カンボジア&タイ
2008年 9月
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昨日申し込んだ半日ツアーの『ダムヌンサドゥアク水上マーケット』へ行くので、6:30起床。宿を出ようとすると、フロントの兄ちゃんに「今日帰国なのか?」と訊かれたので、「明日、帰国」と答えると「ならもう1泊ここに泊まればいい」ときたが、やんわり断る。昼とも夜とも違う顔を持つ早朝の静かな『カオサン通り』を歩く。 <カオサン通り> コンビニで水(6B)を買って7時に出発予定なので、6:50に旅行代理店『Welcome Travel』前でツアーバスを待つ。待っていると、『Welcome Travel』に申し込んだらしい欧米人2人組みに話しかけられたので、話していたが時間になってもバスが来ないためお互い“?”状態。 『Welcome Travel』のスタッフがてんやわんや。ホント大丈夫か?と思っていると7:30に漸くバスが来た。乗り込むと・・・あれ?他にも人いるじゃん。先ほどの欧米人組みは他のツアーらしく別のバスへ。 このツアーバスのメンバーでどうやら『ダムヌンサドゥアク水上マーケット』のみはオレだけで、他の人たちは午後から『タイガーテンプル』などへ訪れる1日コースらしい。だから昨日オレ一人と言われたのか? 出発してから10分後にガソリンスタンドで給油・・・と思ったらスタンド内の売店でおばさん添乗員がジュースを買って戻ってきた!?え!?ジュースのためだけに寄ったのか!おいおい、ちょっとおもしれーじゃねーか(笑)窓際の席だったので景色でも楽しみますか、と見ていたら途中から爆睡! 約1時間で船着場に到着。事前情報はさっぱり持っていないので、これからどういう展開になるのかワクワク(笑) モーターボート・・・といってもオールにモータースクリューが付いてるだけだが、それを操って運河を進む。思ったよりも静かで、田舎のほうに来たんだなあと実感。 数十分ほどして賑やかなエリアに着く。添乗員が「ここに11時集合」と言われ、手漕ぎボートやスネークショーがあるので11時まで自由行動らしい。で、ここが観光スポットのようで他のツアー客などたくさんいる(汗)。あ、ちなみにこのツアーの日本人はオレだけ。 スネークショーは・・・ベトナムで大蛇を首に巻いた時を思い出し、あんなものだろうと勝手に推測(恐らく大きな間違い)して止めておく。せっかくだから手漕ぎボートに乗る。
ここは伝統文化の保存と観光客誘致のために政府が開発した『水上マーケット』らしく、完全に観光客用の造りになっていて、味気ない感じを受け、ちょっとガッカリ。 手漕ぎボートはてっきり300Bの中に含まれているものだとばかり思っていたから、まさかお金を取られるとは思わなんだorz でも、ここまで来たらということで150Bを払って乗り込む。川幅は狭くボートが非常に多いためぶつかりまくり。なかなか面白い(笑)川の両側には土産物や果物、軽食の類を売るボートが所狭しと止まっていて、買え買えと言ってくる。乗っているボートもちゃっかり止まるし(笑) ボートから上がり両岸に並んでいる土産物屋を物色。観光地らしく土産の種類が豊富で何でもあるって感じ。車が通れる橋があるのでそこから『ダムヌンサドゥアク水上マーケット』を見下ろせる。視点が変わると新鮮だ。 <橋から> 歩いていると・・・え!?あれは何じゃ!?と興味を覚え近づくと・・・実物大!?と思えるくらい大きなエイリアンとターミネーター発見!両作品とも大好きなので内心、小躍り状態(笑) <エイリアン!?ターミネーター!?> 他にもスターウォーズのキャラやガンダム、ウルトラマンのカネゴン!?何だ?このカオスっぷりは(笑)どれも鉄で出来ていて、重厚感ばっちり。中でもターミネーターは目が光るわ、音が出るわ、ガトリングガンが回るわで「おおぉ!」と思わず声が漏れた(笑)店のおじさん御満悦って感じ。 小腹が空いたので何か食べようか・・・と思いマンゴスチンとランブータン(計40B)を食べた。ジューシーで美味しい。つーかある程度減らしてもらって、料金も安くしてくれたけど、それでも一人で食べるには多過ぎ。それぞれ5個くらいだったけど、2個ずつくらいで種類を豊富にして欲しかったorz 11時に集合して行きとは違う面子で別のバスに乗って『カオサン通り』・・・と思ったら、よく分からない『木彫り工場』に到着・・・はい?なんだここ?ここで下りろと言われ、荷物を持って行こうとしたら、「また戻ってくるから荷物は置いていって平気だ」と言われた。 “?”ばかりで一応見学。職人さんが精巧に木を彫り、出来上がった作品やその過程が垣間見れるのでありっちゃ、ありか。
でこの時、失敗した!と思ったのは、どうしてバスの運ちゃんの言いなりになって荷物をバスに置いてきてしまったのか、万が一とんずらされら最悪じゃね?ということ。ツアーだからって油断は禁物なのになあorzサングラスをかけて少しガラ悪目のバスの運ちゃんの性格なんて分かる訳が無いから荷物が心配。 なるようになるのか?と切り替えて土産コーナーへ。・・・高っ!さすが観光客用だ。まるで買う気にならない値段。休憩所で水(20B)の値段に少し驚いたが買って、ビクともしないバカでっかい椅子で一服。天井を見るとこちらもバカでっかい・・・傘?のようなものに象や水が描かれている。精巧なレリーフや実物大(?)の象、重量感たっぷりのテーブル&椅子などなど、見て損は無い。ただ周りは同じようなツアー客ばかり。何か買わせようという魂胆だろうなあ。
同乗していた面子はまだ見学をしているようで、戻ってこない。すると、先ほどの運ちゃんが!「ここは凄いだろう」と話しかけてきた。あー、杞憂に終わってよかった〜。サングラス外をしたクリッとした目で笑いかけてきて、なかなか素敵な笑顔じゃないか!つーかサングラスかけないほうが似合ってるよ、と心の中で呟く。 帰りの車中も爆睡orz疲れてたのかな・・・。『ランブトリ通り』で降ろしてもらい1万円を両替して今晩の宿探し。いっその事『ビエンタイ・ホテル』とか『ロイヤル・ホテル』でお高く決めてみようか、思ったが歩いているのはなぜか『カオサン通り』(笑) 結局、4軒くらい回って最初に断った『サワディーバンコクイン』に決定。シングル、ホットシャワー、エアコン、TVで一泊580B。フロントスタッフも清掃のおばちゃん方もいい感じで、1度断ってまた戻ってきたからだろう、顔を覚えていてくれた(笑)ドリンクとビールのそれぞれ1本サービス券をくれて、部屋の清掃が終わるまで中庭でジュース飲みながら休憩。 清掃が終わり部屋の説明をしてもらっていたら、アメニティが多くて感動した(笑)この旅行で泊まった宿で、大した物は無かったからなあ・・・。 気になった『プラトゥーナーム市場』へ行くことにする・・・歩いて。 1時間くらいのんびり歩いていると、『ジムトンプソンの家』の案内表示を発見。あまり興味が無いけどせっかくだし、ということで歩いてきた道を左に折れ細い道を進み、突き当たり手前に左側に見えた。 ここは、タイシルク王として名高いアメリカ人ジムトンプソンが住居としていた家で、現在は博物館として公開されている。OSSの情報将校として第2次大戦からタイに派遣され、その後もタイに残る。シルクに興味を持ち始め成功を収める・・・がマレーシアの『キャメロン高原』で休暇中に、謎の失踪、未だに手掛かりがないまま行方不明、というミステリアスな人物の家。 <ジムトンプソンの家> 敷地内は撮影可だが、家の内部は撮影不可。高いなあ、と思いながら100Bを払い、特定の時間になれば日本語で家の内部を案内してくれるらしい。次のガイドは15:40とのことなので少しウロウロする。土産物屋に行ったが何とも買う気になれない。貧乏性が板に付いてしまったのかな(笑)な、なんか自分が場違いなところにいる気がしてきたよ!そう思えてしまうくらいちょっと高級感漂う。土産物屋の2階はジムトンプソンのフィルムやちょっとしたギャラリーになっていて現代アートを思わせる作りだった。 そうこうしている内に時間が来たので足を運ぶと、自分を含めて日本人8人のジムトンプソン家巡りになった。内部は彼が熱心に周辺諸国から収集した建具や調度品、陶磁器、仏像、絵画などなど、シャレにならない数の貴重な品々が展示されている。 ガイドさんは日本語で展示品を説明しつつ、時折クイズを投げかけてくるので面白い。今回初の日本語ガイド見学(笑)で、ガイドの可愛らしいお姉さんは声が小さく聴き取り難いところもあったけど、丁寧な対応で十分カバーしていたんじゃないかと。 ガイドは30分くらいで終わり、その後は自由に見て回ることができる。見学した人はガイドお姉さんお手製の折り紙をもらえるようだったけど、そんなことは知らずにガイドが終わったらサッサと建物周辺見学に行ってしまった。で、見学しているところに先程のガイドお姉さんが寄って来て、折り紙を差し出して「これが何か判りますか?」と訊いてきたので・・・え・・・っと「象?」と答えると「ここに来てくれたお礼です、私が折りました」とのこと。 <象の折り紙> これをもらった時は心憎いサービスで嬉しかったなあ。また来たくなるような対応だったので、博物館見学&サービス精神から100B以上の価値はあるかと。次回訪れた時はまた同じ人にガイドを頼みたい・・・名前忘れたけど(汗)ここはバンコクの喧騒から離れてちょっとしたリゾート気分を味わえるところだろうか。 『ジムトンプソンの家』を後にして、進むとサヤームスクエア周辺に出る。今までとは打って変わって、近代的で見た感じ高級そうなデパートが数多く並んでいる。って、ドアマンもいるし!すげー・・・でも興味無いのでスルー。目指すはゴミゴミした『プラトゥーナーム市場』。喉が渇いたので屋台でタピオカ入りミルクティー(10B)を買う。うめー。 左手にデパートが立ち並ぶ大通りを歩いていると、左に広場が見えてきたので左折。 環境破壊についてのイベントだろうか、世界各国で進んでいる環境破壊の写真が展示されている。 広場を突っ切り、運河を渡ると見えてきました『プラトゥーナーム市場』。“プラトゥーナーム”とは“水門”という意味を持ち、近くの運河に水門があったことから市民の間でこの一帯をそう呼ぶようになったらしい。歩道の両側に店が立ち並び、平日だというのに人でごった返している。一歩奥に入ると方向感覚を失うくらい路地アーケードが迷路のように複雑に入り組んでいるから、ある意味恐怖地帯(笑) 売っているものは土産物も多いが、ほとんどが衣料品。量はあるのだが目ぼしい物は無いなあ。ていうか帽子を探しているんだけど、帽子を売っている店自体があまり見つからない。目が回るくらい店があるのに! 北の方へ進むと『プラトゥーナーム市場』と道を挟んだ向かいには、これまた店がひしめき合うように入っているデパート。ちょっとボロっちいけど雰囲気だけど、気になったシャツを発見。150Bか・・・保留だな。結局、『プラトゥーナーム市場』で250Bのナーガの仏像を180Bで購入。 お腹が空いてきたので時計を見るとそろそろ夕飯か?と思えるような時間になっていた。途中で伊勢丹を発見したのでバンコクの伊勢丹はどんなだ?ということで用を足すついでに入ってみる・・・どこも変わらんなあ(笑)あ、ちなみにこの日はジーパンではないので膝まで捲り上げてないです。 旅行最終日の夜ということで、少し贅沢にタイスキを食べることにする。『MK』というファーストフード店ぽいところで店員に相談しながら注文。色々と注文をしたらけっこうな量に(汗)ビールと合わせて381B!1食でこの値段はやりすぎた感があるなあ。・・・完食したけど。 <タイスキ> 具を鍋に入れて食べるだけ。別に形式が決まっているわけでもなんでもなく手軽に味わえる料理。手軽というだけあって学生がいた。この学生たちはリッチマンなんじゃないか?もしかして。店は後から後から人が入ってきて繁盛しているみたい。 お腹一杯だが、『迷い方』を見て気になった店が『MK』から近いということで間髪入れずに行く!着いた店はマンゴーのデザート専門店で年中マンゴーのデザートが食べられるという『マンゴー・タンゴ』。ガラス張りになっていて、ポップでモダンな店内で若者向けといった感じだろうか。この時は客はそれほど居らず余裕で座れた。 で、注文したのは店名と同じマンゴータンゴ(100B)。アイス、プリン、フレッシュマンゴーの3セット。濃厚だけど甘すぎないから食べやすく、美味しい。 <マンゴータンゴ> 食後のデザートに満足!・・・男ですけど何か? 21時頃『カオサン通り』に戻り、今日1日歩きまくってクタクタの足を癒そう!と思い、宿近くに1階がマッサージ、ネット環境、フロントとなっていて2階から上が部屋になっている宿がある。そこのマッサージ屋で30分の『フットマッサージ』(120B)をしてもらった。 「そーいえば今日は1日中スポーツサンダルで歩いたから足の裏は汚いだろうなあ、汚くてごめん」と心の中で謝りながらマッサージを受ける。人柄が良く雰囲気は良かったのだが、もう少し強めにほぐして欲しかった。気持ち良かったけど。 22時を回っていたが『カオサン通り』はまだまだ賑やか。この通りが眠りにつくのは朝方なんだろうか。 <カオサン通り> 『プラトゥーナーム市場』で買ったものと同じ仏像があったので、値段を見たら・・・300B!?気になったシャツの類似品があったが、交渉しても250Bから下がらなかった。やっぱり観光客ばかりが集まる場所だから高いんだろうな。 ・・・で雨が降ってきた。しかもけっこう強めorzまだ宿に戻る気がしなかったのでコーヒー(55B)でも飲む。ちょっと可愛らしくありませんかい(笑)? <コーヒー> 水(6B)を買って宿に戻り、0時頃就寝zzz |
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