間的な利点もあるだろうし、それに手漕ぎよりモーターボートのほうが少年も楽だろうな。

なあんてここで妥協するとでも思ってんのか!wwwwww

こっちは雰囲気も味わいたいので頑なに「手漕ぎボートに決まってんだろ!」と言い張る。少しばかり言い合って結局、少年が折れて手漕ぎボートに。

………

……………

うっひょ〜〜〜これはまたオンボロで面白そうじゃないの。4人とも乗り込むとそれに便乗して売り子が乗り込んできた!?

………ああぁ、これ『歩き方』に思いっきり載ってたヤツ?河へ流す花を最初は安い額で言って、いざ流したら何倍もの額を請求してくるってヤツ。ところがこの時の売り子はそれほど狡賢くないのか、Jさんが買おうとしたら「200ルピー」と最初から高額だった(笑)

面倒なので舟頭の少年に「おい、彼女たちはどうして乗ってるんだ?」と敢えて訊くと、少年が売り子を追い払い始めた。

きっとこの売り子たちに関してはボート側も暗黙の了解なのだろう、こっちが何も言わなかったら売り子たちがしつこく居そうだった。売り子がどかどかボートに乗り込んできたら、ボート漕ぎの者に一言言ったほうがいいと思われ。

さて、ようやくボートが動き出した。下流のマルカルニカー・ガートの火葬場の方へ行くと思ったら、上流へ向かっている。こっちとしてはどっちでもいいんだけど。

昨晩のプージャーの場所………朝とそして河から見ると全く違う風景だ。

そしてガンガーから岸の方へ目を向けると、本やらネットやらで見た光景が目の前に広がる。そこには宗教的な意味を持つ行為とここに住む日常的な風景が混沌としている。河から見る風景は違った視点で望んでいるためか陸にいるときと比べ印象がガラリと変わるから面白い。

………そしてたまに見かける流れていく亡骸。言葉は悪いが不思議と気味の悪い印象はなかったかな。まあ、この時はかなり明るかったっていうのもあるんだろうけど。

下流から上流へ向かうだけあって少年もあまり話す余裕がないっぽい。がんばれ少年。そしてなぜか他のボートと競争し始めたり。オートリクシャーの爺といいお前ら競争するの好きだな。そして結局、外からしか見なかった久美子ハウス

見えてきたのはマルカルニカー・ガートの火葬場より小規模な火葬場………………て、建物が水没してるwww雨季すごすぎwww

で、どうやらここの火葬場がUターン地点のようだ。帰りは河の流れになすがままなので少年たちは楽そうだった(笑)

今更ながら少年たちの自己紹介。ホント今更だよ(笑)そんなわけで名前を聞かれたので「承太郎だ」と偽名で答えておいた(笑)

なぜか『ジョジョの奇妙な冒険』が思い浮かび、とっさに出たのがこれだったwwwつーか、他の3人も偽名使ってるんだけどwww

宿の目の前までボートを着けてくれたのは彼らの親切心だろうか。ボートから降りようとした時に「今度は下流のほうも案内するぞ」と言ってきたけど、約束の8時には戻ってこれなそうなのでお断りした。

宿のテラスへ行くと、今更ながら朝日がバッチリ出てる!?なんだあ、ちゃんと出てるじゃん。約束の8時まで時間があるのでオレは散策してみるか、と外へ。

店を通るたびに声を掛けてくる店の子供が、「サイババ知ってるか?オレはその弟子と知り合いなんだ。時間があるなら会ってみないか?」と奇妙なことを言い出した。

………

……………

あれ?なんかこれ知ってる。なんだったかなあ………思wwwいwww出wwwしwwwたwww

『対インド人戦闘日記』だwww

ネットで偶然見つけたインドの旅行記なんだけどこれがまた面白い。その中でサイババの弟子って出てた気がする。そういう情報もあり、興味もあり、こんな遠い遠い異国の地までやってきたので、この少年の思惑に乗ってやることに。

オレ「金は払わないぞ」

少年「問題ない。そいつはお金取らないから大丈夫。お前は払う必要はない」

と自信満々に口にする少年。もちろん全然信用してないけどな!

入り組んだ道を進むと、なにやら気になるものが目に入ったので顔を上げると………ジャイプルにもあったジャンタル・マンタルが!

バラナシはこんな場所にあんのかよ!観光客くるのか!?て思えるくらい目立たなく、規模の小さそうなジャンタル・マンタル

が、今はサイババの弟子が最優先事項だろ!………このすぐそばだった。

凄く小さな寺とも取れるし人の家とも取れるなんとも微妙な建物。その扉は全開してあり、その先に見える部屋の中心に布団が一組………え?オレはマッサージをするつもりで来たんじゃないんだよ少年。

つーか、朝とはいえなんだこの周囲の人気のなさは。建物の中に入ったら一巻の終わりのような気がする!てくらい怪しさ満点じゃねえか!

少年に中に入るよう勧められるが、それを渋るオレ。すると建物の奥から現れたのは………

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!!!!

サイババの弟子!

おおおぉあなたがサイババの弟子か!………でもその辺歩いているインド人と変わらないね。

そして彼が手にしているノートをオレに差し出す。中を見てみると数人の日本人による書き込みがある。

 ・ 凄い!彼の言っていることが当たってる!
 ・ 彼の言葉を忘れずに信じて生きていこうと思います!
 ・ 絶対に占ってもらうべきです!
 ・ 本当に感動した!またインドに来たらここにきます!

サイババの弟子は占いだけでなく説法でもしてくれるのだろうか?

とにかく書いてあることが揃いも揃ってあまりにも奇麗事過ぎて吐き気がした(笑)サイババの弟子はドヤ顔だし。

……………ん?なんだこれ。

そのコメントの下を見ると………5000円………は?

3000ルピー。70$。1万円。中には3万円!?

おい。これはなんだ………てどう見てもお布施の額ですよねえ( ´ ▽ ` )

……………オレはどうやらここに用はなかったようだ。

ということで帰りました。少年とサイババの弟子とやらがなんか必死で呼び止めようとしていたけど(笑)

さて、いよいよF君とG君がガンガー浸かるというので、8時に再び集合。おおお…ちゃんとみんな来てる。

………

……………

あれ?………G君がいない。あの遅い時間に宿に無事に帰れたんだろうか。というより、ALKA Hotelまでの路は分るのだろうか。

と、思っていたら笑顔でやってきた。全員揃ったということで移動。

そしてこの頃から喉に異変がきたす。

昨晩、プージャーを観たダシャーシュワメード・ガートで決行しようとするも人が多すぎる。で、その隣が若干空いていたので、そこに決定。

最初は恐る恐る河に入っていく二人だけど、やがて思い切って入り、頭まで浸かった!?挙句の果てにバタフライ(笑)

そんな状態なのでこっちは勝手に盛り上がってしまったけど、まあ、本来は騒ぐ場所じゃないだろうし、面白半分で浸かるような場所でもないんだろうな。インド人の皆さんすみません。

けど、周りを見るとこっちを嫌な顔で見ている人はいなかったなあ。むしろF君とG君以外ガンガーに浸かっている観光客がいなかったし、それをうちらも写真を撮りまくっていたから皆にジロジロ見られてた。もちろん物売りもチャンスとばかりにこっちに寄ってきたけど。ていうかガンガーに浸かっている2人にまで売りに行こうとするなwwwww

後で十分ガンガーを堪能した2人に聞いたら、足首辺りまでヘドロのようなもので埋まったとのこと(笑)

ゴミ、生活排水、糞尿、死体などなんでも流れる聖なる河。そこでは沐浴をする河でもあり死んだ人を葬る河である、生と死が渾然一体となっている、それがガンガー

まあ、半身浸かって熱が出て全身浸かると入院するなんてことも耳にしたり(笑)なんでも肛門から菌だが何だかが入り込んでくるとか………対策はしていたようだけど、果たしてあの2人は大丈夫だったのだろうか。

オレですか?

指すら浸けませんでしたwwwへタレでサーセンwww

この後、2人はF君の部屋でシャワー浴びに行った(笑)

これでバラけてしまうのもなんだかなあ、なので朝飯を食べてないしでJさんお勧めの店へ。って、オレとF君が気になっていた店だったので軽く驚いたり。

注文してから30分ほど経ってバナナラッスィ………冷たい!?ここのラッスィインドで1番美味しかった。そこから更に30分ほど待って名前を忘れたカレー到着。

オレを含めて7人なので色々な種類のカレーを楽しめた。1人の食事だとこうはいかないんだよなあorz

会計は皆ごちゃごちゃしてよく分からないから1人100ルピーでいっか!て感じ。

ついでにKさんからのど飴を貰い、H君から風邪薬を貰うwwwガンガー入ってないのに体調不良とかwww

………

……………

笑えない(´・ω・`)

………次回から風邪薬も持っていくか。

その後、みんなバラけるということなので全員のカメラで記念撮影(笑)道の真ん中なのでインド人から大注目!写真を撮ってくれた通りすがりのお兄さんありがとうm(_ _)m

そしたら「オレは大沢たかおの友達だ」というインド人登場!お前らホントに突然出てくるけどなんなの(笑)?つーか、どうせ一方的なお友達なんだろ(笑)?

オレ・F君・G君・Jさんでマルカルニカー・ガートの火葬場へ。

サイババの弟子に合わせてくれた少年に途中で会い、「マルカルニカー・ガートの火葬場見にいくのか?なんなら案内するぞ?」と言ってきたが、

なんか面倒臭そうだなあ、て思いが強かったので断った。少年、観光客を案内するのもいいんだが店番をしっかりな。

マルカルニカー・ガートの火葬場プージャGHの方向………そういえばプージャGH勧誘員が「マルカルニカー・ガートの火葬場が近いぞ!」て何度も口にしていたな。

クネクネした道を進んでいくと、壁に“NO PHOTO!”………現地に着く前に写真撮影禁止!て警告が既に出てるのね。

いよいよというところで妙なインド人が話しかけてきた………というよりいつも通りか。勝手に解説をし始め後で「金よこせ」ていう。無視してたらどこか行ったけど。

さて、火葬場へ実際に足を踏み入れたわけだけど、遺体を目の前で燃やしている。こんなにまじまじと見たのは初めてだわ。

24時間絶え間なく火葬されていて、10時間以上燃やされた後、灰はガンガーへと流される。そこには輪廻転生があるためらしい。

ちなみに火葬するには薪代やらもろもろに高額な費用がかかる。それを払えない人、穢れのないものとされる子供や妊婦などは聖なるガンガーへ流される。

結局、行き着く先はガンガーなんだな。

………うーん。訪れた時間帯が昼間ということもあるけど、自分が想像していた雰囲気と違った。もっと静かで厳かな雰囲気だと思っていた。

実際は観光客目当てに寄って来くる輩がいて、雰囲気は台無し。挙句の果てにこっちがお金を払わないと「もう時間だから出て行け!」と意味不明なことを叫ぶ始末。死者が旅立つ神聖な場所だというのに、金に執着する一部のインド人。なんだかなあ………て感じでした。

宿へ戻る途中、楽器屋に寄ったり。シタール(ギターに似たインドの民族楽器)を触らせてもらったけど………自分不器用なんで音楽のセンスゼロなんですwwwF君は経験あるのか興味津々だったなあ。買うような感じだったので、バラけた後に買いに行ったのかもしれない。

宿へと続く路を歩いていると、手配した車でこれから空港へ向かうというKさんとハチ合わせたので別れの挨拶。G君もいつのまにやら飛行機の時間が迫ってきていたのでお別れ。

一期一会でも別れの時が来ると寂しいものがある。特に留まる方としては。

この後、1人でぶらつきたかったのでF君とJさんと別れ、5日目に利用したネット屋(20ルピー)へ(おい)。海外でのネットがこんなに安くて簡単に利用できるなんて!てことに味を占めてしまったので………恐るべしネット!

入り組んだ細い路を歩いて、「ああぁ、なんかアジア〜ンなシャツがほしいな」てことで気になったシャツがぶら下がってる店へ。

最初、「400ルピーだ!」て言われたけど「いやいや高すぎでしょ」てことで交渉し「これ以上下げたら首になるから勘弁してくれ!」とおっさんが悲鳴を上げた時の値段でシャツ(280ルピー)購入。多分これでも少し高いだろうなあ、と思うけど。

で、買ったのはいいんだけど、直後に他の品物をどんどん出してきて「これはどうだ?日本で買うには高いぞ」と連呼してくる店員のおっさん。負けじとこちらも

N O  T H A N K  Y O U !
  /\___/\
/ /    \ ::: \
| (●), 、(●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|
\  `ニニ´  .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
       .n:n    nn
      nf|||    | | |^!n
      f|.| | ∩  ∩|..| |.|
      |: ::  ! }  {! ::: :|
      ヽ  ,イ   ヽ  :イ

を連呼してみる(笑)随分としつこいのでさっさと店を出ることに。そこでF君とJさんとばったり会い、どうやら朝、ボートで見たもう1つの火葬場へと行ってきたらしい。

話していると、先ほどの店のおっさんが追いかけてきて、オレの知り合いと分るや否や今度はF君とJさんに服を買わせようとしている。もうね、なんだかなあ、て感じ。

F君は翌日の昼頃バラナシを去るようなので、観光するにはこの日しかないらしい。そんなこんなで「サルナートへ行きません?」と誘われた。

元々オレは7日目に訪れる予定だったけど、体調のことを考えると今日見学してしまったほうがいいかもしれない、と思い直して一緒に行くことに。Jさんは行ったことがあるようなので、ここでお別れ。

数台のオートリクシャーに料金を聞くとどうやら往復で200ルピーが相場らしい。そんな中、オートリクシャーのお兄さんが声を掛けてきた。

兄さん「往復で100ルピーで行ってやんよ!」

オレ・F君「マジ!?」

兄さん「マジマジ。嘘つかないよ」

オレ・F君「それじゃ、兄さん頼むよ」

てことで彼のオートリクシャーへ。

で、いざ乗りこんで、再確認すると………

オレ・F君「本当に往復で100ルピーなんだな?」

兄さん「は?何言ってんだ?片道に決まってんだろwww往復だったら200ルピーだ(キリッ

死ね

ホント油断できない人種だわ。確認してよかったよ。嘘ついて当然、ていう習慣があるのかここ。

そういうわけで相場の料金だけど、信用できないので他を探すことに。兄さんは何か喚いてたけど、好きにさせた。

声を掛けてこないオートリクシャーに声をかけて結局、往復で200ルピーで行くことに。

このオートリクシャーがね、もうね、出だしから凄い路を凄い勢いで通るんですよこのおっさん(インド人E)。牛2頭いたら通れねえよ!て路をガンガン飛ばすんですよ。もちろん人は歩いているし前から別のオートリクシャーは来るし、牛もいる。そんな路を攻めるおっさん。

その後、大通りへ出たときの安心感といったらもう!

で、相変わらず砂埃の舞う道をしばらく走っていると、オートリクシャーが止まり、突然人(インド人F)が乗り込んできた!?

オレ・F君「ちょwwwおまえ誰だよwwwおい!インド人E!こいつ誰だよ!」

インド人E「心配しなくていい。こいつはオレの友達だ」

オレ・F君「へー(棒読み)」

インド人F「オレは○○(名前忘れた)だ。おまえの名前は?」

オレ「承太郎だwww

インド人Fとかどうでもよくなって話すことにした。それとインドでずっとこの偽名を使ってました(笑)自己紹介でインド人Fが突然乗り込んできた理由がナアナアになってしまった(実は帰りに理由が明らかに)。

F君が先程CDを買ったようでインド人Fに見せていた時に、インド人Eが口を開いた。

インド人E「インド人Fはサイババの弟子なんだぜ?」

………

……………

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     ,、‐゙ ヽ:::::..,.r'゙         ,,. ,r/ ./    ヽ.   ,'     '、ノ''"   ノ  
   ,、‐'゙     ン;"::::::.       "´ '゙ ´ /      ゙、 ,'            /
  '     //:::::::::            {.        V           /
        / ./:::::::::::::            ',       /         /
.    /  /:::::::::::::::::.            ',.      /   ,.、   

インド人Eの言っていることが、ホントならオレは半日で2人のサイババの弟子に会ったのか!すげえ確率じゃね!?ひゃっほおおおおおおおおおお!

……………なんて喜ぶとでも思ったんだろうか。まーた金銭絡みの厄介ごとになるのか、てむしろ不安感が増したわ!!!

途中、なぜか警官が道を塞いでいたりしていたため遠回りをしたり。そんなこんなで30分くらい(確か)で到着。インド人Eに1時間後に戻ってくると言っていざ行かん!

と、その前にアジアには仏教四大聖地とか言うのがあったりする。

 ● “ルンピニー”(ネパール)………ブッダ誕生の地
 ● “ブッタガヤー”(インド)………悟りを開いた地
 ● “サルナート”(インド)…………悟りを開いた後、初めて説法を説いた地
 ● “クシーナガル”(インド)………涅槃(入滅)の地

その内の一つがサルナート

ブッダと言ったら幼少の頃に読んだ手塚治虫『ブッダ』がすぐに思い浮かぶ………ていうか本で読んだことあるのはこれくらいだったりする。しかし興味はある!

本音言うとブッタガヤーを訪れてみたかったんだけど、時間的に厳しいかなあ、と思い直した次第です、はい。

それでも初説法(初転法輪)の地とはどんなものかと。そんな訳で気分が高揚したり。

そして今も参詣者が絶えない聖地のひとつである

まず、真正面に見えてきたのはムールガンダ・クティー寺院(初転法輪寺)

サンダルを脱いで見えてきたのは鐘。オレの感覚からして参道(?)のど真ん中に吊るされている鐘とか凄い違和感があるんですけど。

中に入ると真正面に金色の本尊(釈迦牟尼仏)。そして3面の壁画には野生司香雪という日本人によって描かれたブッダの壁画。

聖地だけあってか人が結構いるなあ。

サンダルを置く場所には正式な人………じゃないんだろうなあ。靴を置く場所で金を乞う数人のインド人。建前は「靴を預かってやったんだから金よこせ」てこと。

「マネーマネー」言ってたけど、お前らに預けた覚えはないので無視して次の場所へ。背後でギャーギャー騒いでたけどいつものこと(笑)

ムールガンダ・クティー寺院を正面から見て右脇にあるモニュメント。サンスクリットや英文のほか漢文の『転法輪経』という石版があり、ブッダ初転法輪の様子を再現した像が………随分とお粗末な出来だった(笑)

その初説法をしているブッダの後ろに菩提樹がある。もしかしてここが初説法の場所なのか?

が、初説法をしたのは実はこの場所じゃないらしい………紛らわしいわ!

突然だけど、サルナート(鹿野苑)には漢字の通り鹿がいるらしい。が、ここの鹿は奈良東大寺のように放し飼いではなく、柵越しにしか鹿を見られないらしい。それも有料エリアらしい。オレは鹿に会いにはるばる日本から訪れたわけではないので、華麗にスルー。

このエリアで一番の見所はダーメーク・ストゥーパかもしれない。早速、それを目指して歩くが辿り着いたのはジャイナ教寺院とかいうところ。

………

……………

ここどこ!?

ダーメーク・ストゥーパは目の前にあるのにここから入るわけではないらしいorzグーグルマップを見るとジャインマンディアと記されている。『歩き方』ジャイナ教寺院。確か有料だった気がする。

あまり見るものはなかったが、金も払ったのでせっかくだしということで軽く見学。そして出たところで「靴の預かり料よこせ」とまた来たが、ここでも無視。「こんなので金を取るのか!」て欧米人は怒ってたけど。その気持ちすごい分かるよ、欧米人。この欧米人も払わなかったな(笑)

そこに人の良さそうな欧米人ファミリーがいたのでダーメーク・ストゥーパの場所を確認。お礼を言って今度こそ!て感じで足を進める。

………

……………

人に聞くほどの場所じゃなかったwww

大通りを真っ直ぐ進めばすぐに分る場所かよ!………これはちょっと恥ずかしいぜ。

さて、ダーメーク・ストゥーパ前には遺跡群が広がっている。ここは有料(100ルピー)。大型バスも止まっていて観光客や参詣者も多い。

荒廃している遺跡の中に大きな円の基壇がある。どうやらここでブッダが5人の修行者に初転法輪をした場所らしい。これはちょっと感動ものですよ?

圧倒的な存在感のあるダーメーク・ストゥーパへ。タイの時のようにストゥーパの中に入れるかと思ったけど、回るだけだった。

外壁には精密なレリーフが施されているが、巨大な外壁とは裏腹に施されている面積は少ない。

のんびり見学していると物売りが寄ってくる。お前らも忙しいな………。

ブッダのレリーフを売っている様なのだが、時折り急に小声になる………なにこれ?結局、F君は値切って購入してた。

インド人Eとの約束した1時間を過ぎていたけど、芝生があったのでここで暫し休憩。見渡すと、初転法輪の地だからか僧の話を聞く参詣者の姿がちらほら。そしてゴミもちらほら落ちてたり………うん、なんか神聖な場所なのかそうでないのかよく分らん。

でもこれがインドクオリティ!

休んでいると先ほどの物売り登場!今度はオレをターゲットにしたらしい。

物売り「100ルピーでこれ買わなイカ?」

オレ「………」

物売り「OK。分った50ルピーでどうだ?」

オレ「………」

物売り「30は?もうこれ以上は厳しいな」

オレ「………」

物売り「20!これ以上はホント無理」

なんだこれwwwこっちが一言も発してないのに勝手に値下がって笑ったwww

さすがに10ルピーはダメだったが20ルピーなら別にいいか、てことで買った。すると、やはり急に小声になって、先程購入した石と明らかに違う石のブッダや象のレリーフを出して、

物売り「これ買わなイカ?」

オレ「もう買ったからいらないよ」

物売り「これ凄くいい石使ってる」

オレ「はあ?何言ってんだ?意味が分らん」

物売り「実はこれは遺跡の石使ってる。だからちょっと高いんだ。せっかくだから買わなイカ?」

遺跡の石遺跡の石遺跡の石遺跡の石遺跡の石遺跡の石遺跡の石遺跡の石遺跡の(ry

         ___
        /⌒  ⌒\         ━━┓┃┃
      /(  ̄)  (_)\         ┃   ━━━━━━━━
     /::::::⌒(__人__)⌒:::: \         ┃               ┃┃┃
    |    ゝ'゚     ≦ 三 ゚。 ゚                       ┛
    \   。≧       三 ==-
        -ァ,        ≧=- 。
         イレ,、       >三  。゚ ・ ゚
        ≦`Vヾ       ヾ ≧
        。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。

最悪だこいつ!ていうか流石にこれはドン引きした。

シャレにならない厄介ごとは勘弁、他の物売りも集まってきたということなので早々に退散することに。

待ちくたびれてるっぽいインド人EとFのところに戻り、オートリクシャーで日本寺へ行ってもらう。

外国での日本の寺はどんなもんよ、て思っていたんでこれは是非とも見てみたかった。

………

……………

日本だ!

さすが日本寺(日月山 法輪寺)と言うだけあって、一瞬だけど日本にいる錯覚を覚えてしまった。そしてホッとしてしまう自分(笑)オレはやっぱり日本人だなあと実感。

狛犬らしきものがあるが………微妙。本尊ぽいのは木像の涅槃仏。下から見上げる屋根の裏はコンクリで出来ているのかまっ平ら(笑)一瞬でも安らいだオレがバカだったよ。

でも先ほどまでの喧騒が嘘のようになく、雰囲気もあるためこれはこれでアリだな。ちなみに宿泊施設も併用されているらしいです。

オートリクシャーに戻り、帰り際に教えてくれたのが、日本寺の隣に隣には建設中の日本寺………なぜまた日本寺なんだ?

いや、とりあえず日本寺のことより聞きたいのが……………どうして運転手が変わっているのかということだ。

オレとF君の不信感が伝わったのか、余裕こいて運転しているインド人Fがなんか差し出してきた………ライセンスカードだ。

………

……………

おい。おい。おい。ちょっと待ってくれ。

F君「インド人E、お前のライセンスカードを見せてみろ。」

インド人E「そんなものは持ってない」

オレ・F君「は?でもお前運転してたじゃん」

インド人E「正規のドライバーはインド人Fだ。オレは正規でもなんでもない

サイババの弟子が正規の運転手かよwwwふざけんなwww

正規でない運転手に連れられるのはラオス以来2度目の体験か。マジキチ。

ゴードウリヤー交差点へ戻る途中、またしてもオートリクシャーが停止。今度は何よ?

サイババの弟子ことインド人F撤収!運転手は代わりましてインド人Eです!

………

……………

おまえら。

しばらく走っていると、渋滞につかまる。夕方だからみんな仕事終わり帰宅時間なんだろうな。すると助手席に誰か乗り込んできた!………警察官だ。

こっちは目的地までちゃんと連れてってくれればいいので気にしないけど………今までよく喋っていたインド人Eが沈黙www

警察官の目的地に辿り着いたのか、金も払わず、礼も言わず去っていった。そしてインド人Eが発した言葉は、

インド人E「あれはオレの友達だ

オレ・F君「嘘つけええええ!お前一言も話してないじゃんwww」

そんな冗談みたいなやり取りの後、やはりゴードウリヤー交差点の少し手前で降ろされる。まあ、激混みだから歩いたほうが早いか。

200ルピーを払う時に「250ルピーだ」とアホなことを仰ってきたんで、200ルピーを置いてとっとと歩いた。

F君の買い物に付き合い、宿へ戻る。この時オレは鼻水出る、身体がだるい、喉が痛いと体調がよろしくないのでベッドへ横になる。そしてこのとき初めて知ったんだが、日本から持ってきた粉末ポカリって冷水でも溶ける!てことに感動したり(笑)

腹は減ってないが、こういうときこそ何か食べないと!とF君を誘うも部屋にいなかったので一人で行くことに。もうね、身体がダルダルで早く食べて休みたかったんでF君を待つ余裕はなかったんです。

2階から賑わいを見せる通りが眺められる店へ行くも生憎と通り沿いの席がなかった。店員にお勧めのカレーチャイを注文(110ルピー)。

………

……………

かれえええええええええ!!!!!!!

インド来て初めて辛いカレーだった(笑)を飲もうとするも持ってき忘れたので、耐えながら食べていると、先ほどの店員が水を持ってきてくれた。

おおぉ、有難い。親切なインド人だ。

が、水を飲もうとするも………怖くて飲めないwww

なんとか水なしで完食。何処へ寄り道するでもなく真っ直ぐ宿へ。そしてそろそろ着る物がなくなってきた!でも洗う元気ない(´・ω・`)

そういう訳で初めて宿に洗濯を頼んだ(Tシャツが1着12ルピーで下着が1着8ルピーだったかな?)。

出来上がりは明日の19時らしいので「明日もここに泊るか?」と聞かれた。ホントは別のところに移ってみたかったけど、体調と洗濯物考えて結局もう1泊ALKA Hotelにすることに。

体調がどんどん悪くなっていくのでF君にろくな挨拶も出来ずに就寝。

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