四国
2011年 4月〜5月 GW

一日目 二日目 三日目 四日目 五日目

さて、ついにこの旅最終日。8時頃起床。のんびりとした朝を迎えた。身支度をして、昨晩買っておいたパンジュースを朝食に。

駐車場は観光客と農産品を運んでくる人たちで混み始めている。まだ8時なのに………。時折り弱い雨が降ったりしてたが、すぐに止んでくれた。どうにも不安定な天気模様のようだ。

最後の最後はカラッと気持ちの良い青空の下で旅を締めくくりたいものだけど………無理っぽいなあ。

いつまでも空を眺めていても仕方ないので、移動。市街地を通り抜け香川県方面へ。車を走らせること1時間。

四国八十八箇所霊場の第一番札所・霊山寺(りょうぜんじ)に到着。

第一番札所ですよ第一番。ここから四国八十八箇所巡りが始まる訳ですよ。そのためか、多くの参拝者で賑わっている。駐車場もほぼ満車。

さて、無知なオレは八十八箇所巡りと言っても実はよく分かってなかったりする(汗)そんなんでちょっとしたメモ。

  • 四国八十八箇所四国霊場ともいう。
  • 四国にある88か所空海(弘法大師)ゆかりの札所の総称
  • 一般的に徒歩の場合は40日程度、観光バスや自動車は10日程度。
  • 遍路自体や、札所に参拝したことを“打つ”とも言う。
  • 1度の旅で八十八ヵ所のすべてを廻ることを“通し打ち”
  • 何回かに分けて巡ることを“区切り打ち”
  • 順番どおり廻るのを“順打ち”
  • 逆に廻るのを“逆打ち(さかうち)”
  • 順序を無視して打つことを“乱れ打ち”
  • 八十八箇所全てを廻りきると“結願(けちがん、結願成就)”となる
  • 仮に一人で四国八十八箇所をめぐっても、同行二人(どうぎょうににん)と言う。
    常に弘法大師と一緒にいる想いで巡礼しているからだそうだ。
  • 札所に着くと、本堂大師堂読経を行い、納札(おさめふだ)を納め、参る

立派な仁王門をくぐると左に縁結びの観音様。右に池。金ぴか小僧たちが揃いも揃って同じ方向に何かを崇めている………観音様

その池の奥に大師堂。参道を挟んだ反対側には、多宝塔

参道を進んだ先に、本堂灯籠が天井から釣り下がっていることもあって、神聖な雰囲気が際立つ。天井には龍。こういうところに描かれていると鳴き龍を連想してしまうな。

そうそう。本堂入り口にはお遍路さんの見本のお姿が………マネキンだけど。この格好で夏にお遍路したら、暑さでへばってしまいそうだな(汗)それとも意外と涼しいのだろうか?

参道の脇には干支の守り本尊などなど。参拝者は大勢いるが、不思議とうるさくなかった。

駐車場に戻り、大師堂の裏にある納経所へ。霊山寺第一番札所ということで、巡礼用品を揃えることが出来る。実際に目にしたお遍路さんは先程見たマネキンのような格好の人もいたけど、もっとラフな格好の人のほうが多かったかな。

オレもいつかは歩いてお遍路したい!ただ、実行する時は何歳になっていることやら(笑)

お次は徳島なんだから、徳島ラーメンてのを食べなきゃだろ!

既に目を付けておいたいのたにへ………と、その前に車にも食事を与えねば。霊山寺へ向かう途中に見つけた安いスタンドへ。

今度はしっかりクレカを抜き取る!もうあんな思いはイヤッ!

そして車が超絶汚い汚車と化してしまっているので、軽く自動洗車。

10時半から開店のいのたにに着いたのは11時少し前。駐車場はかなり埋まっていて、人が店からはみ出てるwww駐車し、列の最後尾へ。それなりに回転が早いため、すぐに店内へ………って、店内でも並んでるよ!

驚きました。昼時にはちょっと早いから大丈夫だと思ったのに、この有様。舐めてました。

券売機で「中肉」「生玉子」(650円)買い、食券を店員に渡す。店の中に入ったら、とりあえず食券を買って、席に着かなくても店員に渡す。客が大勢いるのに店員さんはどの客がどれを注文したのかよく覚えてるもんだわ。

席に通され、お冷とその上に置かれたレンゲが先に登場(笑)ラーメン屋であまり見ない光景。壁には来店した有名人のサインがビッシリ(汗)超々有名店なんだな。程なくして頼んだラーメン登場。

豚骨醤油で見た目ほど味はしょっぱくなく、美味しい。「大肉」にしとくべきだったか、ちょっと物足りない感じ。

まあ、あとはあまり落ち着いて食べることが出来なかったかな。オレの場合は通された席がたまたま良かったけど、席によっては並んで待ってる人が真後ろに居たりするんで(笑)

帰り際に店の写真を撮ったけど、この時は外にはみ出るほど人は並んでなかったなあ。やっぱりタイミングなんですかね。

阿波踊り会館へ当初は寄る予定だったけど、なんかそんな気分でもないんで、スルー。気分屋なもんで(笑)

ではでは、この旅の締めくくりとなる渦潮を観に渦の道へレッツゴー!

流石に有名観光地だけあって混み始めてるな。つーか、交通規制してるんですけどorz

ネットで調べたら確か第3駐車場が無料だった気が………辛うじて止める場所があったので駐車。ここから渦の道とやらまでちょっと距離があるけど、まあ、歩ける距離だろうと高を括る。

15分くらい階段を上り、大鳴門橋架橋記念館エディとかいう建物が見えてくる。が、これは華麗にスルー。目指すは渦の道唯一つ。今度は平坦な道を歩くこと数分、ようやく渦の道が見えてきた。人多そう………ていうか多いよ!

さて、渦潮とやらは干潮満潮に大きく影響されているらしく、更にその干潮満潮時刻の前後1時間なら渦潮がちゃんと見れるようで。

そのためその時間を考慮して、この日は計画的に動いていたりする。満潮時間は夕方なので、却下。もう一方の干潮時間は11:50なのでこちらに合わせるように到着。で、到着したのは正午頃。そして、大鳴門橋の下にくると、その巨大さを実感できる。

なかなかベストな時間じゃなかろうか。道の駅 宍喰温泉で割引チケットをゲットしていたので、400円(←500円)。遊歩道から渦潮を観察する造りになっていて、大鳴門橋の橋桁内に造られた海上遊歩道。車道の更に下に位置する。そのため大型車が通った時は、軽く揺れたり(汗)

通路の所々に床がガラス張りになっていて、海を見下ろせるけど、人が群がる群がる(笑)

周囲の景色を見ると、ポツンと島がある。行ってみてええええ!しかも灯台(鳴門飛島灯台)も。

足を進めていくと………更に人が!もうやめて!

遊歩道の終着点が、渦潮を良く見れるポイントっぽい。

渦潮を見るには、なにも渦の道からだけではない。観潮船からでも見れることが出来るので、迫力としては観潮船のほうからだろうな。

後は、太陽や月の引力の影響や海底の地形、水位の高低による影響など渦が発生するメカニズムが説明されてたり、大鳴門橋の規模の比較など見ててなかなか面白いものがあった。

見たもん見たし、風がビュウビュウ吹いて寒いし、そろそろ戻る。

ん?

戻る途中に橋の下の岩場でおっさんらしき人が何かやってる。観光客も波打ち際にいる。さらに灯台発見

いや、別に灯台マニアじゃないけど………行くしかないだろこれは!

入口に戻ると………『空の境界』ポスター。気付かなかった。ああ、町興しだかなんだかよく分からないけど、阿波踊りのポスターが『空の境界』『東方Project』の2種類あったんだっけ。

撮ったらぶれてしまったけど(笑

そういえば “アニメといえば徳島!” みたいなイメージを作るためにがんばってるんだっけ?けっこう厳しいと思うけど………うーん、まあ、がんばってください。

渦の道を出て、更に奥へ行く。その先には土産物屋が並び、観光客が非常に多い。千畳敷展望台とかいうところで、それなりの景色が楽しめる。残念なのは、この時、靄がかかってしまって淡路島やら周囲の景色が鮮明に遠くまで見渡せなかったんだよなあ。

先ほどの岩場に下りてみる。先ほど見かけたおじさんはワカメでも取ってんのかな?思っていた以上に遠く離れた場所で作業していたので、確認することが出来なかった。あと、ここの潮流は世界規模のものらしい………よくわからないけど。

千畳敷展望台はたくさん人がいるけど、下の海岸に行くと急に人がいなくなる。そのおかげでゆっくり大鳴門橋を堪能できたけど。

そして………んんん?

………

………………

人だ!

てことで、先程までいた遊歩道が見えたり。

お次は灯台へ。

………

………………

どこから行けばいいんだ。

灯台へと続く道が………なんかホテル(名前忘れた)の駐車場をの奥に道が見える。試しに行くと………これか。

分りづらいわ!

細い道を歩いていくと、突然現れる灯台さん(孫埼灯台)

これまで見た灯台と比べると、ちんまりしてる。それとレンズを見ると………小さっ!

なるほど。室戸岬灯台のレンズが「すげえええ!」ていうのが良く解る比較になった(笑)

もちろん、ここからでも鳴門大橋はよく見える………ていうか、この辺りはどこからでも良く見える。

で、ここらには“海坊主”とか“人魚”といった面白そうな伝説が!

………

………………

………………答えは“クジラ”“ジュゴン”でした、えへへ///

って、なんだこのガッカリ感。伝説みたいな書き方しといて「実は見間違いでした(笑)」とかなんなの?

元来た道を戻って、エディから鳴門大橋を渡る歩道へ。ここからでも良い景色だ。昼も良いけど、夜の姿も見てみたかったかも。

そのまま歩道を渡り、エスカヒル鳴門へ。

ここの中にある有料エスカレーターで展望台までいけるらしいけど………全長68メートルということで大した距離でもないし、お金を出すほどか?

とか冷静になってはいけない。オレは冷静になってしまったので、歩いていくことにする。

エスカヒル鳴門の脇にある遊歩道を上っていくこと10分くらい。まずは目の前の木造の展望台へ。火照った身体を風が冷ましてくれて気持ちが良い。ここら辺はいろんな角度からなる鳴門大橋を観れるので、その変化が面白い。

うーん、流石に13時半頃にもなると渦潮が見えなくなってきてる。

木造展望台の隣に更に高い展望台が。エスカレーターの到着する建物のようだ。

こっちの方が人がいるな。それに広いし。

それにしても………うーん、やっぱり靄がかかってしまっていてなんともいえないな。充分良い景色なんだけど。

この展望台はレストランが併設されている………が、どちらも役割を果たした残骸と化していた。店名が“樹海”には吹いてしまった。

これにて四国一周の観光はお終い!

そろそろ神奈川に戻るとしますかねえ。車に戻り、ナビをセット。行きと違って、帰りはルートを間違えないようにしないと(笑)

そして新事実!新車で買ってから5年は経つマイウイングロードカーナビ経由地点をセットできる!マジかよ!初めて知ったよ!

そんな訳で、指定のJCTをセット。現在16時。到着予定時刻は………ちょうど日付が変わるくらい!素晴らしい!これ全く渋滞が考慮されてない時間だけどね!

ま、深夜3時か4時くらいには着くだろう。そんな軽い気持ちで出発。この時はそう思っていました。

さよなら四国!今度はお遍路さんとして訪れたいです!

渋滞に嵌る前に、本土に渡っておきたい。更に言うなら進めるところまで進んで、ガンガン距離を稼いでおきたい。

なんて意気込みつつ、淡路島からの鳴門大橋を観ておきたかったのに、淡路島南PAを華麗にスルーしてしまった(笑)

っておい。ポツポツ雨が降ってるんだがorz

観光中じゃなくて良かった、と安心してたらすぐ止むとか。なんなんだ一体。

腹が減ったので淡路SAでちょっと休憩。激混み!こいつは予想外だったぜえ。レストランは人がすごいのではいる気がしない。

車中で食べることにして、鯛の押し寿司を買う。人気なのか、ラスト1個だった。値段を忘れてしまったが、それなりの値段だった気がする。肉厚で充分美味しかったけど。

よっし!美味しいもの食べたし!栄養ドリンク飲んだし!あとはひたすら運転あるのみ!

ナビの自動ルートをチェックしつつ標識を確認しながら進。もう誰にも頼らないナビだけに頼らない。本土に入っても渋滞に嵌ることなくスイスイ進む。

お?もしかして夜中に出発しなくても、渋滞に嵌らないとかミラクルが起きる?

若干、浮かれ気味に走らせていると、段々雲行きが怪しくなってくる。

なんか車が多くなってきたな。

………

………………

!!?

京都で大渋滞!!!

ここまで進まない渋滞は、そんなに経験ないなあ(笑)………って、(笑)じゃねえし!

ジリジリ進み、何とか渋滞を抜け出し、快適に車を走らせていたのも束の間、すぐに次の渋滞に嵌る。もう途中から何回渋滞に嵌ったのか数えるのが面倒臭くなったんで数えてないけど、それくらい渋滞に嵌った訳ですよ(´・ω・`)

京都〜名古屋はまさに渋滞地獄だった。流石にこれは不味いと思い、どこぞのSAに避難。駐車場が満車状態だったので、適当に空いたスペースに駐車。

で、高速道路が少し上り坂になっていたので、SAから高速道路の渋滞を確認できたり。

………

………………

うわああああああ!赤いランプがたくさん光ってるよ!しかも全く動いてないよ!!!(画像中央)

そんな状況だったので、仮眠取ったり本読んだりとダラダラすることに。

どれくらいいたのか、車中から確認すると………テールランプが動いてるようにに見える!ステキ!

SAの交通情報を確認しに行くとそれなりに動いているっぽい。これは行っとくしかないだろ!21時のことです。

しかし、世の中はそんなに甘くはなく、再び高速に戻り進んでいるとまたもや渋滞に嵌る。腹を括って、渋滞だろうがなんだろうが行けるところまで行ってやろうじゃないの!

てことで音楽も聞き飽きたので、普段滅多に聴かないドラマCDなんぞ流してみる(笑)

渋滞を抜け出したのは、深夜1時頃。上郷SAで休憩。

………

………………

なにこれ?車内から見たとき、疲れからかオレの目がおかしくなったのかと思った(笑)

いつのまにこんなトリックアートが描かれたんだ。イルカとか白熊とか、見てて面白いですなあ。一瞬疲れを忘れてしまった。

それと売店でメロンパンのアイスという、まあ、だいたい味が想像できてしまうが買うことに………………うむ。予想通りあまり美味しくない(´・ω・`)

ここから一番だるい長距離静岡さんを突破せねば。

仮眠を取って、3時頃再び出発。渋滞に嵌るのは予想していたとはいえ、3時の時点で上郷SA。この時間には横浜に着いているものだとばかり思っていたんだけどなあ。部屋に着くのはいったい何時になるのやらorz

途中、事故車を見かけたりして気を引き締めたり。

そして周囲は………………………明るい!!!

oh………マジか。

海老名SAに着いた頃には、随分と明るくなっちゃって………。

結局、横浜に着いたのは4日の8時。もうヘトヘトですよ。高速料金はやはり3300円!少し遠回りになるが、やっぱり帰りのルートで良かったのか………。

こんな感じであまり宜しくない締めとなった、四国一周車中泊の旅でした。

四国上陸は高校生の修学旅行以来だけど、その頃の記憶は殆どないので、新鮮味溢れる旅だった。それと一歩奥に入ると酷道になる環境は何とかしてほしい。対向車が来ると絶望するわ!天気も微妙だったなあ。夕陽が見れなかったのが心残りの一つ。それなりにのんびり周ったつもりだけど、もう数日はほしかったかも。何度も書いているがいつか必ず四国八十八箇所巡りを徒歩で実行したい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2651キロ(´・ω・`)

………あれ?山陰山陽旅行を超えてる(汗)

 

道の駅 公方の郷なかがわ → 霊山寺 → 渦の道(鳴門公園) → 千畳敷展望台(鳴門公園)
→ 孫埼灯台(鳴門公園) → エスカヒル鳴門(鳴門公園)

おわり

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