四国
2011年 4月〜5月 GW

一日目 二日目 三日目 四日目 五日目

いよいよ待ちに待ったGW!

本当は東北一周を考えていたけど、車中泊できる環境なのか?もうちょっと落ち着いてからの観光でよくね?

て結論に至ったので、またもや西へ。そして辿り着いた旅先が四国

四国で観光という観光をしたことがなかったことと、某巨大掲示板でよく見るノスタルジーな画像に心を奪われたもので。それと4泊5日なら四国を一周するには適当な距離なんじゃなかろうか、と思ったもので。

出発日となる4月29日(木)。

去年の山陰山陽の教訓を活かして、会社は午後半休。これから旅行だぜ!てテンション高い状態で、3度も渋滞に嵌るのはもう懲り懲り。

周りがまだ働いているというのに一足早く自由となったこの開放感!会社を出た途端に、自分でも分るくらいニヤニヤが止まらなかったからさぞかし怪しい人に見られただろう………気にしないけどさ!

自室に着き車中泊の準備をして、ゴキ対策をして、洗濯物をしたりと何だかんだで17時半出発!

渋滞に嵌ることなく、目の前に迫る位の迫力ある富士山「でけええええええええ!」て感動しながら順調に高速道路を走らせる。国内旅行といえば大抵は夜出発だったので、夕方に見る高速からの様々な景色はかなり新鮮に映った。

と車を走らせているところに異変に気付く。

………

………………

あれ?ナビさんがうんともすんとも仰らないのですが………これは一体。

ていうかフリーズしてね?(笑)静岡県に入っているはずなのに、ナビ上では未だに海老名

なんだこれギャグかよゲラゲラ………なんて余裕こいていたのは僅かな時間。

おいおい。何をしても画面が全く変わらないんですけど。この旅行はもしかしてナビ無しで行けってことなのか?ナビに思いっきり依存してる身としてはこれはかなり痛い!ていうかどうしよおおおおおお!

まあ落ち着けオレ。こういうときはあれだ。とりあえずPASAでエンジンを止めて、もう一度動かしてみればいいんじゃね?PCのフリーズしたら再起動!て感じだ………根本的な解決になってないけど。

富士川SAに寄り、エンジンを止めて再び始動!

………

………………

ナビ復活!

ああああああぁぁぁ、とりあえず一安心。

「まあ、きっとこの先もフリーズしたりするんだろうなあ」

という嫌な予感を覚えつつ、小休憩を入れて再び出発。

ナビ通りに進み吹田SAで仮眠………そう。吹田SAにいる時点でとんだ間違いをしてしまったことに、1日目の夜になって気が付く。

30分のつもりが気付いたら1時間寝ていたという罠!起きた時はけっこう焦りました(笑)

とはいえ、第一目標の山越うどんの開店は9時とのことで、ナビによれば夜中の3時にご到着になるらしい。30分多く寝ても大して影響がなかったり。

進んでいると不思議なくらいに料金所を潜っている。おいおい。ネットで調べたとおりホントに3300円に納まるのかよ。

てこれから神戸淡路鳴門自動車道を通らなきゃならないのに、高速料金が既に4000円近いんですけどwwwどこで間違えたんだオレwww

ちなみに今の住まいから神戸淡路鳴門自動車道に乗るまで、ナビは2回フリーズしました。どうなってんだこれ(笑)

そしてついに本土からの脱出!只今、明石海峡大橋を走行中!そして淡路島から明りが見える!暗くて旅情も何もあったもんじゃないけどな!くそっ!

それにしても走行車両は少ないながらも、皆さんスピード狂なんですね。ガンガン飛ばしまくってる。

お次は大鳴門橋!こちらもサッパリ分りません!ていうかアッという間の淡路島であった(汗)

大した感動もなく四国上陸!ついにきたぞ!

渋滞に1度も嵌らなかったという奇跡があったため、ほぼナビどおりの時刻。周囲はまだまだ真っ暗なため高松自動車道津田の松原SAで長めの仮眠を取ることに。

2〜3時間寝て、6時起床。外はだいぶ明るくなっていて、人も車も多い。給油して再び出発。目指せ山越うどん

結局、高速料金は5000円弱3300円とは一体なんだったのか………。これは後々分ることに。

のんびり走らせ7時半に山越うどん到着。あれ?すでに車が何台も止まってるんだけど!?有名店でGWということもあって早朝から訪れる人が多いらしい。っていうか車じゃないと絶対無理だろここ。場所が辺鄙すぎる。

開店は9時。8時過ぎに店に行けばいいかと思い、仮眠を取ろうとする………おいおい。開店時間はまだまだなのにどうして店に向かう人がいるんだ?

不安になり、散歩がてら覗いてみる…こと………に…………………………orz

もう15人くらい店の前に並んでる!まじかよ。仕方ないのでこのまま並ぶことに。これあと1時間近くも並ぶ羽目になるのか?晴れているとはいえ、風が吹くと寒い。

何気無しに振り返ってみると………更に列が伸びてる!これは早朝に来て正解だった。

9時まで何して過ごすか、と思案しているとGWだからなのか8時過ぎに開店した!これは助かった。

まずは店に入り注文 → うどんを受け取ったら好みでトッピングを取る → 纏めて会計

こういう流れだった。

オレはお腹が空いていたのでかまたまやま(大)(350円)でトッピングなし。

釜玉専用の醤油をかけて早速外で頂く。もちもちしてと絡み美味しい。確か大で2玉。個人的にはこれで正解だった。小だと物足りないかなあ。それに今回の旅行は食べ歩きってわけでもないので。

食べる場所は随分と開放感がある。屋根もあるし天気悪くてもアリだな………でも冬はどうしてるんですかね?

食器を返して駐車場に向かうと長蛇の列。駐車場はかなり多くの台数が止められるのに満車状態。改めてこの店の人気を知ることとなった。まだ9時にもなって無いけどさ!うどんにここまで並ぶってどうなってんだよ(笑)

次は金刀比羅宮を目指す。ネットで調べると駐車場料金が高い印象だったので、最寄りの琴平駅から2駅ほど離れた金蔵寺駅がある。そこから少し離れたうどん屋に駐車。昼はこのうどん屋で食べるつもりだから止めさせてください。と心の中で呟く。

金蔵寺駅は無人駅。この無人駅からJR土讃線を利用する。

なあーんかのんびりしていいわ。電車の本数は少ないものの、この旅行に支障が出るほどではないようで一安心。で、ホームで待っていると地元の高校生だか中学生だかが向かいのホームで切符買ってた。

あ………あぶねえ。無賃乗車になるところだったぜえ。琴平駅まで190円。往復でも駐車料金より安いし、少しでも電車に乗って旅情ってやつを味わいたいんで後悔はしてない(笑)10分ほどして電車到着。ホームと電車の段差がけっこうあるなこれ。年配の人は大丈夫なのか?

外を眺めていると、本数が少ないことに納得。駅間の線路が1つしか無いじゃん!それに利用者が少ないか。

次の駅となる善通寺駅を見ると………駅前に無料駐車場があった(´・ω・`)

10分も経たないうちに目的の琴平駅に到着。駅で観光マップをゲット。駅前にはシゴハチと呼ばれるC58蒸気機関車動輪鏡獅子像

駅真正面は左右に灯篭が並んでいる。駅舎も若干古びた感じがあって雰囲気は嫌いじゃない。

金刀比羅宮へ向かっていると右に広場があり、その奥に大きな灯篭、高燈籠がお目見え。高さ27メートルの日本一の灯篭。中へと続く階段があるけど、その階段まで柵があって辿り着けないんですけど(笑)

その灯篭から更に進むと、ようやく観光地らしく左右に店がひしめき合っている通りに出る。

GWだってのにどこぞの学生なのかわからないけど、キャッキャウフフの団体さんとかち合うはめにorzせっかくのGWなんだから学校行事は休んでればいいと思います。

いつのまにやら参道に入ってしまったようだけど、目の前にあるのは先の見えな石段。これを上れってか。いい運動になりそうだ(笑)

石段をえっちらおっちら上っていくと左手になにやら広場がある。

手前にが!いや、作りもんだけど。その奥にはと………巨大なプロペラが!なんでも造船会社が奉納したものらしい。

参道から右を向くと、厩並みに妙な人だかりができている。なんだあ?と不思議に思って足を向けてみると、なかなか不似合いな銅像が。こんぴら狗というらしい。昔は犬に代参させていたこともあったそうで。うーん、代参てご利益あるんだろうか?

銅の鳥居をくぐると右手に書院。内部を見学するには料金が掛かるようなので、貧乏旅行大好き人間としてはスルー。ていうかそれほど興味なかったり。

緩やかな参道を上っていくと、再び!?先ほどのとは違い中には本物の馬ではなく、木像の馬。ていうか皆さんガンガンスルーしていくんだな(笑)

その木像馬のの脇には神椿というなんとも不釣合いな資生堂レストラン

先に進むと、ドーンと大きな社。もうこれが本宮でいいんじゃないか?てくらいの迫力。旭社金刀比羅宮最大の木造建築で、過去には本宮と見誤りここで引き返してしまった人がいるとか………。

参道に沿って進むと日陰が多い箇所に入る。天気が良く、石段を上るだけとはいえ、ある程度身体を動かしているので暑い。そんな中での日陰の参道なので、心地良さといったらもうね。

なあんて思ったのも束の間。ここから本宮までの石段が素晴らしいくらいの急勾配。そろそろ足が痙攣してくるぞ、おい!

といいつつ上りきると、目の前に本宮が見える広場。この金刀比羅宮本宮の祭神は大物主神

左に目を向けると神楽殿や本宮から伸びている南渡殿。その先には三穂津姫の社。この祭神は大物主神の后である三穂津姫神

さらにその隣の絵馬殿には舟が祀られたりと凄いことに。つーかこの絵馬殿は天井にもぎっしり航海の安全を祈願した絵馬が奉納されている。

先ほどの位置へ戻り、今度は右に足を進めると、眼下に讃岐平野が広がりをみせる素晴らしい展望。まあ、どこに何があるのかサッパリ分らないんだけど。

時計を見ると、オレの目が節穴でなければそれほど時間が経っているようには見えない。駅で貰った観光マップによると本宮から片道20分くらいで奥社までいけるらしい。

数秒悩んだ末、時間あるし参拝してみるか。

という結論に達したため、本宮で引き返す当初の予定を変更して、奥社まで進むことに。

本宮の脇から行けるのだが………途端に人が少なくなるな(笑)先ほどまでの喧騒とは何だったのか。先ほどとは打って変わって、人のなさと森林の中を伸びる参道を上る。多少涼しくなっても汗ばむことには変わり無い。

本宮から割とすぐに見えてくるのは、歴史のありそうな古くこじんまりとした常盤神社。そしてそこから少し上ると見えてくるのは、鮮やかな朱色が目を引く白峰神社崇徳天皇と縁のある神社だそうで。

菅原神社を越えた後はなかなか長い参道で。そろそろ着くだろう!て思っているとまだ続く参道!

ひーこらしながら上って漸く到着。

御祭神は嚴魂(いずたま)彦命である巌魂神社。これが奥社とも言われている神社。参道の石段がこの奥社まで1368段もあったらしい………すまん!これが凄い数字なのかどうかオレにはよく分らない。ただ、膝がプルプルきたのは確か(笑)

運動不足だろうなあ、やっぱり。あー疲れた。

ここからも素晴らしい眺望だけど、遮る物が無い本宮からの眺めのほうがいいと思う(おい)

参拝者は数えるくらいしかいなかったかな。オレも時間がなかったらここまで来なかったけど、奥社まで参拝してよかった気がする。

そして左を見ると「左 烏天狗 右 天狗」なんて板が。

………は?

岩壁の上をよく見ると………なるほど。確かに立て板の通り烏天狗天狗の顔がある。

Tシャツ1枚で涼んでいると、流石に寒くなってくる。休憩したし、奥社にも辿り着いたしということで戻ることに。

うーん、帰りはホイホイと下りられるこの爽快感(笑)転ばないように気をつけたけど、やっぱり下りは楽だわ。そういえば籠で上って参拝する人はいなかったなあ。一人くらい見かけても良さそうなものだったけど、タイミングが合わなかっただけかな?

アッという間に土産物屋と有料駐車場がひしめき合う通りへ。気になるものがあったのでJR駅とは反対方向に歩き出す。

!ここにあったのか!

ネットで駐車場を探して安いと思った米屋の駐車場(1回500円)を発見。駅から金刀比羅宮へ道なりに歩き、右に曲がると金刀比羅宮へ続く参道、これを無視してまっすぐ進むとある。

その米屋を更に進むと………出ました。お目当ての観光名所。鞘橋!見事な曲線美ですなあ。のどかな風景にマッチする。

本当なら愛媛県屋根付橋を見たかったけど、時間的にアウトてことでこの鞘橋で我慢するか。残念なことにこの鞘橋神事専用らしく渡ることが出来なかったorz

行きとは違った道を選び、いい感じで寂れた商店街から琴平駅へ。

切符(190円)を買い、タイミングよく来た電車に乗り込み再び金蔵寺駅へ。

昼時ということもあってお腹が空いてきた。車を止めてある長田in香の香で昼食………うーん、それなりに有名店なのだろうか、ここでも15人くらいの列が出来ている。それでも回転が早いためかそれほど待つことなく釜揚げ(小)(250円)を注文。暑かったから冷たいのを食べたかったけど、せっかくここまで来たんだから名物を食べねば!という妙な使命感から熱い釜揚げにした次第でございます………。

山越うどんと違いその場でうどんを受け取る訳ではないようだ。

店内は満席状態。昼時だから仕方ないとはいえ………どうしよう!

見回すとテラスというか山越うどん同様、外で食べられる場所があるようなのでそっちに移動。会計の時に受け取った札の番号をそこいらにいる店員に言って外で待機。外で食べる人には持ってきてくれるらしい。

10分くらい待ったところでおばちゃんが持ってきた………山越うどんで食べた物と同じような物かと思っていたけど、全然違うのか。いや違うほうが嬉しいんだけど。

暑い中熱いうどんを食べるというのも、これはこれでありだな。

小を頼んだのであっという間に完食。店も混んでいるし早々に退散。

あー、暑い。めちゃくちゃ快晴だなおい。車に戻りナビを琴弾公園にセット。そこの銭形砂絵を見てみたかったもので。あまり期待はして無いけど(笑)

信号機は無いようで結構あるもんだなあ。と変なところで感心しつつ到着………て、駐車場がえらい混みようだな。

空いたスペースにすかさず駐車して、銭形砂絵を見下ろせる場所に移動する。その辺にある案内図を頼りに進むと………また上るのか(汗)金刀比羅宮といい、銭形砂絵を見るためといい、この日はよく上る。

車でも行けるようだが、道幅が1台分。瞬時に伊豆の天城トンネルを思い出したオレは却下。歩いて行ったところでそう大して時間も掛からないだろうと思ったし。

案の定、15分もかからずに銭形砂絵を見下ろせる場所に到着。

けっこう人がいることに驚いたり。おまけに車で来る人もけっこういるようで駐車場は満車状態。ていうかこの道は一方通行だったのか。対向車が来るような心配するような道じゃなかったんだ(笑)

それでは早速………おおおぉ。

巨大な銭形砂絵が眼下に広がる光景は期待していなかっただけにガッカリ度が殆どなかったよ!オレの心はほぼ無傷(笑)

カメラマンがいるってことはやっぱりそれなりに有名なんだろうか。それとここは夕陽を綺麗に拝めることが出来るようだ。とはいえ、さすがに昼過ぎたばかりの時間から夕陽を待つほど暇じゃないというか、時間はないので暫し眺めて撤収。

ちなみに銭形砂絵の中の文字はこれ。ちなみにちなみにこの画像はトイレの入口あったものだったり(笑)

さて車に戻り、この後はどうするか考える。

………

………………

マジでどうしよう(笑)当初の予定としてはこの後は日帰り入浴をして今宵の寝床となる道の駅へ移動して終わり。

が。

まだ13時半

………………ちょっと前倒しして、2日目に訪れる予定だった道後温泉に行ってしまうか!

ナビで調べると17時過ぎに到着するらしいので、暗くなった道後温泉を歩くのも悪くないか、と思い直して急遽変更。

というけで………以上!香川終了!

山陰山陽旅行鳥取県並の早さだったな、香川は。

車を走らせていると、「そういえば大して寝てないのに眠気が来ないなwww」と余裕こいてたら突然眠気が襲ってきたのでコンビニに避難。30分ほど仮眠。窓を開けて寝ないと暑くて敵わない、それくらいの陽射しと気温だった。

長時間運転していると相変わらずフリーズするナビと共にほぼ予想通りの時刻に道後温泉到着。

………

………………

駐車場が満車\(^o^)/

これだけ混んでいるというのは連休で、しかも風呂に入るいい時間帯だからなのかorz

道後温泉本館を横目に駐車場を求めて彷徨うと………

駐車場無料の文字が!マジ!?

嬉々としながら看板に誘導されるワタクシ。なにやら随分と奥のほうに誘導されて、辿り着いたのはどこぞの山………とまでは言わないけど、高台。有名観光地だというのに駐車場が無料とは随分良心的だ。

で、ここはどこ?………あ、ユースホステル発見。って今はそんなことはどうでもいい。

駐車場に観光マップがあったのですかさずゲット。道後温泉本館での日帰り入浴が目的なので準備をして歩く。

ちなみにこの駐車場はGWだけの臨時駐車場らしく期間限定のようだ。駐車できたことはラッキーだったし、なにより無料ってことが素晴らしい!

時計を見ると17時半。すぐに温泉に入るか、はたまた少しブラブラするか迷う。そんなことを考えながら歩いていると神社発見。伊佐爾波(いさにわ)神社というこの神社は参拝するつもりだったから、そのまま寄ってみる。

つーかなかなか素晴らしい石段だな!「上るのはこれで勘弁してほしいところだ」と思いながら石段を上る。

上りきったところで振り返ると、道後の町並みが広がり日が沈もうとする様はいい景色だ。

こじんまりとした境内には数人の参拝者。ボチボチ暗くなるということで、流石に観光はしなくなる時間か。

堪能したことだし、道後温泉本館を目指すことに………とまた寄り道(笑)

また石段を上る羽目になるのだが、湯神社という不思議と皆さんスルーしてる神社に目が行ったので、参拝してみる。捻くれた性格なので、周りが興味ないものに逆に興味をそそられる!

って、誰もいない!静けさが漂い、それほど広く無い境内。数分で撤収。なんかそそられるものがなかったなorz

観光マップを片手に漸く到着した道後温泉本館

おい。なんだこれ。人多すぎワロタwww

軽くテンパリそうになる長蛇の列!待て!これ日帰り入浴なんだよな?

ええええええぇぇぇ、本館で入浴するのやめようか………でもせっかくここまで来たんだしなあ。

逡巡しているところに本館の店員らしき人がいたので聞いてみると、

長蛇の列は日帰り入浴+休憩室利用の列らしく、日帰り入浴のみだったら並ばなくても大丈夫

らしい。確かに入浴のみは列が出来ておらず、ストレスなく進んでいるように見える。しかし、本来の計画としてはこの長蛇の列の先にある、入浴+休憩室の利用でのんびりするつもりだったんだけど(´・ω・`)

もしかしたら1時間以上待つかもしれないといわれたので、入浴のみに変更。

まあ、仕方ないかあ。

そんな訳で神の湯(400円)利用で記念にとタオルを購入(200円)。有名な温泉施設とはいえタオルを買うなんて前代未聞だわ(笑)

せっかくなので内部の写真を取りたかったけど、一部を覗いて撮影禁止のようだ。

肝心の温泉はというと、人が多い割には更衣室は広く浴場は2箇所あるので不快な思いはしなかった。作りはなんとなくノスタルジックな印象。

ただ、ここは石鹸・シャンプーなどは置いてないので、持参か入口で買うしかない。

休憩室は残念な結果になってしまったが、もう一つの目的である夏目漱石ゆかりの坊っちゃんの間は見ておきたい。

店員に聞いて場所を教えてもらうついでに、写真撮影のことを聞くと坊っちゃんの間は大丈夫とのことだった。

狭い階段を上ったところに門番の如く立っている店員に半券を見せ、3階に上り狭い通路を進んだ先が目的の部屋。

………

………………

うん。まあこんなもんだよね。

狭い部屋に漱石の胸像や、写真が飾られている。胡坐かいてのんびりしたいけど、人が後から後から入ってくるので落ち着かない。

ただ、風呂上りで夕方ということもあってか、風が心地いい。雰囲気は悪くないんだけど人が多すぎた。

坊っちゃんの間も見学できたので、そろそろ外へ。

ここは連休中に来る場所じゃないと悟った(笑)………いやまじで。

本館の向かいにある店に数人集まってる。何かと思い覗いてみると谷本蒲鉾店という店で単品からアツアツの物を食べれるらしい。

愛知県の名産品であるじゃこ天(200円)を発見したので、早速突入。

注文してから調理をし始めるようなので、少々時間が掛かるが目の前に来たのは揚げたてのじゃこ天。味もしっかりあって美味しかった。お酒のつまみにぴったりだなあ。この後、運転しなければならないのが悔やまれる………。

その後、商店街をブラブラしてると、椿の湯が現れる。外観は随分と綺麗に見える。入浴料は本館より安いようだし、浴場は本館の浴場を模した形らしい。次ぎ訪れる機会があれば入ってみたい。

更に奥に行くと………キャバクラ?なんとも観光地に不釣合いな一角があって思わず笑ってしまった。

道後温泉駅前まで行き商店街を抜けたところで、左のほうでガヤガヤしている。

「?」

時計塔の前に制服を着たおじいちゃんが………ああ、思い出したそういえばカラクリ時計なんてものもあったんだっけ。

1時間ごとにカラクリが動き出すようで、時計を見るとタイミングが良かったようでそろそろ19時になる。なるほど。人垣ができる訳だ。

19時になると時計塔が伸び、このままロボットに変形するんじゃなかろうか、と思うくらい(笑)そして中から『坊っちゃん』の登場人物が出てきて踊りだす。

それに合わせておじいちゃんの説明と古めかしい音楽。観てて面白かった。一通り終わり元の形に戻ったカラクリ時計だが、アンコールみたいな感じでマドンナが再びお目見えとか(笑)こういう再登場の演出って普段もあるのか?

何となく得した気分になり、せっかくなので駅前に向かう。駅にパラパラと吸い込まれる人。駅から吐き出される人は殆どいない。

そんな、なんともよく分からん寂しさを覚える駅前には坊っちゃん列車松山市街はこれが走ってるんだっけ、そういえば。翌日は松山城を見学する予定だから機会があれば乗ってみるか………機会があればね。

それはそうと腹が減った。

商店街を歩いているとバラで売っている団子発見。坊っちゃん団子銘菓だっけか。バラで売っているようなので買って店の前で立ち食い(100円)。予想はしてたけど、ってよりを練ったものだなこれ。甘さは控えめだけど和菓子が嫌いな人には厳しいかもしれない。

ちなみにこの店は作っている工程が見れ、店の人曰く「店によって味が違うから食べ比べるのも面白いよ」とのことだった。オレが坊っちゃん団子を食べたのはこの店のみだったけど(笑)

夕飯でも、と彷徨っていたら本館前に到着(笑)

夕飯も気になるが、銘菓も気になる。去年の松江の時のように和菓子を買ってみますか。ということで本館前にある一六本舗という店で一六タルトしょうゆ餅坂の上の雲など目に付いたものを購入。1個100円くらいだったのでいろいろな種類を食べれるのは素晴らしい。ばら売り最高!

最高なのはいいけど腹が減った。しかし、連休ということもあって彷徨っても人が多く、どの店も待ち状態。

車中泊場所は決めているので、その途中にでも寄るか。

という結論になり、道後温泉を後にする。駐車場に戻ると随分車も減っている。つーか、この駐車場てもしかして24時間オープン?

ここに車中泊して松山市街へは路面電車を利用して………待て。早まるな。

飯は?そろそろ尽きそうなガソリンは?松山市街からまたここへ戻ってくるの面倒臭くね?

と疑問がポンポン出てきたので当初の予定通り道の駅へ。

思っていた以上に栄えている松山に驚きながら(失礼)、夜の松山を走り抜け………ガソスタ発見。しかもリッター139円!?マジで!

嬉々としながらクレジットカードを挿入………さて、これが悲劇の始まりである。

139円ということで、こんな安いガソスタは当分なさそうだ、という結論に達し、しばらく実行してなかったガソリンを満タンに。

満タンに満足し、先を急ぐ。その後、事件にテンパル自分。それは3日目のことでまだ先の話である………(´・ω・`)

目指す道の駅 風早の郷風和里松山市街地から約30分車を走らせたところにある。

車の食事は済んだが、人間様であるオレの食事が未だに済んでない。「これだ!」て店が見当たらないというか、興味が惹かれないというか。

走らせているとスーパーを発見。

あ、ここでいいんじゃね?

スーパーコンビニは地元と地方では陳列されてる商品の違いがあったりするので面白い。今宵の夜食決定だったり。

………

………………

ない。

ぜんっぜんない!物が無い!20時を過ぎ客もまばらなスーパーに寄るも惣菜や弁当が殆ど残ってない!

これは大きな誤算だったぜえ。

若干、うろたえながらも幾つか購入して道の駅へ。

道の駅 風早の郷風和里は比較的大きい。既に20台近くの車が止まっている。しかもトイレが綺麗!

車を止めて早速夕飯。スカラムーシュに影響されてミニトマトとかwwwまさか旅行先でミニトマトを買うとは思わなかったわ………。

道後温泉一六本舗で買ったのはこれら。

そういえば異様に高くついた高速料金とは一体なんだったのか。持ってきたドライブマップを何気なく見てると………?

………

………………

これか。何でこんな構造にしやがったんだ。

ナビ通りに吹田JCTから吹田SAのほうへ行ったのが間違いだったようだorz

この道から四国へ行くと細々と料金を取られた。

吹田JCT → 神戸JCT → 三木JCT → 垂水JCT

とくれば3300円で済んだようだ。つーか、このドライブマップにも注意として載ってるし。

やっちまった。でも勉強になったからいいか。ということで帰りは安く済む道路を利用する!と意気込む(笑)なんにせよモヤモヤが消えて良かったわ。

ちなみにこの道の駅は海の近くだったりする。大地震が起きて大津波が来たらどこに逃げれば………なんてことを考えながら23時ころ就寝。

 

1日目の大まかな行動は以下の通り。

自室 → 山越うどん → 金刀比羅宮 → 長田in香の香 → 銭形砂絵 → 道後温泉 →
道の駅 風早の郷風和里

一日目 二日目 三日目 四日目 五日目

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