山陰山陽
2010年 5月
さて、いよいよ6日目となったこの日。考えていた日程は下の通り。 朝一で厳島神社を拝観(干潮) → 錦帯橋 → 厳島神社拝観(満潮) ということで5時に起床………あれ?まだ3時だぞ。 ていうか、喉がすげー痛いんですけど(´・ω・`) これやばくないか?熱はなさそうだけど、それも“今のところは”の話し。唾液を飲み込むのに顔を歪めるくらいの痛さ………これはもう風邪の予兆だろどう考えても。ついでに喉から来る風邪が多いし、オレorz ああぁ、これで5時に起きたら悪化してそうで嫌だなあ………なんて思いながら再び眠りにつく。 5時に再び起床すると、体調は悪くなってはいないけど、別段良くなっているわけでもない。のんびり車を出して、JR宮島口フェリー乗り場近辺の駐車場へ。 平日だからそれほど人はいないだろうと思いながら、フェリーの切符売り場へ足を運ぶと………6時25分。これが 宮島口 → 宮島 の朝一のフェリーらしい。時計を見ると6時45分(笑)中途半端すぎだろ!次のフェリーは7時5分らしいのでその辺をブラブラ。「今日はあまり観光は楽しめそうにないなあ…」と思って見たり。やっぱり健康って素晴らしいことだわ。体調崩すだけで気持ちもダウン(´・ω・`) 時間が来たのでフェリーの切符を往復で購入(170円×2)。ちなみに宮島へのフェリーは2種類あるけど、JRのフェリーが大鳥居の近くを通るとのことなのでJRを購入。 客層はまばらの観光客の他に宮島の寺社仏閣の修繕工事をする人たちなんだろう。土方姿の人たちや宮島に店を構える店員らしき人が多い。 宮島行きのフェリーから眺めていると、牡蠣の養殖場が見えてくる。広島は牡蠣も有名だもんなあ。そしてあの有名な水面に浮かんでいるように見える大鳥居も!おおぉ!と目を見張ったのは僅かなことで、それよりも先に「なんか寒いな…」と感じたほうが勝っていた。 なんだよこの寒気!これもう風邪だ!ちくしょおおおおお!あと少しで旅も終わるってのによおおおおおお! ………きっとあれか。5日目の風呂上りで気が緩んだときに隙が出来たんだろう(何のだ) と嘆きながらも宮島到着………なんか鼻水も出てきたorz 土方の人たちはチャリンコで蜘蛛の子の様に方々に散り散り。とりあえず、厳島神社へ向かう。その途中に日本三景碑が。あー、そういえばここは日本三景なんだっけ。残るは松島だけだな………。 海沿いをプラプラ歩いていくと、まだ朝早いというのに開いている店もチラホラ。休日だったら分るけど、平日の7時過ぎじゃ観光客なんて殆どいないと思うんだが………。そして鹿が多い!なにここ、奈良かよ! 鳥居を過ぎ、見えてきたのは………大鳥居!………下のほうはちょっと変わった形をしてるんだな。こんな形の鳥居は初めてかも。天気は曇ったり雨がパラついたりの繰り返しだけど、なかなかいい景色ですなあ。とはいえこの天気じゃ夕陽を拝むことは叶わないだろうな。 拝観料300円を払い、社殿へ。入口から伸びる回廊がまた明る過ぎず暗過ぎず微妙な明るさから和の雰囲気が醸し出されている。幾何学的な造りがなんともいえないくらい美しい。 ………って、あれ?鹿は何やってんだ?と不思議に思ったので観察したら海草食べてた。水辺と海草と鹿、ていうのは初めて見た組み合わせだったので興味津々で見入ってしまった(笑)それにしても社殿の下はけっこう水が溜まってるんだな。もっと干からびてるもんだとばかり思ってた。 本殿へ到着。人がいないこともあるためか静かな本殿には荘厳な雰囲気が漂う。 ここ宮島は古代より島そのものが神として信仰対象とされ、その厳島神社は厳島神社の総本社。そこで祀っている神様は三柱の女神の総称である宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)となる。仁安3年(1168年)頃に平清盛が現在の社殿を造営し、平家一門の隆盛とともに盛えた、平家の守り神であったらしい。 その本殿の前は非常に開けた空間が広がっていて、大鳥居が見える。そしてその間には舞楽が演じられる日本三舞台の一つ・平舞台(他は、四天王寺(大阪市天王寺区)の石舞台、住吉大社(大阪市住吉区)の石舞台)があり、さらにその平舞台から一段高くなっている高舞台もある。ここで演じられる舞楽はさぞかし神秘的なんだろうな。 更に先へ進むと、時代を感じる能舞台。色合いが違うのでこの建物だけ浮いているようにも見えるなあ………。 そして足を進めていると何か視界に入る。視界に入って注意を引くくらいだから、奇妙な物体があるかもしれないと思い目を向けると綺麗な曲線を描いた反橋。かつては重要な祭事に厳島神社へは勅使がこの橋を渡っていたことから、勅使橋(ちょくしばし)とも呼ばれる。残念ながら現在は渡ることは許されていないorz 大鳥居へ近づけるだけ近づいてみるか………あれ? 少し目を離した隙に、砂漠化したらしい。
すみません。ごめんなさい。ほんの出来心だったんです。冗談です。 大鳥居へ行く前に先ほどまでいた平舞台の下へ行ってみる。ここから見上げる社殿もなかなか。見る角度によって違う顔を見せてくれるのは面白い。 まだ海水が完全に引いたわけではないので、近づけるとしても微妙に離れた位置までだった。飛び石が渡されているので渡ることに。 といっても海水が石の高さギリギリまであるので、1歩間違ったら悲惨なことになるのは容易に想像がつく。………て、石の真ん中で写真取るのは止めろ!オレが渡ってる最中だろ!………いや、ホント落ちるかと思ったわ。撮るなら人がいない時に撮ってほしい(´・ω・`) 厳島神社の拝観し終わると石橋を渡った先には大願寺が見えていたので、向かう。若干腹が減ってきたが、ここら辺にコンビには見当たらないorz 境内へ足を踏み入れると、奥のほうに奇妙な松が見える。これは………一体。1つの根元から9本も伸びている。この“九本松”は伊藤博文の植樹らしい。 ちょっと手洗いにでも………て、入口に柵!? どうやら鹿が入ってしまうようなのでそれを防ぐためのものらしい。 次の目的地、五重塔へ向かう途中、鹿発見。ホントこいつら怖いもの知らずだよなあ。どんなに近づいても触っても平然としてるし。 下に目を向けると………なにか動いてる。………蟹!あ、ああぁ、そういえば海がすぐ近くだから不思議でもなんでもないのか。とはいえ道路を横切っているから人や車に踏み潰されそう。 千畳閣に隣接する五重塔………空腹で風邪を引いているオレにこの階段を上れというのか。 キツイながらも登頂成功!やったぞオレ!しかし残念ながら五重塔の中に入ることは出来ない。が、五重塔の朱色は一際目立つ。そして屋根の綺麗な反り具合が素晴らしい。見事な職人技だ。 隣にドーンと建っている豊国神社、通称:千畳閣へは入ることが可能(100円)。 ここは豊臣秀吉が建立したが工事の途中で秀吉が死去したため、未完成のまま。また畳を敷けば、857畳あるといわれるそのスケールの大きさから、千畳閣と呼ばれている所以。そんなわけで実際には千畳なかったり(笑) しかし、広い!余計なものがないので、より一層広さを実感できる。オレが子供だったら絶対走り回ってるわ(笑) 大きな杓子(杓文字)が!そういえばここ宮島は杓子も有名なんだっけ。 いい加減、お腹空いてきた。まだ開いている店はないだろうと期待はしないまま、土産物屋が並んでいる通りへ。すると、開いている店を発見! ………朝からお好み焼きかあ。まあ、いいか。ていうことで『くらわんか』という店で牡蠣入り(1050円)を注文。朝ということで、客は1人しかいなかった。目の前の鉄板で焼いてくれる。味のほうはボリュームもあって美味しかった。 そのまま、ブラブラ歩いていると左手に何やら巨大な杓子!でかすぎだろこれ(笑) この日の干潮は9時27分とのことだったので、時間が中途半端に余ってる。時計を見ると1時間くらいもあるので、別の目的地へと向かう。 喉が痛くて鼻水がズルズル出て歩くのが辛いけど、なぜか弥山へのロープウェイへ足が進む(おい) 厳島神社からロープウェイ乗り場となる紅葉谷駅までのんびりと30分くらいかけて歩く。
きつい。 ちょっとした上り坂なのに辛く感じる。が、途中に見られる花や風景は目の保養になる。 ロープウェイの往復のチケット(1,800円)を購入………て、たけえ!!!1,800円とか………もう少し安かったらいいのに。 途中ロープウェイの乗り換えもありなんだかんだで30分くらいでしょうか、終点となる獅子岩駅に到着。駅を出てすぐ左に獅子岩展望台があるので足を運んでみると、見晴らしが良い。快晴でオレの健康状態も良好だったら感動を得たかもしれない。 時計を見ると、針が10時を指していた………あ、干潮時間過ぎてしまったか。まあ、昼ぐらいまで大丈夫じゃね?と今思うと何を根拠にそう思ってしまったのか不思議でしょうがない。が、とにかく、このときのオレはそう思ってしまったので、昼ぐらいに大鳥居に戻ればいいかという結論に達した。 ロープウェイのチケット購入時に貰った弥山のパンフレットを見ると弥山山頂まで往復で約1時間と載っていた。昼に戻ると決めたので、なんとか往復できそうだ、と弥山山頂へ出発することにした。この時はけっこう軽い気持ちだったなあ(笑) 獅子岩展望台から瀬戸内海が望める一方、振り返ると山が見える………も…もしかしてあの山の頂がゴールなのか?随分とあるような………ゴクリ。 怯む気持ちを抑え、時間が中途半端に余ってしまうし、もう決めたことだからここは山頂まで行ってしまおう!と鼓舞していざ………………
自販機へ!
………………………すみません。水がないと死ぬと思ったので。 パンフレットを見ると、山頂へ至るまで見所が幾つかあるようだ。登山道は原始林が見られ、手付かずの自然が間近で見られるので、観察しながら登って行くといいかもしれない。 ともあれゼエゼエいいながらも到着。まずは弥山本堂・不消霊火堂(きえずのれいかどう)。 不消霊火には昼夜燃え続けている霊火があり、これは弘法大師が宮島で修行をした時に焚いた護摩の火が、平安時代から今日まで消えることなく燃え続けているという弥山の七不思議の1つ。また、広島平和記念公園の平和の火はこの火が元火とのこと。 その正面には弘法大師が修行をしたとされる弥山本堂。 丁度良い位置に観光名所があったので良いタイミングで休憩できた。更に進むと鬼を祀っている珍しい三鬼堂。この近くにあるとされる七不思議の1つしぐれ桜は現在は枯れてしまっているようで、残念ながら見ること叶わず。 さらに文殊堂、観音堂を過ぎると………でかっ!てくらい大きな岩が見えてくる。 この巨岩は不動岩と言われ、石洞内には不動明王が安置されていた。 その隣には、くぐり岩というこれまた巨岩のトンネルが。不動岩もくぐり岩も自然とトンネルのような形になったらしい。 そしてこの岩のトンネルを過ぎると、ようやく到着! あああああぁぁぁ、しんどかったああああ。 展望台からは適度な気温と風で心地よく360度の大パノラマが望める。出発地点となった獅子岩展望台も見える!ゴミのよ(ry 身体も休めたことだし、そろそろ戻るか。つーことで登ってきた道とは違う道から獅子岩駅を目指す。 高所のところにもかかわらず、潮の干満で穴の水位が変わる干満岩。ええ、これももちろん七不思議の1つです、はい。 大日如来を祀る大日堂を過ぎると弥山本堂に到着。さすが下りだ。あっという間に到着しちゃったよ!で、登りの時に気付かなかった七不思議の1つがここにもあった。 <大日堂> 弘法大師が立てかけた錫杖が梅の木になったという錫杖の梅。山内に不吉な兆しがあると咲かないと云われているとか。 午前中だったからなのか、それほど人はいなかったなあ………そもそも休日じゃないからか?宮島全体が思っていた以上に閑散としていた。 なんてことを思いつつ、再びロープウェイに乗り、弥山に別れを告げる。少し足早に厳島神社を目指す。 …………あれ?水位が弥山へ行く前とさほど変わった様には見えないんだが。 これは一体…………いやーな予感がしつつも厳島神社の受付をしている神職に訊くと、 受付「もう2時間も経ってるから、これ以上の干潮はもうないだろうねえ。」 オレ「ああ、干潮時間て僅かなんですね(完全に失敗した!ちくしょおおおおおお!)。」 受付「あとは満潮くらいしかないね。」 オレ「ですよねえ。」 受付「ついでに言っておくと、今日の干潮はそれほどでもなかったと思うよ。」 オレ「は?(つまりどういうことだってばよ)えっと…それはどういう………」 受付「新月や満月の時が干満の差が激しいから、今日みたいな日は鳥居まで歩けなかったと思うし、潮の水位もそれほど変化ないと思うよー。」 オレ「え?マジですか!?」 不幸中の幸いとはこのことだろうか、ちょっとホッとした。………が、 受付「うーん、だから満潮時間になっても社殿のほうまで潮が来るかどうか…」 えええええええええええええええええええええええええ!マジかよ!!結局、ダメじゃん!おーまいがーorz 本来は干潮を見たらすぐに錦帯橋へ向かい、錦帯橋を堪能したら今度は満潮の厳島神社と夕陽を見る予定だったけど………。
やめるか。
駐車場代も馬鹿にならないし。夕陽も見れそうにもない空模様だし。 ということで、満潮を見たら錦帯橋へ移動することに変更。丁度、昼時だけどお好み焼きを食べたから小腹が空いている程度。観光名所を巡ろうにも体調不良のためどうにも気が乗らないorz しかし14時35分の満潮時間まで3時間もあるため、土産物屋のある通りへフラフラと。そこであちらこちらで目に付く名物のもみじ饅頭を買う。 たまたま訪れたのは『やまだ屋』という店。ここはバラで買うことも出来るので、いろいろな種類を1人でも楽しめるのは良かった。それしても凄い種類。こんなに種類があると目移りしてしまう。定番のものから一風変わったものも購入。 さてどこで座って食べようかと思案していると、コンビニなどで見かけるアイスクリームが入っているケースにもみじ饅頭が。 ほう〜、もみじ饅頭のアイスか。 つーことで買って一口食べてみる………おい。 これ単にもみじ饅頭を冷やしただけじゃん(笑)だまされたああああ! そして更に歩くと、“揚げもみじ”の看板が。なにこれ?ああ、もうだまされないぞ、どうせもみじ饅頭を揚げただけなんだろ?そんな感じで味は大体想像できてしまうが、せっかくなので食べることに。 入ったのは『紅葉堂』という店で、店内でも食べれることが出来てお茶が無料で飲める。そんな訳で揚げもみじ………うん、食感はありだな。味は想像通りだけど。 歩いていたら外れのほうまできた。近くに清盛神社という社があるようなので寄ってみる。すぐそばを流れる川が干上がってるんですけど。舟がもろに陸上げ状態だな。 清盛神社はその名の通り祭神は平清盛。ここは賑やかな通りから外れているためか、人気がなく波の音だけ聞こえ、ゆっくりした時間が流れていた。 すぐそばに大鳥居や望める石のベンチがあったので、ここで休憩することに。 もうダメ。歩く気がしない。気のせいか熱が出てきてるような………orz 先程買ったもみじ饅頭を食べることに。まず赤唐辛子を使用した赤もみじ………想像以上に辛くなくて拍子抜け。竹炭を用いた黒もみじは案外普通の味。冒険してみたものの突飛な味もなくネタにもならないな(笑)桐葉菓(とうようか)が一番美味しかった。モチモチした食感もアッサリした甘さも好み。まあ、もみじ饅頭ではないけどさ(笑) しばしボーっと大鳥居を眺めていると、どこの人か知らんが外人2人が波打ち際で遊んでた。元気いいなあ、と思いながらはしゃぐ元気もないオレはそんな彼らに愛想笑いしか返せなかった(笑) ちなみにこの外人さんは十分成人した男性2人です(笑)ホモではない………と思う。たぶん、いや、知らんけど。 それにしてもこの大鳥居ってのは横から見て改めて思ったけど、妙な形してるなあ。地盤に安定を持たせるために、奇妙な形になったのか?まあ、驚くのはこの鳥居は海底に埋めているのではなく、鳥居自らの重さで立っているということ。あの形なら確かに横からでも縦からでも波が来ても倒れなさそうだな。ただ、流されてしまっては意味がないので、お経が書かれた重石で固定しているとか。 話が変わるが、風邪を引いたりすると身体がだるくなって、普段以上に体力を使う気がする。この時も例外ではなく、ベンチに座り込んだら疲れがどっと出た。風が心地よく喧騒も聞こえず波の音が眠気を誘う………
寝た(笑)
もう自分でもびっくり。完全に寝てた。しかも1時間くらい(笑)もうこればっかりは笑うしかなかったわ。 時計を見ると14時なので、場所移動。この時間になるとツアー客が目立ち始め、ガヤガヤと観光地らしくなってくる。 場所を確保して社殿へ目を向けると、結婚式の集合撮影をしていた。快晴じゃなくて残念だろうなあ。 もちろん全然関係ない観光客からも撮られまくり。なにこの公開処刑みたいなのは(笑) 大鳥居を見ると徐々に水位が上がっているようだけど、14時を過ぎている時点で大した状態になってない。社殿はというと、奥のほうは全然海水が達していない。なるほど、確かに神職が言っていた通り大した変化は見られないかorz 満潮時間を過ぎても水位が変わらないので、これ以上の景色は望めないだろう、と判断してフェリー乗り場へ。 厳島神社はタイミングを考えて訪れないとダメなんだな、ということが分った観光だった。 せっかくなので名物は食べまくろう、という考えなのであなごめしで有名なうえのへ。15時くらいという中途半端な時間だったけど、店内は満席で数人が待ち状態orz ここまで来て食べないわけには行かない!ということで20分ほど待って案内され、もちろんあなごめし(1500円くらい)を注文。 けっこう大きな器。蓋を開けたら綺麗に並んだあなご、そして香ばしく食欲をそそる匂い。想像していたようなふっくら感がなかったけど、こういうものなのか?脂がそれほど乗っていないためしつこくなくて、アッサリしていたので食べやすいかと。味はしっかりしていて、人によっては濃く感じるかも。 ここは弁当も有名なので、持ち帰りの客も15時過ぎと言うのに何人かいた。 さて腹も膨れたし、本日最後の観光となる錦帯橋へ行きますか! 厳島神社から車で1時間弱のところにある。………ていうかすげー雨なんですけど(笑) 川辺の無料駐車場に止めて、錦帯橋(300円)を渡る………前にまずは下から覗いてみる。建築は全くといっていいほど素人だけど、とりあえず複雑な造りで出来ているというのは分る(笑) 何度も造り直しては洪水や台風などで崩壊してしまい、その度に試行錯誤して造る → 崩壊 → 造る………いい加減にしろやあああああああああああ!!! つーことで橋脚は石垣で頑丈な仕上がりとなり、その内部はコンクリートらしい。人間の血と汗と涙の結晶ここに完成す!てとこでしょうか。ただ、そのコンクリートのために世界遺産になれないとか………。 確かに橋脚を上から見ると一目瞭然だったり。 そして橋のこの板。これが1枚なんと………………110万円!うひょおおおおお!素晴らしいお値段だ。またこんな感じで橋は段差があるため、景色に見とれていると躓いたりする。え?オレは躓いたりしませんでしたよ? 桜の名所でもあるようなので、桜と錦帯橋の組み合わせはさぞかし良い絵になるだろう。また春に訪れたら多くの人で賑わうことだろうな。 橋を渡りきったところで下から。複雑と言うか、橋の裏側も綺麗な造りと言ったほうがいいかもしれない。 時間は既に17時近くなので他の観光は厳しいだろうし、何よりこの体調じゃ観光する気も起きないorz ということで錦帯橋を渡っても白い蛇とか岩国城とかあるほうまで足を運ばなかった。その代わりと言っては何だが、猫がいたので少し追いかけてみたり(笑)結局撮れなかったけどorz 少し歩いていると、佐々木小次郎の像が。かの有名な秘剣“つばめ返し”は『宮本武蔵』(著:吉川英治)では錦帯橋のたもとで編み出されとされているようだけど、当時、錦帯橋はまだなかったとか。真実とはなんだろうか(笑)それにしても長い剣だ………。 他にも“つばめ返し”に関連する柳や槍倒しの松などあったけど、あまり頭に入ってこなかった。 再び橋を渡り、全然お腹が空いてないけど、せっかくなので有名な岩国寿司を食べることにする。『平清』というお店がいいだろう、と店構えを見て直感に身を任せて入る。 セットが多い中、岩国寿司単品でのメニューがあったので注文。………1,000円くらいだった気がする。店員の対応も良かったし、何より窓から錦帯橋が見渡せるのが素晴らしい。 客はオレ以外誰もいないため気楽だった(笑)晴れている景色が望ましいけど、雨の中の錦帯橋もこれはこれでアリだな。 岩国寿司は散らし寿司の押し寿司版といったところだろうか。不味くはなかったけど、めちゃくちゃ美味しい!て言うほどでもなかった。少しボリュームは足りないかもしれない。 さて、風呂でも入って明日のことを考えますか。 ということで、来た道を戻り再び宮島方面へ。その途中にある宮浜べにまんさくの湯(700円)へ。施設は綺麗で風呂の種類もある。なかなか快適に過ごせる日帰り温泉施設だった。 さて、体調は全くといっていいほど良くなってない。まあ、悪くもなってないんだけど。つーかこれ以上悪くなったらオレ死ぬ。 問題は明日だなあ。 吉備津神社(岡山) → 倉敷(岡山) → 伊和都比売神社(兵庫) → 姫路城(兵庫) といった日程を7日目に考えていたんだけど、とてもじゃないけど無理そうだorz とりあえず吉備津神社近くのSAで車泊して、明朝、健康状態が良好なら観光するか。 という結論に至ったので、何はともあれ出発。 目的地のSAに着き、早々に就寝………ZZZzzz。
おい。
おい。
おい。結局どうなった。
ダメでしたあああああああああ!!!ちくしょおおおおおおおおおお!!!風邪のばかやろおおおおおおおおくぁwせdrftgyふじこlp!!!!!! まあ、油断したオレが悪いんで自業自得なんだけど。それでも凹むわ………。 翌朝になっても熱はある!鼻水は出る!喉は痛い!の三拍子!!! という悲惨な朝を迎えたので、風邪で運転がままならなくて事故ったらそれこそシャレにもならん! ええ。神奈川へ向けて出発しました。高速道路を出ることなく帰りましたとも。丸々1日かけて帰るとか初めてだったわ(笑) 日付が土曜にならないと、高速代が高くつくのでゆっくり帰りました。100キロ毎に休憩を挟んで帰ったので、全然疲れなかったなあ、そういえば。 それとこの日は1日中大雨だったので不幸中の幸いだった。この時の雨は観光どころじゃなかったと思われ。 1人暮らしの部屋に着いたのは土曜の1時頃。 最後の最後で風邪を引くとかいうアクシデントがあったけど、それ以外は概ね何事も無くスムーズに旅行を楽しむことができた………かな?車中泊もやってしまえば面白い。ただ問題なのはどこで車泊をするかということだろうか。安全なのは高速道路のSAやPA、それと道の駅くらいだろうか。なにはともあれ事故も怪我もなく無事に帰ってこれたことに感謝したい………誰にだよ(笑)?うーん、次は東北方面かな。それと北陸か。まだまだいろんな所へ足を伸ばして多くの物を目にしたい。やっぱりやめられないな、旅行ってやつは! そして今回の走行距離………
2620キロ(´・ω・`) |
おわり
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