四国
2011年 4月〜5月 GW

一日目 二日目 三日目 四日目 五日目

5時半起床!天気いい!つーか、息が白い!寒っ。

ここでの観光は祖谷のかずら橋 → 奥祖谷二重かずら橋 → 祖谷渓谷小便小僧

問題は最初のかずら橋の駐車場。こいつがネックだったので、「早朝なら管理人もいないだろうから駐車料金は取られないんじゃね?」ということで早めに行動。

ちゃっちゃと昨晩買っておいたパンを食べ、道の駅 にしいやから10分も走らせないところで到着………まーた、1車線だしorz

適当な場所に車を止めて、かずら橋へ。って、かずら橋の管理人がもういる!只では渡らせないってか(笑)既に2人の観光客がいたが………橋は渡ってないっぽいなあ。

管理人のおじさんに500円払っていざ。

シラクチカズラによって作られており、老朽化が激しいため3年毎に架替えが行われるらしい。足を1歩踏み入れた途端ギシギシと軋み、揺れる橋。

………あれ?オレまたサンダルだよ(汗)

運転中はこの旅行出発当日にダイソーで買ったサンダルを重宝した。が、流石にこれは失敗。足元はだいぶ隙間があるんで、油断したらサンダルが渓流へ一直線。ていうか高所恐怖症の人には厳しいだろうな、ここ。

渡り終えて戻ろうとしたら………一方通行の橋だった(笑)橋はゆっくり見学しても2〜3分で終わる長さ。

これで500円かー。これはないわー。

ぶっちゃけお勧めできない観光名所。ちょっと遠目からでも眺めることは出来るし、すぐ側までなら行けるのでそれで充分かと。

かなりガッカリしたので、奥祖谷二重かずら橋へ向かうことに。ネットで調べれば分ると思うけど、奥祖谷二重かずら橋のほうが数倍マシっぽい。そんな訳で車で更なる奥地へ。

………

………………

ムリ(;´∀`)

もうね。酷すぎるよ!また1車線だよ!ホント好きだな!しかも出てる看板に「ダンプカー注意」みたいな注意書きがあるよ!1台しか通れないクソ狭い道でどう注意すればいいんだよ!勘弁してほしいわ!キエエエエエエエ!!!

止めました。

Uターンして祖谷渓谷小便小僧へ。

………

………………

四国はもう少し道の整備が必要だよ。酷い。酷すぎるよ。四国が嫌いになるかもだよ。

またしても1車線。今度はバスが通るんだとwwwアホかwww

が、「これも諦めてしまっていいんだろうか?」と自問自答………否。ここまで来てガッカリかずら橋だけは勘弁願いたい!

行きました。

………

………………

見つからねえ!どこに小僧はいるんだよ!

オレのナビには小僧の存在はなく、頼りはガイドブックの地図だけなのだが大きすぎてあまり当てにならない。それでも1本道の途中にあるはずだから、ない訳がないんだが………。

明らかに進みすぎだろってくらい運転してしまった。絶対通り過ぎてるわあ。このまま行くと香川県に突入しかねない!………でも、もしかしら…………も、もう少し進んで戻るか。って時に案内図を発見!………ガイドブックよりアバウトすぎて笑った。つーか、案の定通り過ぎてたorz

いつ対向車が来るかわからないこの道でビクビクしながら、しかし注意深く周りを見ながら進めると………2〜3人いる。こんな朝早く辺鄙(?)な場所に。

もしやと思い行って見る………あった。発見。お前に会うためにどんだけ冷や冷やしながら運転してきたことか。ふざけんなよ、こ、この破廉恥小僧め!

小便小僧と言っても水が出ている訳でもなく、単に崖に向かって皆さんご存知のスタイルを保っているだけなんだけどね。そして、ここで冷静になってはいけない。

「オレはこんな小僧を見るために、高知市街地から時間を掛けて、挙句に激せまな道を通ってきたのか」

とかね。もう一回言うが、冷静になってはいけない。

小僧周辺の青々とした山々が広がっている景色は良かったけど。

さて見るもん見たのでこれから高知市街地へ戻る!向かうは桂浜。無料駐車場の場所も把握しているので、あとは混んでいないことを祈るのみ。

…と戻る前に、道の駅 大歩危へ寄ってみる。せっかくここまで来たんだしね。とはいえ、店が空いている時間でもないので、車中泊組と渓流………お?鯉のぼりか。

ここから2時間半のドライブ………ん?なんか日本一とかデカデカと看板が掲げられている。

時間もあることだし寄ってみる。道の駅 大杉の脇道を上る………もうさ。1車線は法律で禁止にすればいいと思うよ!なんて毒づいていたら到着。道の駅 大杉からすぐだった。

大杉のある八坂神社は “杉本某がこの杉村の大杉のもとに、祗園牛頭天王及び貴船大明神の尊像をお祀りした” のが始まりらしい。

参道の先には緑に囲まれた境内の先に拝殿。この拝殿には龍が絡みついたような彫刻があるけど、それは「一本のケヤキに彫刻した傑作なんだぜ?」て参拝してた地元のおじいちゃんから聞いた。これほど複雑な動きのある彫刻を1本のケヤキから出来上がるとは凄い職人技術だわ。

そして拝殿より目立つのが看板にも書かれていた………でかっ!これが大杉想像していたのより随分と大きかったから驚いた。

日本一の大杉として名高い杉の大杉は、最古の昔に須佐之男命が植えられたと伝えられる推定樹齢3000年の巨木で、それぞれ南大杉北大杉と呼ばれる二株が根元で合着していることから、夫婦杉とも呼ばれている。

さらには美空ひばりがこの杉に「日本一の歌手になれますように…」と願をかけたともいわれているんだとか。

朝だし人も少ないしで静寂な空間に佇んでいる見上げるほどの大杉の神々しさといったらもうね。裏に回ってみると、極太の鎖で支えられていた。こんな巨大なものが倒れたらシャレにならんしね。

車に戻り、昨晩見ることが出来なかった周囲の景色を楽しむ。夜道は夜道で好きなんだけど。山道から脱出すると、市街地に入る。必然的に交通量も増えてくる訳で。GW桂浜は交通規制があるとかホームページに載ってたからちょっと心配。

他の車は桂浜の駐車場まで一直線してたけど、オレは途中で逸れて坂本龍馬記念館に。10時頃到着したが、けっこう駐車場が埋まってる。危ない危ない(汗)

坂本龍馬記念館は帰りに気が向いたら見学するとして、まずは桂浜へ………の前に坂本龍馬の銅像へ(笑)

うーむ、人だかりが出来てる。しかもなんかよく分らない列が。どうやら龍馬像とほぼ同じ目線の高さまで上れる展望台らしい。それなりに回転が早そうなので並ぶことにする。

即興で建てた展望台って感じ。展望台はそれほど広くはないけど、眺めは良かったです。太平洋を望む龍馬室戸岬中岡慎太郎の銅像を向いているらしいけど、単なる偶然なんだろうね(笑)

やっとこ桂浜へ。竜王岬を目指して歩く。せっかくなんで足を海に浸しながら行きますか。

って、ちょっと足が痛いなこれ。もっとサラサラした砂浜だとばかり思ってたよ。四万十川から高知市街地に来る途中もそうだったけど、アイスクリンを売ってる人をかなり見かけた。もちろんここ桂浜にも。

………高知の名物だとは知らんかった。結局食べなかったんだけど。

海津見(わだつみ)神社、通称・竜王宮に到着。

更に上にいけるようなので、階段を上っている途中、鳥居の上には石が。あー、この光景知ってるわー、おまじないだっけ?上から見るとこんななのね。しかも上りきってしまうより、階段途中からの眺めのほうがまだいいかも(笑)

つーか、登り切ったところは人多すぎてゆっくり出来ないし。軽く景色を見て早々に退散。

見るもん見たって感じなので、車のところに戻る。

………

………………

おおぉう。駐車待ちの車が数台。やっぱり朝早い行動で、順番を桂浜優先にして正解。で、これだけで桂浜を去るのもなんだかなあ、てことで坂本龍馬記念館も見学(500円)。

見学する順番とやらがあるようで、地下2階から。凄い人!やっぱり連休中の観光は厳しいものがあるなあ。

その後はどんどん上っていき、各フロアでご堪能あれ、といった造りのようだ。

内容としては龍馬が殺された際、飛び散った血痕がついた屏風と掛け軸、手紙、高杉晋作からのピストル海援隊の旗などなど貴重な歴史資料。2階の龍馬の等身大(?)人形はかなり精巧に作られていて、キモイくらいだった(笑)

屋上へ行くことも出来、太平洋を望める。ここまで来るとあまり人が居ないのね。まあ、これで500円は良心的値段かもしれない。

駐車場から出ると………交通規制してた。ホント早めに行動して良かったよ(汗)

高知駅へ車を走らせ、3日目に車を止めた場所に再び駐車。3日目に観光案内所のおばさんから、駅から高知城まで歩いて20分くらいといわれたので、歩いて向かう。

途中にひろめ市場を発見。昼食はここで取るつもりなので場所が確認できてよかった。それを更に進むと、高知城到着!人が多くて賑やかだねえ。

表門である追手門から。“コ”の字になっていて、塀で囲むことで三方向から攻撃できるようになっている………ってか、バカ正直に表門から攻めるやつなんていたのか?

門を潜ると現れるのは自由民権運動の指導者・板垣退助。名言の『板垣死すとも自由は死せじ』の石碑もある。この銅像は桂浜坂本龍馬の銅像の作者と同じ人が作ったらしい。気になったのは………どこを指し示しているんだろう。

ここはちょっとした広場になっていて、テントでパンフを配っている人たちがいたのでゲット。無料で城の案内もしてくれるっぽい。オレは時間が限られていることと、自分のペースで見学したいので断ってしまったが………。

石段を上ろうとすると、左の石垣の上にひょっこりと出た石の板のようなもの。石樋(いしどい)というものらしく排水が直接石垣に当たらないように工夫されたものらしい。こういう設備は一風変わっていて面白いな。

改めて石段を上って行くと、杉の段にある山内一豊の妻と出世のきっかけとなったの銅像。そしてちょっとした広場。…ひ…日陰があんまないorz

………つーか、あちい。夏かよ。夏だな?てくらい。

気を取り直して、更に進むと二の丸本丸の間の空堀をまたいで設置されている詰門。敵が容易に通り抜けられないため工夫されているんだとか。

ここで何を血迷ったのか、オレ自身も意味が分らないが、左方向が気になったのでそのまま左の小路へ。上を見上げると、そこには武者返しと呼ばれる鉄串と、口を開けた石落し。この武者返しが現存するのは高知城だけ。

小路を進むと、その先に黒金門。それを潜った先は………本丸。予想より早い到着だった。もしかして詰門のところを右に曲がるのか?

賑やかな本丸から天守閣を目指す(400円)。大河ドラマ・『功名が辻』の舞台であったためか、前面に押し出してるな(笑)………いや、ていうか押し出しすぎだろ。どこの展示の間に行っても『功名が辻』に関するものがあった気がする、そのくらい印象が強かった。

GWということで人が居るわ居るわ。階段なんて狭いもんだから列が出来るくらいですよ。勘弁してくれ。_ノ乙(、ン、)_

最上階からの展望はなかなか素晴らしい景色が広がっている。眼下には先ほどまで居た本丸高知の街並み。

充分満喫したので、本丸から廊下櫓門を潜ると………二の丸。あれ?もしかして詰門を右に曲がったらここに出る?………まあいいか!

追手門を出て左に折れると、高知城を築城した山内一豊の銅像。順番的にここを最初に見るべきだったんじゃなかろうか。

お?

ネコ発見!あああぁぁぁ、ネコかわいいよネコ。この旅行中あまり見ることがなかったからネコ分が足りてなかったんだよ(笑)

時間は………タイミングの悪いことに昼時だ。混みそうだなあ、て不安を抱きながらひろめ市場に行くと、案の定、人でごった返していた。

店も多いがそれ以上に人が多い!そして席の数は明らかに足りてねえええ!

これはひろめ市場以外で食べたほうがいいかもしれない。そういう結論に至り、美味しそうな焼き鯖寿司を買って外へ。

今日で高知から離れるので、なにがなんでも3日目に食い損ねた鰹の塩たたきっての食したい!

店頭にあるメニューを物色して、黒潮豪商 播磨屋宗徳塩たたき膳(1300円くらい)。薬味で食べるのであっさりして美味しい。

そういえばうつぼとかとか普段お目にかからない料理を食べなかった………。

土産屋を物色して、そろそろ次の目的地へ移動する。駅前まで路面電車を利用しようとしたけど、タイミングが悪かったのか電車が来そうもなかったので、そのまま歩いてしまった。

ではでは室戸岬目指して出発しますかね!ここから2時間かかるけどさ!

道は混んでることもなく、快適に進む。………が、とりあえず高齢者の運転はどうにかしてほしい。ウインカー出さずに曲がるとか、突然止まるとか、フラフラ走行するとか、マジで怖かったわ。

途中、道の駅 キラメッセ室戸に寄ろうかと思ったけど素晴らしいくらいの賑わいを見せていて、駐車できない有様だったのでそのまま先へ進むことにする。

そろそろ近づいてきた、て時に『室戸スカイライン』て道を発見。まあ、発見しても目的地はとりあえず室戸岬灯台なわけなのでスルー。

15時頃、岬の先端辺りになる駐車場に到着………混み混みですなあ(汗)空いているスペースにすかさず駐車。

さてこれからどうしたものか。とりあえず散策する。徳島方面に国道55号を歩いていくと、すぐにご対面したのが中岡慎太郎の銅像。他にも鯨のモニュメント………ホエールウォッチングで有名らしいですなここら辺は。

………

………………

っていうか、さっきから灯台が見当たらないんですけど(汗)どこにあんの?

こじんまりとしたインフォメーションセンターを発見したので、情報収集。夕陽の時間帯、日帰り入浴の情報、駐車場から歩ける範囲の観光スポットなど。

そしてなにより灯台はどこにあるのか!オレはいつから灯台マニアになったんだろうか(笑)

で、灯台の場所を聞くと………歩いていくとしたら、ここからちょっと頑張らないとダメらしいことが判明。先ほど見つけた『室戸スカイライン』を利用して車で行くか、もしくは片道20分強のハイキングを楽しんで行くかどちらかしないようだ。

外に出て上を見上げると、「ホントに20分でいけるのか?」て感じなんで、一通りこの辺りの観光してから車で行くことにした。わたくしヘタレなんです_ノ乙(、ン、)_

ここのインフォメーションセンターのお姉さんとおばちゃんには、電話で確認してもらったりなど丁寧な対応をしてもらった。感謝感謝。

もらった観光案内マップを片手に先へ進んでみる。またまた鯨!押してますなあ(笑)んで、見えてきたのは、天狗岩

うん。まあ、なんだ。彫りの深い横顔(左画像)ってところか。ちなみに正面(右画像)から見ると何がなんだか分らない、単なる岩と化す(笑)

ここで見ておきたかったのが、灯台ともう一つ、御厨人(みくろど)窟・神明(しんめい)窟。ネットで見たとき、雰囲気良さそうだったので。それにタダだし。

車が止まって雰囲気台無し(´・ω・`)

まさか、目の前が駐車場とは思いもしなかったぜえ。とはいえ文句言ってもしゃーなしなので、さっそく中へ。

ここは弘法大師が悟りを開いた2つの洞窟で、寝起きしたとされる左側の御厨人窟には五社神社があり、祭神は大国主命

悟りを開いたとされえる右側は神明窟。祭神は天照大神

ここから見える空と海に感銘を受け、自ら空海を名乗ったといわれる。

………

………………

ここって何気に凄いところなんじゃ!?Σ(´Д` )

それとやっぱり洞窟から覗いた景色が………車って(笑)連休でなく快晴の日だったらまた良い光景が拝めただろうな。

もうちょい先まで進んでみることにする。途中、小さい標識があり、見落としそうになるところだった。その標識が指し示す先には、高浜虚子の句碑

“龍巻に添うて虹立つ室戸岬 虚子”

草ぼうぼうの奥にひっそりと佇んでいた。これ、もうちょっと整備してあげたほうがいいんじゃ………。

更に歩くと………また、奇怪なオブジェが(笑)

うーむ、ここは無料で行けるのだろうか?………………お?ネコ発見!

ホイホイ近づいていったら………

「お兄さん300円」

えっ?

人間ホイホイだったようで、いつの間にか受付に来てしまったようだ。ネコェ………。

見学するつもりはあったので、別にいいけど(笑)階段を上っている途中、後から来たカップルも入ろうとしたが、金を取られると分って退散してたwww

あまり人が来ないのか、時間帯のせいなのか、オレの独占状態で見学開始。先ほどから見えている白い像は室戸青年大師像大師の一生を表したレリーフがあったりする。

順路としてこっちが先なんだろうか、胎内めぐり………というか台座の中に入れるようなので入ってみる。これはーなんだ。その、どっかで見たことあるわ。ああぁ、牛久大仏にも似たようなのあったなそういえば。

他にも気軽(?)にお遍路が出来る場所がある。ものの10分とかかるまい!大師の手形があったりと値段の割には楽しめる。

外に出て、大師の足元には………四国!?あちゃ〜、見事に踏み潰してるよ(笑)

大師の後ろにはまるで不貞寝してるとばかりの涅槃像日本で最初の金箔張りの露座涅槃像なんだと。

先ほどの洞窟よりこっちのほうが空と海がはっきり見えるので、空海はこっちで名乗ったほうが良かったんじゃ………昔の地形は知らないけど。

ほかにも末社(?)やよさこい節に歌われ、僧純信と駆け落ちしたお馬の墓悲恋物語だそうで。ていうかこの時のオレはお馬っていうのがなのかホントのなのか判断しかねていた!アホですみません(笑)

もうここからで戻ったほうが良いだろ。

行きとは違って、今度は乱礁遊歩道を利用して海沿いから戻る。うーん、すでにゴツゴツとした巨岩が目に入る。ここは

弘法大師の行水の池。こういう名前がついた当初はどんな景色だったんでしょうね。それなりに綺麗な池だったんだろうか。

ビシャゴ岩烏帽子岩、あと釣り人(笑)ここは親切にも名称だけでなく解説もあったり。岩が隆起してしまったりなど地震による影響や荒波、風雨などでこういった奇怪な景色が生まれたらしい。

目洗いの池子授けの岩亜熱帯植物など見所は結構ある。さらにいつ頃付けられたのか、伝説なるものがあったりするなどじっくり見ると面白いと思う。

ただ、周りに誰もいないと、ちょっと気味が悪く感じてしまったのは多分オレだけだろう。

行きに気になった木造の建物へ。ガキンチョが上っていたので実際に上れるんだろう。

そう判断して行ってみると………入口がまた面白いというか商魂たくましいというか、土産屋(?)の中を通らないと行けないという、なかなか上手いつくりになっている(笑)

単なる展望台っぽい。3階くらいの高さで、見晴らしも悪くない。うーん、果たして綺麗な夕陽が拝めるのかどうか。夕陽の時間は19時前ということで、時間は中途半端に余ってる。

灯台まで車なら5分くらいで行けるようなので、行ってしまうことに。

それほど広くない駐車場に、結構車が止まってる。灯台手前に四国八十八箇所霊場の第二十四番札所・最御崎寺(ほつみさきじ)に寄る。ここは土佐で最初の札所なんだそうだ。

から帰国した弘法大師嵯峨天皇の勅願により、再び室戸岬を訪れ、虚空蔵菩薩を刻み、本尊として安置したのが始まり。ただし虚空蔵菩薩は秘仏のため非公開なんだと。

山門を潜ると、奥に本堂。潜ってすぐに左手………なんだあれ?ど、土俵

その先には鐘石。叩いてみろ、と書いてあるので、小石で軽く叩くと透き通った音が響く。水琴窟に似ているかもしれない。

参道は左に大師堂、右に鐘楼堂多宝塔。それらに挟まれ伸びている。境内は細長い印象。本堂の前ではやはりここでもお遍路さん。ここは宿坊があるようだし、この人たちはここに泊るのか、はたまた先へ進むのか。

元来た道へ戻り、灯台へ足を向ける。

………

………………

くそっ。またここも魔の領域か。一体全体どうなってやがるんだ。まあ、人がいないから大して気にならないが。

なんか今まで見てきた灯台に比べると、ドッシリと構えているというか、上に伸びてないねこれ。鏡餅灯台とでも勝手に命名しておくか(笑)

でそれほど迫力のない、この鏡餅灯台は実は超凄いらしい。

日本に6箇所しかない第一等フレネル式レンズを備えた第1等灯台!日本の灯台50選の一つで歴史的価値からAランク保存灯台

まあ、ぶっちゃけ良く分らないんだが、とにかく凄いんだってさ(笑)

太陽を見ると………なあんか靄がかかってるけど、ギリギリ夕陽を拝めることが出来るんじゃね!?という淡い期待!ていうか空と海の境が朧げになっていて、これはこれでアリなのか。

時計を見ると夕陽には2時間くらいも時間がある。ここで夕陽を拝もうと当初予定していたけど、何にもないここでどう時間を潰せば………うーん、どうしよう。

………

………………

そういえば最御崎寺灯台に寄るために車を止めたが、道はまだ先に続いていたな、ということを思い出し。もう少し先へ進んでみることに。

車を走らせること数分。室戸岬山頂展望台というところに到着。駐車場は広いが、何でど真ん中にトイレがあるんだ(笑)とりあえず、ここらで休憩。

そして、またしてもネコ発見。この日はネコによく遭遇した。カメラを構えると後からもう2匹出現した。おいおい素晴らしい歓迎だなここ。まさに俺得。

上手く撮れずにいると、ゴミ箱からガサゴソと音がする………………ええええええぇぇぇ!そこまで空腹なのかよ(汗)

1匹のネコがゴミを一生懸命食べようとしてた。食べる物でも持ってれば良かったんだけど、生憎持ち合わせてなかったので、ネコども簡便な。

この駐車場から高岡園地展望台という更に上へ行けるようなので階段を上る。

高いところまで上っただけあって眺めは良し。風車や海岸、林立ちしているアンテナ塔などが見渡せる。秋くらいになったら空気が澄んでもっと良い景色に出会えるかもしれないなあ。

さて、夕陽を見ようにも灯台から見るとして、人が来たら場所が狭くて溜まったもんじゃない、てことで結局、室戸岬に到着した時の駐車場に戻ることに。が、ここからでは岩が邪魔して太陽が拝めない!てことで、少し歩いたところで夕陽を見ることにする。

まあ、時間まで1時間も暇してしまったんだが(笑)そんなんで本やら仮眠やらで時間潰し。

………

………………

おっし!そろそろ行きますか!

車から出てカメラ片手に、海面から眩しく輝き照り返す、素晴らしい夕陽を期待に胸膨らませて………

………

………………

まあ、こんなもんだよね。

ちくしょおおおおおお!雲のばっかやろおおおお!!!

さて、気を取り直して次に進む。ていうか実は時間的にヤバイ。

ノスタルジック溢れる夕陽を期待して待っていただけに、この時19時インフォメーションセンターで教えてもらった日帰り入浴施設の閉まる時間が20時と、慌しくなる。

とりあえず進行方向沿いにある施設なので、覗いてみるが駐車場がほぼ満車。この日はのんびり浸かりたい心情。ていうかこの日に限らずいつもだけど(笑)

ガイドブックを見て探すと………あった。遅くまで開いているし、入浴料もそれほど高くない。急遽変更して、ここから車で約1時間のところにある、道の駅 宍喰(ししくい)温泉を目指すことにする。

そしてそこの敷地内に日帰り入浴があるのだが、閉まるのが22時!

交通量はなく、海沿いで、真っ直ぐ伸びた道が快適すぎる!素晴らしい道だなここ!

快適に走らせていると、特に注意深く周りを見ていなくても目に入ってくる巨岩を発見。

あー、時間があったら観光しようと思っていた、夫婦岩だわ。思っていた以上にでかくてびっくらこいた。

ゴツゴツとして迫力のある2つの岩が注連縄で結ばれている。この細さはちょっと心細いけど(笑)その間に上手いこと入り込んだ、小さな岩が。これじゃあ夫婦岩って言うより、親子岩ってほうがしっくりきたのは多分オレだけ………。

19時過ぎということで薄暗かったけど、この旅の高知県最後の観光で良いものが見れたわ。

宍喰温泉にとうちゃ………うわああああ!満車ないですかあああああああ!!!

ていうか立派なホテルみたいのもあるし、ホントに道の駅かよここ(汗)車を止め、手前の建物に入るが、日帰り入浴の文字すらないんだが………。

売店の人に聞いたら、先ほどのホテル内にあるとのこと。っていうか、いつの間にか徳島県に入ってた!

今更だけどさよなら高知!宜しく徳島

話を戻して、ホテルに足を運んでみるが………おいおい、オレのこんなラフすぎる格好でホントに良いのかよ。ってくらい立派なホール。まあ、大丈夫だったんだけど。

駐車場は宿泊客の車が占めていたのか、脱衣所は殆ど人がいない。浴場も殆どいなかったので、気持ちよく浸かれた。

翌朝、轟の滝を観に行くつもりで、今宵の寝場所はこの道の駅 宍喰温泉にするつもりだったけど、轟の滝までの道がまたえらく狭そうだったので今回は止めた。

もう狭い道は見たくないし通りたくないよ!っていうかトラウマだよ!

徳島市街地近辺まで進んでしまおう、ということでちょっと………いや、けっこう遠いが道の駅 公方の郷なかがわを目指す。

走っていて思うのは………………動物の死骸多すぎだわ!どうなってんだよこの道!

1時間半くらいかけて、公方の郷なかがわに到着。車中泊はパラパラと。巡回のパトカーを1台見かけたけど、治安は悪くなさそうだし、静かだし、ここに来て正解。

早速、ひろめ市場で買った焼き鯖寿司を………日中は暑かったけど、大丈夫大丈夫(汗)

脂が乗っていて美味しく、思っていたよりお腹に溜まる。その後、中ることはなかったのでやっぱり大丈夫だった(笑)

最終日はどこに行こうか見当を付けて、0時頃就寝Zzz………。

 

道の駅 にしいや → 祖谷のかずら橋 → 祖谷渓谷小便小僧 → 大歩危・小歩危 →
桂浜 → 坂本龍馬記念館 → 高知城→ ひろめ市場 → 御厨人窟・神明窟(室戸岬)
→ 室戸青年大師像(室戸岬) → 最御崎寺(室戸岬) → 室戸岬灯台 → 夫婦岩 →
道の駅 公方の郷なかがわ

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