南伊豆
2011年 3月
一日目 二日目
さて3月の連休です。久しぶりにどこかへ行きたい!という願望から、青春18きっぷ(11500円)と小田原発の大垣行きのムーンライトながら指定席券(510円)を事前に購入。 あまり公共交通機関で旅行というのをしたことが無い自分としてはかなり楽しみだった。 5日分ある青春18きっぷを全て消費しようと自分なりに立てた計画では………
とまあ、こんな感じ。 更には電車やバスの時間、旅行先の観光名所をどの順で回ったら効率がいいか、などなど。 そして、決行日がいよいよ明日に迫ってきたあああああああ! と心躍る前日の3月11日(金)。東北地方で突如として発生した大災害。 マグニチュード9.0の東北関東大震災 これは日本全国の人々だけでなく世界中の人々が忘れることが無いだろう。それくらいインパクトの強い悲惨な大災害。 地震発生時は会社にいたけど、今まで生きてきた中でこれほど強い揺れを感じたことがあっただろうか、てくらいの大揺れだった。まあ、自分がいたのが古いビルの三階だったということもあって、余計に揺れを感じただけかもしれないけど。 とまあ、そういう訳で東京や神奈川は余震の日が続き案の定、JRは不安定な運行状況。 あー、これは交通機関が麻痺してるだろうから、伊豆へ旅行なんてどう考えても無理だわ。 そういう流れで『伊豆日帰り旅行』却下。 会津若松を調べるとそれほど被害に見舞われていないようだ。これはいけるかもしれない。不安ながらもそう思っていた時期が僕にもありました。 … ……… ……………… が、震災後は毎日なにかしらの異常を来たす福島第一原発。 あちゃー、これは会津若松旅行もダメかも知れんなあ。宿先に確認してみようか………。 そう思っていたところに携帯電話が鳴り出す。 宿泊先「大変申し訳ないのですが、震災によりこの度はキャンセルを…」 とまあ、悪い予想は当たるもので。まあ、余震やら原発やらあるし、そんな中で行こうとしたオレもオレか。自分勝手な考えで済みません。 つーわけで、『会津若松周辺1泊2日旅行』も却下。しかし、せっかくの青春18きっぷデビューなのでオレも諦めが悪いんです。 なら西に行ってみるか。青春18きっぷを調べていると何度か目にした『飯田線』。どうやらこの線は情緒があって非常に良いらしい。 早速調べてみると … ……… ……………… おい。マジか(´・ω・`) JR熱海〜富士が終日運休になってるorz 在来線がこれってことは、臨時運行予定のムーンライトながらなんて既にアウトじゃん。 払い戻しが決定した瞬間であった。 泣く泣く購入したみどりの窓口へ再び足を運び、払い戻しを告げる。そのついでにムーンライトながらの運行状況を聞くと……… みどりの窓口「18日のながらは今のところ運行予定になってます」 えっ? ………てまあ、払い戻してもらった3月16日にはJR熱海〜富士は本数が少ないながらも運行していたので、それを考えるとムーンライトながらが運行するのは当たり前か。 みどりの窓口「払い戻ししますか?それとももう少し待ってみますか?」 と決心が揺らぐようなことをいわれたが、『滋賀県1泊2日旅行』の宿は既にキャンセル済みだし、払い戻してもらうことも決めてたし。またいつ余震で運休になるか分らないし。何より5日分を消費する時間が既に無い予感! という結論に達したので結局、払い戻してもらうことに。 つーことで手数料を取られた。青春18きっぷ(210円)、ムーンライトながら(320円)。 計560円也。 たっっっけええええええええ!ムーンライトながらの手数料が高すぎる(笑) 青春18きっぷ旅行は夏か冬にでもトライしてみますかね。 とはいえ、旅行に行きたい衝動は治まらない!こうなったら意地でも行ってやる! … ……… ……………… ……………………… ……………………………… 長くなりましたが、ようやくここから旅行記本番でございます(笑) つーことで被災地でも無いのに食糧パニックやらガソリンパニックが起こっている神奈川から、当初訪れる予定だった南伊豆へ1泊2日の車中泊を決行することに。北陸方面も考えたけど、ノーマルタイヤで果たして無事に行って帰ってこれるのか!?て不安があったため却下。 こんな時に旅行かよ!不謹慎な! て思われるかもしれないけど、被災地以外の場所でも経済を停滞させてどうするよ?て思ってるんで決行です。 と言っても車中泊&どケチ精神なのでそれほど経済に貢献してないけどな! ガソリンが非常に心配だったけど、ネットの某巨大掲示板を見ると伊豆のほうはガソリンの給油制限があるものの、「渋滞?なにそれおいしいの?」て状態らしい。 この時、マイウイングロードのガソリンは半分より少し少ないくらい。これで果たして伊豆まで行けるだろうか?途中でガソリンが尽きて道路の真ん中で止まったらどうしよう! そんなハラハラしながらのドライブ。まあ、ガソリンがやばくなってきたら途中で引き返せばいいだけだし。 気持ちは完全に旅行モード。そして車内もいつも通り(?)車中泊モードへ。 後部座席と助手席を倒してフラットな状態へ。 そして後部座席と助手席の溝を無くすため、ダンボールを敷く。 その上にマットレスを。 今回は前回のGW山陰山陽のことを教訓にして毛布を2枚!時期が全然違うけどさ。これで耐え忍んでみせる! 1泊分の着替えやらを詰め込み、ポータブルバッテリーを確認! いざ出発! ちなみに3月18日午後10時半のこと。早めに移動して、現地で寝たほうが精神的にのんびりできる気がすると思ったので(笑)それにしても早すぎか? 久しぶりの東名高速道路………今までトラック同士でこんなにカーチェイスしてたっけ?ガンガン飛ばして抜きつ抜かれつの攻防(笑) なんだこれ。 最近、スピード狂にならずにのんびり走ったほうが精神的肉体的に楽だな!てことを知った(遅すぎる)。左か真ん中の車線しか走らなかったな、そういえば。追い越し車線に1度も入らなかった………あれ?今思うと我ながらありえないことだわ(笑) まだ、ある程度余裕はあったが海老名SAに寄って、ガソリンスタンドを見てみると………………長蛇の列wwwクソワロタwwwwwつーか幾ら時間があるオレでもこれは無理www ………これは仕事で給油する人にとっては堪ったもんじゃないな。 沼津ICまでの給油場所は海老名SA以外に足柄SAがある。ついでにこちらにも寄ってみると………………1台も並んで無いんですけど! おいおいマジかよ。どうしてこうなった。ラッキーじゃね?今のうちに給油しとかないとヤバイ予感。ていうかそろそろ日付が変わろうかという時間帯で並んでても数台、これが本来の状態のような気がする。 沼津ICから降りて、目指すは河津駅近辺。途中、24時間のガソリンスタンドを目にするも給油渋滞ゼロ。 半信半疑だったけど某巨大掲示板が役に立つとはね(笑) そしてなぜか利用する気は全くなかった伊豆中央道(200円)を走行!?いつの間にか走ってたんですけど(笑)200円だから別にいいけど、道路がガラガラだし急いでるわけでもないので、この時は利用する価値はなかったかな。 ちなみに料金所は無人でETCではなく現金投入のアナログ(?)だった。 伊豆中央道のお次は修善寺道路なる有料道路があるようなので回避! 3月18日、0時を少し過ぎたところで河津駅到着。 そもそもなぜ河津なのか。 早い時期に桜が見れるらしく、河津桜として有名な名所にもなっている………というのを伊豆旅行のために調べている時に初めて知った(笑) が、見頃はとっくに過ぎているので期待はしてなかったけど。 公式サイトで駐車場をチェック。ピークが過ぎた今でも有料駐車場としてお金が取られてしまうのかどうか調べたかったし、なんだかんだお金を使うことになりそうだから、こういうところは極力押さえて行きたい。そういうわけで、調べておいた無料駐車場へ向かう。結局、分らなかったのは河津桜の見頃を過ぎても有料駐車場はお金を取るのか?それとも駐車場自体なくなるのかな? 歩くことは苦じゃないので少しくらい桜から遠くても問題なし。 ………が、第1候補の河津バガテル公園近くの駐車場があまりにも目当ての桜から遠すぎた。しかも柵があって入れないし(笑) 仕方ないので第2候補の河津浜トンネル近くへ移動する。車中泊なのか分らないが2台車が止まっていた。まあ、人が全く居ないよりはいいかな。 ここに来て漸く落ち着けたので外に出て身体をほぐし、先ほどから妙に明るい月を見るため天を仰ぐ………またスパークした!やっぱり月の撮影は厳しすぎる。これがコンデジの限界か。ハタから見たら全く月に見えないんだが(笑) って、もう寝るか。朝日を見るために5時半起きだしwwwついでにどこが日の出の場所か分らないけどwww そういう訳で早々に寝る。午前1時のことです。 ……… ……さむっ…… ………………………… ……………………寒い……… ………………………………………… ……………………………………………… ちっくしょおおおおおおおお!こんな寒くて熟睡できるかああああああああああ!!! ここにきて冷え性が活発になってくるとはね。勘弁してくれませんか?(´・ω・`) 時計を見ると5時半より少し前だった。 丁度いい、もう起きてしまおう。 外は大分明るくなってきて、水平線が綺麗に赤く染まり始めている。車中泊した場所が良かったようで、どうやら朝日が見れるようだ。 5時45分くらいだったか。黄金色に輝く朝日が海をも染めて現れはじめた。いやー、見事なもんです、はい。旅行初日から見惚れてしまう朝日を拝めるなんて幸先いいや。 幸先はいいけどメチャクチャ寒い。外に晒してる手や顔が寒いつーか痛いつーか。 とりあえず車で移動はせずに歩いて向かうことに。………これがバス停。ハハハッ。バスの運転手はよく分かるなこれで。つーかバスの本数やべえ。 10分くらい歩くと見えてきたのは河津駅。もっとボロっちい小さな駅を期待していたんだけど………綺麗な駅ですね。それと桜が有名なだけあって桜のデザインを前面に出してる。 河津桜が多く咲き誇っているのが川沿いなのでそちらへ。足湯を発見するも、ここにも震災の影響が!輪番停電のため当面は利用できないようだ。この寒さなので利用してみたかったorz 川沿いに出ると………うーん。公式サイトにも載っていたけど、流石に葉が出てしまっていて、お世辞にも綺麗とは言えない有様になってしまっている。 せっかくここまで来たんだし、ということで終着点まで歩くことに。平日だからか人は殆ど居ない。居たとしても年配の方が散歩している程度。こういう人たちのほうが挨拶した時にちゃんと返してくれるんで嬉しいけど。 歩いていると菜の花が河津桜より満開。今が丁度見頃なのか? 橋が何本も架かっているので、橋の真ん中から見渡すと………うん、シーズン中はそれはそれは素晴らしい光景だったに違いない。少し進むと右には………遠くからしか見なかったんだけど、デコポン?とにかく美味しそうな柑橘だった。 さらに進むと左側には有名な童謡が刻まれた石が幾つも並んでいる。懐かしすぎて見入ってしまった。 あー、そういえば朝飯どうしよう。 車のところからなんだかんだ50分ほど歩いて漸くゴール!特に何があるってわけj無いけどね!コンビニくらいあったらいいのに!つーか50分!遠いよ! そして所々に“浜橋から○○Km”と書かれていた。もちろん終着点にもそれはちゃんとある。 浜橋てなんだ? プリントアウトして持ってきた地図を見ると河が流れ出る海のすぐ側の橋らしい。もしかしてこの橋がスタート地点だったのか? てことで車がある方向だし、今度は“浜橋”を目指す………まーた50分歩くのか、と少々うんざりしながら。 運動して無いから丁度いい機会だけどね!でもこの分じゃ翌日筋肉痛だなorz 引き返す時には日もだいぶ昇っていて、随分明るい。近くに小学校や中学校があるのか、登校している子供をちらほら見かける。 あー、朝っぱらからこいつら元気だな。これが若さか………ってこの考えは危険だ(笑) 流石に日も出てきたし歩きっぱなしだから暑くなってきた。さっきまでの寒さが嘘のようだ。後もう少しでゴール、てところで変なオブジェを発見。口のところが欠けてしまったんだろうけど………なんつーか恐怖を感じる(笑) 到着!長かった!空きっ腹に100分の散歩はちょっときつかったです(笑) 車を止めている下に砂浜があるので、そこから車を目指すことに。 見事な快晴!まさに観光日和!うっしゃあああああやる気が出てきたあああああああ! … ……… ……………… ハタと周りを見渡すと、砂浜に下りてのんびりしてるのはオレしか居ない。ってそりゃあ、まだ平日だからみなさん仕事だよね。と優越感に浸ってみるワタクシ(笑) 車に戻り、次は朝風呂にでも入るか。てことで蓮台寺駅方面を目指す。既に目をつけている日帰り入浴施設があるので。 さて蓮台寺駅方面を目指すことはいいのだが、まだ8時にもなっていない。しかも腹が減っては戦が出来ぬ、なのでコンビニのパンで凌ぐ………てこれじゃあいつもの昼と何も変わらないyo! 途中、尾ヶ崎ウイングという見晴らしがいいところがあったので、寄ってみる。………景色が半端無いな。前に遮る物が無いから景観が素晴らしい。 どこも似たような景色になってしまったので、ここの画像は省略。(おい!) さて、景色も堪能したところで、再び温泉を目指す。その名も千人風呂金谷旅館。実はここけっこうTVにも紹介されたことがあるほど有名らしい。 蓮台寺駅からでも歩ける距離にある千人風呂金谷旅館。道路が混んでいなかったため、あっという間に近くまで来てしまった。日帰り入浴は9:00〜22:00となっていたが、現在8時半。念のためこの日は日帰り入浴可能かどうかの連絡を入れる。 すると………「今から入ってもらっても構いませんよ?」 だと!いやっほおおおおおおおおおおおう!自分が思っていた以上に嬉しかったらしい(笑) パッと見、敷居が高そうだなあと思ってしまったが受付のおばさんも感じよくて安心。 外観はいい感じで萎びていて、庭が広い。こんなところにも河津桜。そういえばこの桜が一番綺麗に咲いていた。それとちゃんと駐車場も完備されているので問題なし。 休日は1000円だが平日は700円。 廊下を真っ直ぐ進んだ先に男の脱衣所。途中で右に折れると女の脱衣所となっている。 が、実はここ混浴風呂だったりする。女性専用風呂はあるのだが男性専用風呂がないというなんとも理不尽な造りになっている(笑) 浴場を覗くと幸か不幸か平日ということもあってか誰も居ない。それならそれでということで、オレが居るというのに脱衣所の清掃をしに来たおばちゃんに オレ「誰も居ないから撮ってもいいですか?」 おばちゃん「構わないよ」 との許可が出たのでバシャバシャ撮りまくった(笑) 1番風呂でしかも誰も居ないって素晴らしい!貸切り状態でのんびり湯に浸かることが出来た。そして千人風呂という名だけあって、広いこと広いこと。それと檜の匂いが心安らぐ。 公式サイトに載っている通り泳げる広さ。まあ、実際に平泳ぎしたんですが(笑)めちゃくちゃ気持ちよかったです。 この大浴場以外にも露天風呂があるが、露天風呂へ出る前に右に目をやると扉があって、鍵が閉められている。どうやらここから女性が入ってくるようで、鍵を持っていない男性は女風呂へ移動できない、そんな仕組みっぽい。さて、その露天風呂はというと、こじんまりしていて落ち着く。ちなみに打たせ湯もある。 これで700円は安い。はっきり言ってここはお勧めの温泉。 泳いだためか温泉に浸かりに来たのに疲れた(笑) 着替えようかと脱衣所に入るとおばちゃんが居た。ちょwwwオレ全裸www おばちゃん「まだ誰もいないから、女子風呂も見てみる?」
イ`ヘ どうやらマジなようで。つーことで許可も出たので行きました。禁断の花園、その名も女子風呂(笑) さすがに全裸はどうかと思うので、バスタオル巻いて突入。 … ……… ……………… あれ? 先ほどの浴場より湯気が殆どなくて、景色が鮮明に見えるんだが………これはいったい。 造りは混浴風呂とそう大差ないっぽいかな?流石に大きさは違ってるっぽいけど。 おばちゃんにお礼を言って。そのまま脱衣所で雑談。って、窓が全開でバスタオル1枚の状態で雑談したらオレが風邪引く! もうオレも目の前におばちゃんが居ようが構わなくなった(笑)いや、マジで風邪を引きかねないので服は着たけど。 なにやらおばちゃんの身の上話しに始まり、今度は彼女と来なさいとのこと。彼女がいればな!なんてことを話していたら逆ナンされた(笑)ギャグだろうけどw………ギャグだよね? 休憩室も味があっていい感じ。日帰り入浴客でもこの旅館の雰囲気を堪能できるのはいいことだわ。 とうとう従業員の人以外とは顔を合わせることはなかった。まあ、平日だし震災からそれほど日数が経ってないこともあって、皆さん観光は控えてるんですかね?年配の観光客くらいは居るだろうと思っていたんだけど。 次はあいあい岬なる所を目指す。つーか、“あいあい”てなんぞ?て思いながら………。 今回の旅行ではこのあいあい岬までが遠征。車を走らせていると快晴ということもあって海沿いの見晴らしが良く、海もまた綺麗だ。とはいえ海を眺めていると東北関東大震災の大津波の映像を想起し、複雑な心境になる。 あいあい岬の直前になにやら気になる丘を発見したので、そこに寄る。看板を見るとどうやらここら辺は奥石廊崎というところに当たるらしい。 で目に付いた丘がユウスゲ公園というところのようだ。上っていくと………大小さまざまな岩山や断崖を見下ろすことが出来る、見事な景色が広がっている。ちなみに海沿いで高台ということもあって風がビュービュー吹いている。そのためこの時期は寒い!………て、ベンチで寝てる人いるし!風邪引くなよ。 一際大きな岩山は大根島といって野生のサルが生息しているらしい。あそこまでどうやって行くのか知らないけど。 それと妙な鐘があるんだが、もしかしてここは恋人の聖地なのか?ハハハッ。 この公園から先のほうを見ると、比較的広い駐車場が見えたので、今度はそちらに移動。 そこには白い建物があり土産物屋っぽい店らしいけど………おかしいな。オレの目には『あいあい岬』の文字が見えるんだが。 まさか『あいあい岬』てこの店のことじゃないよね?………ま、まさかね。この時はこの店は改築工事中なのか営業していなかった。 その『あいあい岬』のから先ほどと似たような景色を眺めていると、岩山の隅に砂浜を発見。 妙に気になってしまったので、向かってみることに。方向的にこっちかなあ、て感じで進んだ先は中木海岸というところ。そこの漁港に車を止め暫し散策。それにしてもホントに観光客ゼロだな。 結局、見つからなかったよ!て、なんとなく気になりつつも足を運ばなかった道があったので、もしかしたらその道の先にあったのかもしれない。 で、帰ってきてネットで調べたら、先ほど見えた砂浜はトガイ浜っぽい。どうやら途中で面倒臭くなって(おい!)行かなかった道から行けた可能性大。オレの熱意が足らなかったばかりに辿り着けなかったかあ。次回訪れる機会があったらリベンジするか。それとこの辺りはシュノーケリングが盛んらしい。海綺麗だしねえ。 そういう訳でもと来た道を引き返して、次は石廊崎へ。 駐車場に到着するもここもガラガラ。平日なんだから駐車料金無料にしてくれよ!と心の中で叫びながら500円払う。灯台見るためだけに500円か………ちょっと高いな。 有料駐車場の手前に無料っぽい駐車場があるけど、ここに止めるのは危険だ!とオレの大して役に立たない警戒心がニョキニョキと出た。 どうせあれだろ?ここに止めてもいいけど「向かい側の店で何か買え」てことなんだろ? あーでも冷静に考えると手前の駐車場に止めたほうが安くつくか。ていっても観光客がいないせいか、店が開いてないけどな!更には灯台に伸びているであろう道の店も全部閉まってるとか(笑) 駐車場の受付のおばさんに「灯台はここから歩いて15分くらいだよ」といわれる。 ………上り坂を15分か。運動をして無い身としては結構キツそうだ(笑)急いでいるわけでもないのでのんびり歩き、見下ろすとこれはこれでいい風景。 駐車場の奥に遊覧船乗り場があるけど果たしてこの日は営業していたのかどうか。 今度は前方に廃墟同然と化したジャングルパーク。既に閉園してしまっているため、中に入ることは出来ない。縦看板で“私有地につき立入禁止”みたいな事が書かれているし。こういう退廃した建物を覗いてみたい、という好奇心があったけど止めておく。もう社会人ですから!(笑) もう少し進むと随分と綺麗な鳥居とトイレ。できたばっかりって感じのトイレはいいけど、鳥居は薄汚れて古い味のあるほうが好きだな。 そして漸く見えてきた、石廊崎灯台!コンデジのズームで撮ってもショボ過ぎて全然ダメだった。実際目にすると、小さな真っ白いタイルで隙間なく覆われていて見事なものだった。その手前には指向灯。こちらも灯台同様、真っ白なタイルで埋め尽くされている。 そして漸く海が………うーん、見事な断崖絶壁。これは死ねる(笑) 岬の先にある小さい岩山が終着点らしい。そこへ向かう途中には石室神社。って、これてどうなってんだ?神社に岩が覆い被さって一体化してるんですけど。これまた凄いところにあるものだ。 この神社には“石廊崎権現の帆柱”という江戸時代からの伝説があり、伊豆七不思議のひとつとのこと………今、知ったわ。 そこには神職さんが一人だけしか居なかった。観光客もオレ以外に誰もいなし、神社をバシャバシャ撮れるような雰囲気じゃなかったんで、あまり撮らなかった。 岬の先端にある小さな祠のようなものが熊野神社。先ほどの石室神社とは別物?熊野神社は縁結びとのことなので、別物と考えたほうがいいかも。結ばれている絵馬は石室神社で買うみたいだけど^^; もう一緒の神社でいいんじゃないかな? この岬からの景色は凄い。素晴らしいくらいの水平線と険しい断崖。風があって寒いけど見ていて気持ちのいい風景。 さらに伊豆七島を眺めることが出来る。左から大島、利島、新島、三宅島、式根島、御蔵島、神津島。このときは御蔵島が霞みすぎててよく見えなかった。つーかこういう伊豆七島の表示はよく見かけた。 眺めているとカラフルすぎる遊覧船。果たして観光客が殆ど会って無いけど、遊覧船には乗客がいるのかどうか………。 よし、充分堪能した。それに時間も時間だし腹減った。 帰りに猫発見! は〜〜〜癒される。ていうか猫同士の威嚇の最中にKYなオレが乱入してきたって状況だったりするんだけど………。 今の部屋で飼えるものなら飼いたいけど、1週間近くも空ける時があるからまず無理なんだよなあ(´・ω・`) 後ろ髪を引かれつつ道の駅 開国下田みなとを目指す途中に、あいあい岬へ向かう時にも気になった菜の花畑によって見る。 ていうか、見事な咲きっぷりで菜の花の甘い匂いが漂ってるんですけど(笑)感動ものだなこれ。 見頃が3月下旬までのようだからこの伊豆旅行記をUPする頃には終わっているかもしれない(笑) 寄り道をしてしまったが、相も変わらず空いている道を進み開国下田みなとに到着。海のすぐ側の道の駅だけあって目の前が漁港っぽい。黒船乗り場もここからのようだ。ただ、地震の影響で運航していたかは謎。 別にここで何かを買うわけではなかったけど、とりあえず物色。出来立てホヤホヤなのか綺麗な道の駅。観光協会もあるし店も充実してるし、土産物を買うには困らないかと。車できたら観光前にここに立ち寄って情報収集するのもありかなあと。ただし駅からちょっと遠いので電車で訪れた人は駅前の観光協会へどうぞ(笑) 道の駅側にはモヤイ像………裏側を覗くとペリーなんですけど!渋谷のモヤイ像との違いでした(笑)他にも錨のオブジェはマンホールも………港ですなあ。 とりあえず、ここから歩いて下田駅へ。つーか昼飯探しに散策。ここまで来たら金目鯛を食べたい。ただし刺身で!て考えながらブラブラ歩いて目に付いたなかがわという店へ。 昼時は過ぎていたからだろうか、客が居なかった。 早速、刺身定食(1600円)を注文。ホントは金目鯛は入らないみたいだけど、この日は仕入れていたようで入れてくれた。はああ、これは言ってみるもんだな。ていうか、こっちが1人ていうのもあるんだろうな。 刺身はプリプリして美味しくてご飯が進む。味噌汁もダシが出ていて美味しい。ただ、小皿の料理が思っていた以上にしょっぱかったorz自分自身が濃い味付けを好むほうだけど、これはさすがに塩分効きすぎ。 店を出て下田駅へ足を運んでみる。 あああ、当初の予定ではこの駅からオレは出てくるはずだったんだなあ、と未練タラタラで想像してみる(笑) 駅前はというと港町であり黒船入港場所でもあったため、それを連想させるような景観になってる。駅前に足湯もあったり。寒い日にはちょうどいいかもなあ。 駅前のロータリーを抜けると寝姿山へと続く下田ロープウェイ乗り場。これも目的の一つなので利用する………て、観光客オレだけかよ! 千人風呂金谷旅館でゲットした割引チケットを利用(確か100円引きで900円)してチケット購入。そのまま乗り場となる2階へ行こうとすると、お土産屋のお姉ちゃんに「時間になるまで2階には上がらないで下さい」ていわれた。 10分くらい待って2階へ移動。温泉に続きロープウェイも貸切かよ(笑)………て、あんまり笑える状況じゃないよね、観光地としては。 3分くらいで山頂に到着。一人ロープウェイは宮島以来か。あそこはここよりも2倍くらいの料金だったけど。でも距離は2倍も3倍もあったっけ、そういえば(笑) そもそも寝姿山の由来は、下田市街から見ると女性の寝姿に似ていることからきているようで、ロープウェイの終着点は丁度胸の辺り………エロいっすなあw(おい) 山頂駅の第1展望台からは下田湾が一望でき、裏側へ行くと下田市街が一望できるという最高のロケーション。何度もいうけど、寒いけどね!
早速見学に行こうとすると、 ロープウェイスタッフ「今日は15時で閉めるからね!」 え? 客が来ないんだから17時まで動かしててもしょうがないか。ちなみにこの時13:45。 おいおい。地図を見るとけっこう広そうだけど1時間で見て回れるのか? て不安を抱きながらスタート。まずは黒船見張所跡へ。ここは黒船の警戒に当たる場所で、オブジェのような砲台は実際に米国船に搭載されていたものらしい。 って全然、全く気が付かなかったけど、大砲の奥にある物置みたいな小屋の中は、当時の役人を再現したらしい人形があったんだって!気付くかそんなもん!物置かトイレかと思ってスルーしたわ! お次は第2展望台へ。ここも第1展望台のような風景が広がっている………やべえ、特に書くこと無い(汗) ヒレ長錦鯉もそこそこにとっとと移動………と石割楠という面白いものを発見。 こ…これは………2つの石の間に植えただけなんじゃ………いや、違う!ちゃんと石を割って生えているんだよこの楠は!そうに違いない!よし、次だ! 最後の展望台、第3展望台へ。船の錨のオブジェがあり、「地球が円く見えませんか?」なんてえらくスケールのでかいお言葉が。 しかもアメリカ(ニューヨーク)10,988km?台湾(台北)1,991km!?なんだこれは………下田となんか関係があるのか?ちなみにここからの景色が一番いいと思う。 そろそろゴール地点だろうか?縁結びにご利益があるという愛染堂に到着。色彩が鮮やかで塗り直したばかりなのか?個人的にはこういう鮮やか過ぎるお堂やら寺やら神社には正直テンションが下がる。 脇には寝姿地蔵といわれるお地蔵様が約150体。周囲の木々にはハート型の絵馬。どこもかしこも恋愛恋愛か。なあんて思っていると、風が吹き心地いい音がカラカラ響く。 絵馬が風に揺られて鳴らしている音で、これは意外にも癒された(笑) 愛染堂の脇に更に上る場所があるので行ってみると、ここでも石碑の裏側から下田市街が俯瞰できる。ただ、遮る物が少ない山頂駅からのほうがよく見渡せると思う。 そして寝姿山の観光資源の一つ、蓮杖写真記念館はというと………閉まってた(笑) 以上、寝姿山でした!山頂駅に戻ると、下りのロープウェイは14時半といわれた。思っていたより距離がなく早い時間で回れたので、15分の暇な時間が出来てしまった。 山頂駅の下に迷路を発見したけど、その時14:25。時間が無いから止めといた。「14時半の次の下りは15時」といわれていたので、5分で出れなかったら無駄な時間を過ごしてしまいそうだ、ということで。 下りももちろん貸しきりロープウェイだった。流石にこれ不安になってくる。翌日の土曜日には観光客で賑わっていたのだろうか………。 下田駅すぐ側の観光協会で情報を仕入れて、寄り道しながらペリーロードを目指す。 ではでは宝福寺から。NHK大河ドラマで放送された『龍馬伝』。伊豆にこんなに龍馬縁の地が点在しているとは思ってもいなかった。そんなわけででかでかと、これでもかってくらいの看板。更には木像の龍馬。凄いアピール(笑) ここは総領事ハリスに仕えたお吉の菩提寺なのね。幕末には日米交渉の際の幕府役人の宿舎としても使われたとか。 記念館のほうは入らず、次へ。 道路を挟んだ向かいには吉田松陰と金子重輔が泊った旅館・岡村屋跡。現在はご覧の通り『下田屋旅館』という名で営業。車中泊のワタクシは華麗にスルー。 そのまま大通りを進み、突き当たった先には了仙寺。………て、オレが辿り着いた時には売店の人が片付け始めてるんですけど(笑)観光客が来ないから営業してても仕方ないしね、節電しないとね!て、どんだけエコなんだよ!この時は確か16時前だった気がする。 日米下田条約が締結された場として有名のようだ。あー、もしかしたら中学か高校の時に習ったかもしれないけど、サッパリ記憶に無いな。 5月には境内のアメリカジャスミンが満開になるようで。 そしてどういうわけか………オレは裏から入ってきてしまったらしい!おかしいな………。ということで、後ろに下がりながら撮ってみる(笑) 了仙寺のすぐ近くがペリーロード。了仙寺の参道を出たらそこはもうペリーロードだった。ペリー提督が了仙寺で日米下田条約締結の為に行進した道だそうで。うーん、悪くないな。 ずっと歩きっぱなしだったから、そこら辺で休憩でもしようかと思ったけど、とりあえずペリーロードを端から端まで歩くことに。建物が古ぼけて良い感じだ。 どこ行っても思うけど小路、柳、川て見事なまでにマッチして、のんびりさせる空間を作り上げるなあ………て、トイレが船(笑)そして日常と大砲の融合………どんな世界だ。 ペリーロードって規模が小さいのね。あっという間に終わってしまった(汗)奥のほうに気になる神社があったけど、石段が一部危険らしく参拝できなかったorz なんて歩きながら、休憩することをスッカリ忘れて犬走島を目指す(笑)途中にペリー艦隊来航記念碑。アメリカ海軍から寄贈されたとされる錨。 先ほどまでいた寝姿山を横目に海沿いを進んでいくと海上保安庁の船。いつもご苦労様です。その向こうに見えるのが犬走島。なんでも細長い防波堤を歩いてけるらしいのだが……… … ……… ……………… おい。 どう見てもこれダメじゃん。立入禁止になってるんですけど(笑) ここまで来てダメかあ。これにはガッカリ………………………あれ?ちょっと待て。ネットを見ると防波堤を歩いて犬走島まで行ってる人が多いみたいだけど、これって立入禁止の柵を乗り越えて行ってんの? それとも今回の地震で危険だから立入禁止になったのか? 前者だったらネットで晒してる観光客………\(^o^)/ 見てみたかったけど仕方ない、近くの猫を激写して更に進む。すると………島発見!吊橋もある!こういうのを見るとワクワクしてしまうオレはガキなんだろうか?(笑) つーか犬走島が地震による影響で立入禁止だったら、この雁島も当然立入禁止になってもおかしくないよなあ。てことはやはり前者なんだろうか………。 けっこう揺れる橋を渡り終えると………なんだこりゃ? 金目鯛の魚霊碑なんてものがあった(笑)撮り忘れたけどorz この島には観音様やお地蔵様がある。石室神社らしい………ん?そういえば石廊崎でもあった。規模はこちらのほうが小さいけど。 雁島から犬走島がよく見える………なんだかなあ。 さらに進んでみるとイルカの鳴き声が響き渡っている。下田海中水族館のようだ。営業しているようだけど、駐車場はガラガラ。 ていうかもうこれ以上無理だし!下田海中水族館に寄る気ないし!休憩1度も入れてないし!足が棒だし!日も暮れてきたし!寒いし!なのでここで引き返すことに。振り返ってみるとけっこう歩いてきた。 来た道とは違う道を使って、車に戻ることにする。 安直楼を発見。ここはお吉が開いた小料理屋。このお吉の人生が想像以上に悲劇だと思った。 短い期間ながらもハリスの侍妾となったお吉。それ以降、町人から“唐人”と罵られ、下田へ戻って小料理屋『安直楼』を開くも、酒に溺れて倒産。仕舞いには川へ身を投げ絶命。 車に戻る前に水がなかったことを思い出し、駅前の東急ストアへ方向転換。その途中には下町っぽい銭湯やなまこ壁の家が目に入る。 東急ストアに着くも………神奈川ほどじゃないけど、食料品の棚に空きが目立つ。水2リットルもいらなかったけど、安いし無いよりは安心か、てことで購入。 車に戻る途中に夕飯のための飯屋に目星をつける。………夜は17時からか。 時間も確認したので車へ戻り、あと2箇所気になっているところがあるので、移動する。 乗用車の駐車場が分り辛かったものの到着。 この玉泉寺。ハリスが開いた初代アメリカ総領事館。 境内には○○記念碑てのが幾つかあったけど、中でも………牛乳の碑?は?なんじゃそりゃ。 どうやら初めて牛乳が伝えられ飲まれたことから牛乳の碑なるものがあるらしい。 へ………へー。 その牛関連では領事館の食糧のため、牛がつながれ屠殺された木を屠牛木………日本最初の屠殺場跡らしい。 牛乳牛肉が大好きなワタクシとしては大変貴重で神聖な場所………な訳あるか!思わず笑ってしまったわ!何でもかんでも名所にしてしまうことに恐れ入った(笑) それと記念館は………閉まっていた。そらそうだ。もう17時過ぎてるしねえ。 地図を見ると玉泉寺からもう少し車を走らせると島があるようなので行くことに。 この恵比寿島には雁島より全然丈夫そうな橋が架かっている。それを渡りきると、道が左右に分かれているが、左に行くのは時間的に厳しそうに見えたので、右側の海沿いの遊歩道を少し歩くことにする。 あたりに人がおらず、日も沈みかかっている。 波も若干荒れているように見えた。テレビで見た東北関東大震災の大津波を連想してしまい、沖を見ると水平線が異様に盛り上がっているような錯覚に。更に先を見ると遊歩道に波が届いているので引き返すことに決定。 ヘタレで済みません(笑)………いや、マジで怖かったです。 なんだろう、車に戻ってきた時のこの安心感!鬼ケ城(熊野三山の二日目)の時より怖かったんですけど。テレビで見た東北関東大震災の大津波はインパクト強すぎだわ。 恵比寿島には神社や指向灯がなど見所はあるようだけど、それは次の機会にってことで。 見るもん見たので、とっとと飯食って風呂入って車中泊しますか!と目を付けていた店の周辺に車を止めて向かう途中、市内全域に響き渡る放送が聞こえる。 「輪番停電のお知らせうんたらかんたら18時20分から云々」 … ……… ……………… え?り…輪番停電………だと?このタイミングで?ハハハッワロスw この時18時丁度。
ヾヽ'::::::::::::::::::::::::::'', / 時 .あ ま ヽ … ……… ……………… いや、少し慌てろオレ!!! 若干の焦りを感じながら店に到着。 … ……… ……………… ……………………… ……………………………… ぎゃああああああああああああああああああ!!! 閉まってるうううう!!!しかもシャッターまで閉じてる!!! よおおおしっ!こいつはちょっと予想外の展開だぞおおお。 ちょっとここで整理をしてみる。 どれくらいの規模で停電になるのかサッパリだが、恐らく食事は無理だろう。コンビニは停電どころか品薄状態だから期待はしないほうがいいな。 そして風呂だ。今日は歩き回ったから身体を綺麗サッパリさせたいところだけど、これも期待しないほうがいいだろうな。 なによりガソリンスタンド!これも停電になったら機能しなくなるだろうから、今宵の最終目的地となる道の駅へ行く途中に給油できるスタンドがあったら給油してしまおう。値段関係無しに。 そんな感じで再び車に戻り、ガソリンチェック。1メーターちょい。うーん、何とか持ちそうだけど思いっきり山道なんだよなあ。無茶な運転しなければ大丈夫か?行きと同様エコで行こうエコで(笑) ちなみにここ下田駅から天城越えという道の駅まで行く予定。 車を走らせていると、コンビニは多くの車と人で賑わいを見せており、ガソリンスタンドは停電前に閉店。 /(^o^)\ナンテコッタイ もしかして今日は夕飯、風呂、ガソリンどれもダメってこと!? なんて思いながら走らせていると、河津駅あたりでフッと真っ暗に! これには驚いた。輪番停電未体験者なのでどういう風になるのかサッパリ分らなかったけど、アナウンスがあったとはいえ唐突に消えるんだ。本当に「フッ」て単語が似合う場面だった。車が走ってなかったらゴーストタウンみたいだな。 道の脇に車を止めて、ダメもとで調べていたユースホステルを併営する禅の湯へ電話を掛けてみる。 って、停電してるんだから無理だろwww て思ったら掛かった!?しかも出た!………自家発電でもしてるんですかね。 しかし返ってきた回答は「ダメ」だった。昼間はまだしも、浴場に明かりがないので危険だといわれ、今日はもう営業しません、とのこと。 ですよね〜orz とりあえず天城越えまで走らせ、19時頃到着………あ、1台だけ車が止まってる。仲間仲間^^ どうするか考えて、思い出す。 確か輪番停電て2〜3時間で終わるじゃん。無駄な走行になってしまうが、輪番停電後に更に道を戻れば24時間のガソリンスタンドはあった。せめてガソリンだけでも入れて寝るか。 そういう結論に達したので、22時まで仮眠を取ることに。 寒くて寝れないけどさ! ひもじいよお寒いよおて思っていると、いつの間にか浅い眠りに入ってたり。あー、オレ何だかんだで言ってもどこでも寝れるんだな、てことを再確認(笑) で、時計を見ると20時少し過ぎ。 … ……… ……………… あれ?なんか明るくないか?て、トイレの明りがついてる!公衆電話の明りも!よっしゃああああ!すぐに移動だ! 何だかんだで1時間くらい走らせて給油(2500円分)に成功。………随分戻ったなあ。このまま帰ろうかと思ったのは内緒だ。 天城越えへ行く途中に煌々と明るいコンビニがあったので明りに吸い寄せられる虫の如く寄ってみる。 随分と仲の良い店長とバイト君だ。パンとおにぎりを買い、 オレ「この時間で日帰り入浴できるところって無いですよね?」 無理だろうと思いつつ聞いてみる。すると、 店長「ちょっと待ってて」 え? 親切にも3〜4件の温泉宿に電話を掛けてくれた。ここまでやってもらったことに正直驚いた。 しかも電話の会話が妙にフレンドリー(笑)すげーな。コンビニの店長ってそんなに顔が広いのか? まあ、結局ダメだったんだけどね。それでも探してくれたことには有難かった。 お礼を言って天城越えに戻り、就寝。 随分と長くなってしまったけど、締めが宜しくない1日目の終了。 ………………風呂に入りたかった(´・ω・`) |
一日目 二日目
Travel |