四国
2011年 4月〜5月 GW

一日目 二日目 三日目 四日目 五日目

6時半頃起床。

おいおい。随分とゆっくりしてんじゃねえか。

なんて思われてしまうのも仕方が無い。今回の旅行では朝陽と夕陽は天気の関係上諦めていますんでorzそれに松山城の開門は9時からなので。

で、外は既に明るく、なんか人がたくさん来る。って思ったら道の駅に野菜をお届けする農家の人たちだったり………。朝からご苦労様です。

朝には何でもいいから軽くお腹に入れたほうがいいだろう、と思い昨晩残しておいたミニトマトを食べ尽くす。

ガヤガヤしてるし人も増えてきたしで、準備をして出発。

何だかんだで30分かからずに松山駅前に到着。車をどうしよう!てことでこれまたネットで調べた松山駅前にあるキスケBOXという複合施設の駐車場へ。

施設によって利用時間が変わるけど、スタンプを押してもらえば数時間無料。松山城へは歩くことになるけど、充分歩ける距離だし、問題なし!ホント、ネット様々やで!

何だかんだで7時半。天守閣以外は殆ど時間を気にせず見学できそうなので、ブラブラすることに。

城山公園に入るとNHKさん。松山放送局だかなんだかって中継で見たことある気がする…。更に奥へ進むと三之丸跡という史跡があるようだ。

辿り着いてみると………どこら辺が史跡なのか。単純に工事現場のように見える。

ていうか広い!しかも数個のミニトマトだけでは堪える広さだな!最終的には天守閣を目指すとして、まずはさっきから目に入る二之丸史跡まで目指してみるか。

公園に点々と設置されている案内図に目をやりながら移動。

二之丸史跡はどーんと目の前にあるのに、分かりやすい道が繋がっていない。一旦、公園の外に出ると道を発見。

坂を上り辿り着いた先は二之丸門。重厚で威圧感のある門だ。が、この二之丸門二之丸史跡庭園への門であるようで、時計を見ると門が開くにはまだ早かったようだ。二之丸史跡庭園はお金取られるようだし、さほど興味も湧いていないので開いていてもスルーしてしまうと思うけど(汗)

その脇に道があるので進んでみると、どうやらこの黒門口登城道という道から天守閣へと延びているっぽい。見つけてしまったものは仕方ない!このまま天守閣を目指してやろうじゃないの!腹減ってるけど。

途中、振り返ると先ほどの二之丸史跡庭園を一部ではあるが見渡せることが出来た………うん。オレの判断に間違いはなかった。一部っていうか大部分じゃね?

腹が減った状態で木々に囲まれた中、石段を上って行くのにはある程度の忍耐が必要だった。

ひーこらしながら上って15分くらいだろうか、木々を抜けると急に整備された道に辿り着く。と、オレの向かいから人がゾロゾロ現れる。ああぁ、こいつらロープウェイで来やがったのか。人が石段を上って爽やかな汗をかいて辿り着いたというのに………。

つーか、松山城は9時から見学できるとネットで知ったのだが、どの部分が9時からなんだ?

と、今更ながらにして疑問を持ってみたり。

天守閣まで1本道なのでロープウェイ組みと合流して進む。進んでいると目の前に現れた戸無門という門扉の無い門。これはその先にある筒井門へ敵を誘い込むための罠らしい。その筒井門。その更に奥には隠門。なんだか門だらけだが、先ほど誘い込まれた敵さんは目の前にある筒井門から突入しようとする、そんな敵さんを急襲するために隠門があるようだ。

なかなか手の込んだ造りで。それにしても石垣も門も威圧感が凄いです。

進んだ先の太鼓門を潜ると広々とした本丸広場。ここから見る天守閣は目を見張るものがある。周りに高い建物が無いため、天守閣の存在が一層際立つ。

とはいえ皆さん考えることは同じようで、写真を撮る人が多い(笑)

いよいよ天守閣(500円)。………軽く列が出来てるorzそらそうか、なんせGWだからな!つーか、ここ数年で妙なマスコットキャラが生産されすぎなような………

っていうか、マジでどこまで行けるんだ?不思議に思っていたら、一の門前で人だかり。………すると身体に響く太鼓の音が聞こえた。

「?」

奥へと通じる一の門が開門される合図だったようだ。ここから先が9時からなのね。いやいや、開門の瞬間に立ち会えるなんて生まれて初めてかもしれない。

開門と同時に大多数の人が奥へ奥へと我先にと目指している。オレはというとさほど急いでもないので、人のいなくなった一の門を拝見。更に先ほど太鼓を叩いていたへ行くことが出来、太鼓も叩けるっぽい。サービス満点ですな。

二の門三の門を潜ると筋鉄門が立ちはだかる。さらにそれを潜ると、渡櫓にぐるりと囲まれた中庭のような空間に出る。

いよいよ大天守へ。朝一だというのに中は人で賑わっている。数多くの展示物があり見応えはある。実際に甲冑を着て記念撮影も出来るようだ。

そして眺めが素晴らしい。まずは小天守から。ここからでも十分いい眺めで、さっきまで彷徨っていた城山公園(上 右画像)、場所によって大天守(下 右画像)を覗けたり。

松山の街が一望でき、360度のパノラマが楽しめる。1日目に訪れた道後温泉本館(右画像 中央辺り)なんかも案内図を参照にして目を凝らせば微妙に分る(笑)

あまり興味の無いワタクシでもじっくりとは見学してしまったので、歴史に興味ある人だったら1日いれるかも(笑)そんな感じで充分見学したので、内門を潜り本丸広場へ。

で、ふらふら〜と思わず買ってしまった伊予柑ソフトクリームを食べつつ景色を堪能。寄ってきた鳩やら雀やらを蹴散ら………戯れて、帰りはロープウェイ…というかリフトを使ってみる(おい)

雪山以外のリフト(260円)に乗るなんていつ振りだろう。天橋立の時以来かな?行きと違って楽チン!しかもアッという間に到着。リフトロープウェイを利用する観光客は多いようで。自分としては行きは歩き、帰りはリフトをお勧め。違った景色が見れるしね。

改めて思うが………松山市って栄えてるんだな!マジで!松山中央郵便局の郵便ポストには城だよ!なんなんだよ!

そろそろ11時になろうというので、あらかじめチェックしておいた郷土料理 五志喜を目指す。朝は殆ど口に入れていないし、ボチボチ昼だしということで少し奮発。

11開店で11時に入店したら流石に他の客はおらず、1番乗り(笑)早速、有名らしい鯛そうめん(1800円)を注文。ガイドブックを見たらそうめんが一緒の皿に乗っているので、は冷めてそうめんは生臭かったり生温かくなったりしてしまうんだろうなあ………。

とあまり期待はしない。まあ、だったら注文するなよ!(笑)て話しだけど。まだ12時になっていないのに後から後から客が入ってくる。早めに気といてよかった(汗)

料理が運ばれて………でかっ!

1尾ということで迫力ありました。で、から………美味しい。普通に暖かくて身も柔らかい。すみません。侮ってました。流石にと接触しているそうめんは生温かかったけど、それほど不快ではない。ついでに薬味が多いっすなあ。食べ応え充分で満足のいく品でした。

そしてさすが愛媛というところか、酢の物にも柑橘の皮が………。

さて、そろそろマイカーに戻りますかね。

歩ける距離だけど、必ずと言っていいほど視界に入る路面電車を利用してみることに。近くの県庁前駅から………残念なことにこの駅は坊ちゃん列車は通過駅のようで(汗)

それほど乗りたい!て訳じゃないので、気にしない。それと目的地はJR松山駅前松山市駅前ではない!

目的の電車が着たので乗り込む。思っていたより混んでおらず、というよりむしろ空いてる。内装はレトロ感を売りにしているのか、いい意味で古臭さがある。

電車に乗っていると、

………あれ?ここ左に曲がればすぐなのに真っ直ぐ進むとはこれ如何に?

とまあ、乗車して数分で嫌な予感がしていたりする。

そして電車に揺られること更に数分。終点に到着………て、なんか見覚えない風景が広がってるんですけど!ここ松山市駅前なんですけど!おかしい………ていうか間違えたようだorz

車掌に運賃(150円)払い、

オレ「ここJR松山駅前じゃないですよね?(汗)」

車掌「?松山市駅前ですよ。もしかしてJR松山駅前に行きたかったんですか?」

オレ「はあ、実はそうなんです」

車掌「………」

オレ「?」

車掌「いいですよ。このまま乗っていてください。この電車はこのままJR松山駅前に行きますし。」

オレ「!いいんですか?それじゃお言葉に甘えて(汗)」

終点到着後もオレが乗っていた電車の車掌は同じ車掌のようだ。うーん、これは無駄な時間を費やしてしまった。

ようやく目的のJR松山駅前に到着。あー、ここだよ、ここ、ここ。見覚えある風景にホッと一安心。

改めて運賃を払おうとしたら、「先ほど払ってもらったのでいいですよ」だと!インド人にこの車掌の爪の垢でも煎じて飲ませたいわ!

ありがたやあ、ありがたやあ

駐車場に戻りスタンプを押印してもらう。そういうことで5時間近くとめて駐車代は無料でした。

さあて、次の目的地へと行きますか。車で30分ちょい走らせて道の駅 ふたみへ。車がけっこう止まっていて、バイカーも多かった。そしてすぐそばの海は随分と綺麗だった。これは予想外の展開。暑いけど潮風が心地いい。

目的地は道の駅 ふたみではなく下灘駅!ここでも電車からの旅情を。と思い一つ隣の伊予上灘駅から乗車予定。そうなると車が邪魔なので、伊予上灘駅で車止められる場所をどうしたものか………といったことからすぐそばの道の駅 ふたみがベストだったわけ。

郵便配達のおじさんに道を聞きつつ伊予上灘駅に到着………凄いなここ。

オラなんだかワクワクしてきたぞ!

無人駅のようで券売機も無いようだ。駅舎には………うわあ、高校生くらいの地元のヤンキーがこのクソ暑い中たむろってるよ(笑)まあ、確かにこの辺は遊ぶ場所がなさそうだもんなあ。でも駅舎はどうかと思うわ(笑)

ホームはこんな感じ。このいい感じで寂れてる雰囲気がたまらん。

つーか、電車っていつ来るんだ?えーと、方向的に宇和島方面か。

………

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        ≦`Vヾ       ヾ ≧
        。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。

次の電車まで1時間近くあるwwwどうしようwww

時刻表を見ると1時間に1本しかない。これに関しては下調べしてなかったので大誤算だ。

先ほどの海で時間を潰してもいいけど、戻ってくる時はどうなんだ?てことから渋々車で向かうことにorzなんだろうこのガッカリ感!

車に戻る途中、道の駅 ふたみを見下ろせることに気づいたり(汗)うむ、爽快な景色なり。

下灘駅まで移動。思っていた以上に駅間あるようだ。ここに来て予想外の展開が多くなってきた(笑)

海沿いの道から1本奥へ行くと………またかよ(´・ω・`)

車1台分しかない道幅が続くようなので、その手前にあるところで駐車。『下灘駅まで400m』みたいな看板もあったし。

そして漸くお目見え!このポツンとある風景がいいね。

この、なんというか小さい空間から見える景色っていうのが自分好みなんだよなあ。しかも目の前は海だし!テンション上がるわ!ちなみにホームから駅舎を見るとこんな(右画像)

夕陽の時間帯がいいらしいけど、昼間のこの時間もいいと思う。なんていうかあれだ。昼間でも充分ノスタルジックな情景に出会える場所。昔は『日本一海に近い駅』ということで現在の国道の場所まで海だったらしい。

この時は5人くらいの観光客がいたなあ。やっぱり知ってる人は知ってるんだね。落書きノートがあって、この駅は愛されてるなあって思える。オレは足跡を残さなかったけど(汗)

さて、ここから一気に宇和島まで長距離移動。途中、オレのナビには存在しない宇和島道路を利用。信号に引っかかることなく、渋滞もなくメチャクチャ快適に走行。

目指すは遊子水荷浦(ゆすみずがうら)の段畑。気分良く走っていたが、曲がる場所を逃したら終着点まで乗ってましたとさ(笑)

………

………………

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       / /  \\      
.     / (;;..゜);lll(;;..゜)\     ごるぁぁぁ!!!
    /   ⌒(__人__)⌒ \    (笑)じゃねええええええ!!!
    |  ノ(  |r┬- | u  | ________    
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 ヽ u  -一ー_~、⌒)^),-、   | |________|
  ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ-___| |  |____

とんだ時間のロスでした。途中まで引き返すのに宇和島道路を再度利用して、遊子水荷浦の段畑までクネクネした海沿いを走る。

昼間はあれだけ天気がよかったのに、夕方が近くなると雲が出てきた。雨の心配はしなかったけど、気分としてはやっぱり晴れてるほうがいいよなあ………なんてことを思いながら走らせること40分。

遊子水荷浦の段畑はそれほど有名じゃないのか、持ってきたガイドブックとナビには全く出てこないため、ある程度の場所をナビで行きつつ小さな看板が出ているのでそれを頼りに進む。

車の行き来が減った道をひたすら進むと、左側に一目でそれと分る。段畑の前にはこじんまりとではあるが、店や整備された駐車場などがあったりする。

が、時刻は16時過ぎということで店は閉める準備をしていて、観光客もまばらで駐車場も空いていたりとちょっと物寂しい光景。

あまり畑を注視する事は無いからよく分らんけど、石で積み上げたところに畑を耕すて見た目がかっこいいな………つーか、段々畑自体普段見ないので新鮮に映った。段畑の目の前は海となかなか好ロケーション。「日本農村百景」にも選ばれているようで。………「日本農村百景」て何っ!?

ついでに撮る場所を誤ったせいで良い構図で撮ることが出来なかった。これは失敗(汗)

そろそろ夕飯でも。この日はスーパーではなくどこか店に入って食事すると決めていた。

宇和島市街地へ戻り、ガイドブック載っている店へGO!大通りから少し奥へ入ると一方通行だらけっていう罠。

なんなんだよここ(汗)つーかオレが目指す店どこだよ!って見つけたよ!

駐車場どこだよ!………せまっ!ガリッ!ガリガリ!うはっwww車擦ったwwwこんなところで自爆とかするヤツオレぐらいだろwwwまじウケルwwwww

 

 

 

 

 

 

 

(´・ω・`)

 

こんな感じでほづみ亭に到着。17時半くらいなのにカウンター席は満席。一人客もいるんだなあ。それほど待つことなく案内されたのは2階のテーブル席。

せっかくなので宇和島鯛めしを注文。接客のおばさんは、まあ、なんというか客が聞こえる場所で駄弁るのは止めたほうがいいよね。

この鯛めしはタレに卵と鯛の刺身、ワカメが入っている。それをご飯に掛けて食べる品だそうで、これがなかなか美味しかった。確か1000円くらいだった気がする。

満足して1階に降りると、既に待っている客が。どうにもけっこうな有名な店らしい。外に出たら店の写真を撮ってる人がいたくらいだし。釣られてオレも撮ってしまったけど(笑)

この日は風呂に入って愛媛から高知へと移動する予定。

今宵の風呂、津島やすらぎの里へ到着した途端、パラパラと雨が。

oh………。タイミングが良いんだか悪いんだか。

そして携帯電話の電池がなくなりそうだったので、インバーターをセットしたら………

ピーーーーーー!!!

!?ななななにごと?

なんかインバーターがおかしくなっちゃいましたorz

この旅で2回目の使用でぶっ壊れるとか。これか先どうすんだよ(汗)

デジカメは予備の電池を1日目に充電したから何とかこの旅行中はもってくれるだろうと信じて、携帯の充電は以前買った充電器を積んでいるので問題なし。でもインバーターの便利さに比べるとなあ………。

2日目にして車やらインバーターやら大幅なタイムロスやらついてない日だったかもなあ。

そんな負のオーラを洗い流すつもりで風呂(600円)へ。広い駐車場がけっこう埋まっていたこともあって、人が多い。でも風呂自体も広いので混んでいる印象はなく、ゆっくり出来た。

サッパリして、いよいよこの旅、3県目の高知へ!愛媛に関しては香川より長居したかと。そして天気はというと………土砂降り。3日目が心配だなあ、と思いつつも前進あるのみ。

1時間30分くらいの夜の土砂降りドライブを堪能して道の駅 大月に到着。車は数台止まっている。そしてバイクが1台。

こんな雨の日はバイカーは大変だろうなあ。やっぱりテント張って寝るんかね。

と思いながら外に出ると………屋根はあるものの風を防げるような壁が無いベンチで寝てる!どんな罰ゲームだよ。オレだったら絶対風邪引くわあ。

一方、オレは3日目は早朝に行動する予定なので、23時くらいにさっさと寝ましたとさ。

 

道の駅 風早の郷風和里 → 松山城 → 下灘駅 → 遊子水荷浦の段畑 → 道の駅 大月

一日目 二日目 三日目 四日目 五日目

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