北陸
2011年〜2012年 年末年始
6時半起床。今日はきっと寒い!そうに決まってる!てことで念のため、爪先に貼るホッカイロを装備………うはっ、あったけえこれ。 チェックアウトはフロントではなく、朝食をとる喫茶店という画期的なシステム! 朝食はオレが1番乗りのようだ。中はレトロな雰囲気を醸し出していて、のんびりと過ごすには良さそう。中にはゲームもあったり(笑)朝食に関しては値段相応、て感じでした。 短い滞在だったが、敦賀に別れを告げて福井駅へ移動。8時半頃到着。うーん、敦賀駅と比べると急に発展した地に移動した印象(笑) まずは東口バスチケットセンターで『東尋坊・永平寺2日フリー乗車券』(2000円)を購入。まあ、1日しか使わないんだけど。移動は私鉄は使わず、このバスと青春18きっぷが通用するJRのみ。こういうところで節約しないとなあ。 バスチケットの名の通り、本日、最初の観光は永平寺。その後に東尋坊。こんな流れでおそらく1日潰れるだろうと予想。この2つをめぐると、バス代が余裕で2000円を超えてしまうので、この乗車券はお勧め。 この2か所の観光名所を1日で巡るにどうしたらいいものか、とネットで調べまくったので、何事もなければ切羽詰まるほどの行動をしなくても、うまいこと1日で回れるはず………。 駅前のコインロッカーに荷物を預け、東口から9時20分の始発バスに乗る。ローカルバスのようなものだと思っていたら、観光バスのような大型バスだったので少し驚いたり。 バスはオレを含めて6人ほど。おかげで広々していてくつろぐことができた。 永平寺を目指し、山間部に差し掛かると、外は雪が舞っている。日が射していることもあって、黒々とした木々をきらめいた雪が舞うという、幻想的な風景を目にした………けど、うまく撮れんなあorz 10時前に永平寺門前のバス停で降車。帰りは土産物屋が並ぶ道を通り過ぎた、永平寺というバス停に乗ってくれと言われた。 降りる時に気が付く。2000円乗車券を使ってるのって、オレだけじゃね?(笑) 帰りのバスの時刻は11時半とのことなので、約1時間半の参拝。 参道を進み、途中で左へ折れると入り口となる通用門。ここで参拝料(500円)を払う。券売機に気付かず、目の前にいた受付のおばさんから買ってしまったけど(笑) さらに進むと、どうやら靴を脱いでの参拝らしい。こういう時、ブーツってかなり面倒くさいんだよなあ。 ていうか、ある程度予想してたけどやっぱり靴は脱いでの参拝。以前、冷え性の自分は冬に京都を訪れた時にあまりの寒さに、寒いを通り越して痛い思いをしている。今回、その対策として持ってきた貼るホッカイロはどうやら正解だったようだ。 あまりにも余裕だったから、目の前にあったスリッパをスルーしてしまったよ!後で、スリッパを取りに走って行ったけど(´・ω・`) 次に吉祥閣で参拝の心得、建物の名称やその用途など修行僧が10分弱で一通り説明してくれる。 修行僧を撮っちゃダメとか、左側通行とか。それと七堂伽藍という7つのお堂があり、これらは修行に欠かすことのない場とのことで、今現在も実際に利用しているようだ。そういったところを主に参拝できるらしい。 説明を聴き終え、傘松閣へ。天井を見上げると144名の日本画家が描いた230枚の花鳥彩色画。 フラッシュは好きじゃないので、露出を上げて撮ったけど………微妙すぎるorz天気が良かったらもう少しましな画が撮れたかもなあ。そもそもここはフラッシュ禁止だった。 ちなみに靴は持ったまま参拝。 うむ。ホッカイロパワーで全く寒くない! そういうことでストレスなく進む。木造の長い階段の回廊を上っていく。その途中に外が見える………ゆ、雪が降ってますなあ。 まずは僧堂………しかし中は見えず。ここでは座禅、睡眠、食事をする場だそうで。まあ、修行僧のプライバシーって感じですかね。 さらに長い回廊を進むと、法堂のお目見え。ていうか人が結構いるため、誰もいない瞬間を狙った階段が上手いこと撮れないorz 法堂に顔を出す前に、法堂の目の前に広がる風景を望める場所があった。外でクソ寒かったけど。 うーん。これだよこれ。雪が深々と降りしきる寺の光景を目にしたかったんだよ。 とはいえ、仏殿が大きくて俯瞰できるはずの景色を思いっきり遮っているため、景観はあまりよくなかったりする(笑) 法堂の奥にもあるようなので、先にそちらへ移動。 奥にある承陽殿は開山した道元の廟だそうで。中では大晦日に向けての準備なのか、修行僧が幕のようなものを設置してたり。承陽殿から承陽門のほうを向くと、めちゃくちゃ雪が降ってる(笑) んで、一般の寺院では本堂に当たる法堂へ。だだっ広い空間の中央奥には煌びやかな装飾。そこに鎮座してるのは聖観世音菩薩。 来る人来る人、みんな聖観世音菩薩の正面に座って、神妙に何やらお祈りしてた。 永平寺を参拝する際はグルリと1周する形になっていて、法堂が折り返し地点のような場所。 今度は長い回廊を下る。 … ……… ……………… 人がいねえ! チャンスとばかりにカメラで撮り、スマホでも撮っておく。これは幸運としか言いようがなかった(笑)まあ、でもたまにあるよなあこういうの。人が結構いるのに、ポッカリと人がいなくなる時間と空間が。どうやらオレはそこに出くわしたらしい。 お次は台所や賓客の接待の間である大庫院。その前には天井から床に着くほどの長さの大すりこぎ棒がぶら下がっている。 更に食事の合図に使うのか、大きなドラのようなものがぶら下がってる。内側を見ると仏殿が見えるが、とてもじゃないけど雪で行けない………ていうか誰も行ってない(´・ω・`) ここに来ると人がわんさか居る。さらに進むと松平公廟所。 そのすぐそばには浴室。残念ながら浴室は建物の入り口のみだった。中も見てみたかった。 そして山門に到着。防寒対策なのか建物の内部を雨や雪から防ぐためなのか、残念なことにビニールカーテンのようなものが掛かっていて、あまり風情が良いとは言えなかった。このビニールカーテンのようなものはあちらこちらにあって、ちょっと残念。 山門内部には、これまたケバイ(失礼)四天王が。これでメインとなる場所は終了。 戻る途中に、祠堂殿とやらがあったのでホイホイと向かってみる。信者の納骨や供養などの法要が行われるそうで、中は暗く線香の香りが辺りに漂っている。写真をバシャバシャ撮るようなところじゃないと思い、早々に退散。 さらに別の部屋では永平寺を紹介するビデオが流れていたり。さらにさらに、靴を履こうとした場所の近くには宝物を展示している瑠璃聖宝閣があったので寄ることに。 撮影禁止だったが、貴重な品が多数展示されており、一定時間になると道元の紹介ビデオが流れる。思わず見入ってしまった。 外に出て、行きは途中で通用門へ曲がってしまったので、曲がらず行くと奥へ続くらしいので、向かうことにする。 左に池がありそこには一葉観音。ていうか………舟が雪で沈みそうなんですけど(笑) 行き止まりまで進む先には勅使門。ちょうど陽が出てきてこれまた幻想的な空間に出会うことができた。 右手には川が流れていて、見るものが他にもありそうだったけど、残念ながらそろそろバスの時間が迫っているため退散。 永平寺バス停まで土産屋が左右に並ぶ、いかにも観光地!て道を歩く。店によっては駐車場の客引きをしたり、11時を過ぎているのに開いてなかったり。 永平寺はごま豆腐が有名っぽいけど………寒くて食えるかっ!永平寺そばなるものもあるけど、夕方頃に越前そばを食べる予定なので却下。それにバスの時間があるから食ってる時間もなさそうだし。 空を見上げると青空が覗いている。なんとなくホッとする光景。バス停近くの土産物屋で何を買う訳でもなくブラブラしてると、バスの時間になる。行きと同様、数人の乗客を乗せて福井駅まで戻る。 永平寺はのんびりと観るなら2時間くらいは必要かもなあ、そう思った。雰囲気良いし、交通の便は悪いけど静かで落ち着く寺だった。オレのお気に入り寺に入れておこう。 福井駅へ戻っても雲が覆いながらも、雲間から陽は射している。寒いけど。さて、どうして永平寺から直接バスで次の目的地である東尋坊へ行かないのか。 実は名物が福井駅周辺にあると聞いて、駅まで戻ってきたてこと。 観光案内所で場所を確認する。すると年末ということもあって閉店するのが早いという、怖い情報もゲットした。早めに来てよかった。この時13時。おばさんから聞いた閉店時間は14時半!(ただし、本当にこの時間に閉まったのかは定かではない) 無料レンタサイクルもあるそうなので、最初はレンタルしようかと思ったが大した距離ではなさそうなので、歩くことに。 歩くこと10分。目的地のヨーロッパ軒 総本店に到着………って並んでる! 店の前まで来て食わないのはどうかと思ったので、並ぶ。並んでいると、回転率は遅くないっぽい。この店はソースカツ丼が名物らしいが、ネットで画像を見る限りそれほど期待はできなさそうだ。 待つこと暫し。カウンター席に案内され、早速ソースカツ丼を注文。その際に、どこでゲットしたのか忘れた50円割引券も使用(850円 → 800円)。 さほど待つことなく、ソースカツ丼の登場。ふたを開けると香ばしい匂い広がる。思っていたより肉厚なカツは衣がぱりっとしていて、味がしっかりとなじんでいる。なるほど。これは確かに美味しい。 最初の1枚は。 3枚のカツが入っているけど、野菜がないため最後のほうになるとちょっと箸が鈍る。 美味しかったけど700円くらいでいいような気がする。 福井駅へ戻る途中に『アマガミ precious diary』の4巻を買ってないよ!てことでメイトで購入。まさか地方のメイト に入ることがあるとは……… つーか、階段に張ってた『けいおん!』………なんだこれ。VIPで作られた非公式キャラが公式キャラに交じってるんだが(笑) 財布を見ると、心もとない金額なので郵便局でお金をおろす……… ___/⌒ ⌒\ ━━┓┃┃ /(  ̄) (_)\ ┃ ━━━━━━━━ /::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃ | ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛ \ 。≧ 三 ==- -ァ, ≧=- 。 イレ,、 >三 。゚ ・ ゚ ≦`Vヾ ヾ ≧ 。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 残高がマイナスになってるよ!どどどどどどういうこったああああああ! 考え中…考え中…考え中…考え中……考え中………。 ! クレジットカードの引き落とし額だけ振り込んでいて、家賃の金額を振り込んでなかった_ノ乙(、ン、)_ 果たしてゆうちょ銀行の利子ってどのくらいなんだろう。宿泊代はクレジットカードで払い済みだからいいとして、食事やらお土産やらを考えると流石に手持ちのお金だけでは足りない。 親に連絡してお金借りるかとか、クレジットカードで現金引き出すかとかグルグルと考えATMの前で暫し静止………ちょっと怖いけど1万円おろす結論!てことでさらにマイナス(笑) ゆうちょ銀行にお金を入れるのは、年明けだな(後日、お金を振り込んで通帳を確かめたら利子は5円だった…。どのくらいの期間でどのくらいの利子がつくのかはよくわからんけど)。 福井駅に戻り電車の時間を確認。次の電車まで30分くらい時間があるので、駅前を散策。と言ってもと言ってもそれほど時間はないんで、商店街をブラブラ。その商店街の片隅で奇妙なオブジェを発見したり。芸術ってのはその人の感性でのみ表現されるわけで、万人に受け入れられるとは限らないな、と思ってみたり(笑) 再び駅へ戻り、越前かにめしを発見。そういえば福井駅ってこの駅弁が名物だったな。夕飯が決定した瞬間であった。ロッカーに預けてる荷物を取りに来ないといけないので、その時に買うことにする。 東尋坊へ観光するため芦原温泉駅へ移動。この寂れっぷりは素晴らしいな。 芦原温泉駅からバスで東尋坊を目指すのだが、確認したいことがあるので、まずはバスの券買所へ。 時間的に東尋坊から芦原温泉駅へ戻ってくるとき、バス車内で17時を過ぎてしまう。持っているフリー乗車券は17時まで。その時、フリー乗車券は有効なのかどうかを聞くためだったりする。 すると、「フリー乗車券を購入した時にもらったバスの時刻表に乗っているバスなら大丈夫だよ」との回答。 ホッとして観光案内所兼休憩所で30分ほどくつろいでいると、東尋坊経由のバスが到着。ここからバスで約1時間の移動。 芦原温泉街も経由するためか、乗客はかなり多い。空を見ると雲が多くなってきたが、時折、陽が射す。これはもしかして夕日が見れるんじゃね? と望み薄なことを胸に抱きながら東尋坊のバス停に到着。帰りのバスは1時間後。 … ……… ……………… 寒っ!めちゃくちゃ寒い! そうかあ。今までそれほど寒く感じなかったのは風がなかったからだな。 目の前は海、てことで風が強い。なんというか肌に突き刺す寒さorz 海沿いに出るまでの道は土産や食事ができる店がズラリと立ち並んでいる。横目で店の中を見てみると………人がいないんだけど。さすがにこんな寒くては観光客もパラパラしかいないから当然の光景かもしれない。 カニが店頭に並んでたけど、思っていたより安くないな。普通に1万円超えてるし。ついでにソフトクリームも売ってた。食べてる人は誰もいなかったけどさ! いよいよ自殺の名所として名高い(おい)東尋坊に到ちゃ … ……… ……………… ぎゃあああああ!さんんんみいいいいぃぃぃ! 遮るものがなくなったんでモロに風が来る!………ニット帽と手袋を持ってきて良かった。それでもかなり寒いけど。 柵のない断崖絶壁ということで、出雲日御碕燈台へ訪れた時を思い出した。あの時は時期的にも暖かかったなあ(遠い目)。 とりあえず目の前に飛び出てる絶壁の先端辺りまで進んでみるが、あまりの風の強さに帽子が吹っ飛ばされそうになる。つばのない帽子がだよ!どんだけ風が強いんだよ! 荒波のため遊覧船はもちろん休業。足場が悪いので慎重に進んでいると、これは一体どうしたことか。波飛沫を思いっきりに食らったんだが(´・ω・`) 海面からどれだけ高さがあると思ってんだよ………。 これ以上進むと濡れる危険性と強風の危険性を考慮して勇気ある撤退! ヘタレですみません。というより観光で命かけたくないです。 雨は降ってないが、めちゃめちゃ厚い雲が垂れさがっている。が、雲の隙間から沖に陽が射すという、神秘的な光景。なんか神か悪魔か降臨してきそうだな。と厨二的な発想。 写真を撮っていると左手が妙に軽い。不思議に思って確認すると … ……… ……………… 時計が消えた!どんなマジックだよ! 1分ほど前に時刻を確認したばかりだから、落としたとしたらまだ近くにあるは……… / ̄ ̄ ̄ ̄\ まあ、ベルトがぶっ壊れただけなんですが(´・ω・`) ついでに言わせてもらうと、ベルトの長さ調整で余った部品を引っ越しの際に捨ててしまったようなので、現在もぶっ壊れたままですが(´・ω・`) 新しい腕時計がほしい(´・ω・`) 話が逸れた(´・ω・`) その後も、まだまだ東尋坊を堪能。荒波、断崖絶壁、分厚く垂れ下がった雲………なんかこれぞ日本海!ていう自分が思い描いていた光景だったなあ(笑) 右前方に見える雄島へ当初は行ってみようかと思ったが、歩いて行くには思っていた以上に距離があるようなので東尋坊の絶壁のみを堪能することに変更。 17時少し前のバスの時間ぎりぎりまで粘るも、夕日は拝めずorzまあね、だいたい予想はしてたからそれほどガッカリ感はなかったよ………うん。 東尋坊では何も買わずに写真を撮って終わった。東尋坊タワーに寄ろうかと思ったが、明らかに営業してなさそうなので華麗にスルー。ていうかあまりの人の無さと明かりの無さに廃墟に見えてしまったぞおい。で、流石に時間も時間なので店じまいの準備をする店がチラホラと。そらー客が来なけりゃ当然ですよね(汗) バス停には10人くらい。永平寺と比べてしまうけど、行きも帰りも乗客が多いな。やっぱり東尋坊のほうが有名なんですかね。 芦原温泉駅行きのバスが若干遅れて到着。時間帯もあるんだろうが、車内は数人しかいなかったため席を余裕で確保。 ………ん? バスに乗り込むと妙な雰囲気。 最前席にいる爺さんとバスの運ちゃんが話してる。爺さんが妙に話しかけているので、バスの運ちゃんと知り合いなんだろうか。そう思ってた。 あまりよく聞こえなかったが、「トイレ」「待ってて」なんて単語が断片的に耳に入ってくる。暫く走っていると、 「漏れるから少しくらい待っててくれてもいいだろ!」 !? なになにどうした?www一気に眠気が吹っ飛んだんだがwww 突然、爺さんの怒鳴り声が聞こえた。 その後、運転手と爺さんの言い合い。 ああぁ、どうやらオレは壮絶に勘違いをしていたようで、この2人は知り合いでもなんでもなかったようだ。 爺さん「小便したいから、用を足すまで少しの間でいいから停まっててくれよ!」 運転手「ただでさえバスが遅れてる。次のバス停で降りて次のバスを利用してください」 爺さん「少し待っててくれりゃあいいんだよ!さもないとここで洩らしちゃうけどwwwん?wwwほらほらどうすんのwww」 運転手「………(無視)」 だいたいこんな感じ。まあ、バスはタクシーじゃないし、乗客も東尋坊からワラワラ乗り込んできたから、爺さん一人の都合のために停まるってことは、あるあr………ねーよwww 流石に、これは爺さんが身勝手すぎるわ。それと「小便漏れるううぅ」て何回連呼してんだよ。まさに老g…。 で、しばらく沈黙していると、爺さんがまた愚だ愚だ言いだしてきたので、 「ここで降りて次のバスに乗ってくださいよ!」 突然、マイクで車内に響き渡る運転手の声。こういう変な客に絡まれてしまった運転手と、爺さんの真後ろに座っている若者に同情するわ。 で、運転手はマジだったようで、停まろうとスピードを落とす。すると爺さんが苦笑いしながら運転手にああだこうだ宥めている。 その後も少し時間が経つと「小便漏れる」………。きっと東尋坊のバス停に着く前から繰り返してたんだろうな。 コントやってんのかこれ。 そしてさらに進んだ次のバス停で今度はキッチリ停車し、ドアが開く。 運転手「お金はいいから、ここで降りて次のバスに乗ってください!」 爺さん「金払ってんのになんだその態度は!」 運転手「お金はもらってないし、払わなくていいから降りてって言ってるでしょ!」 このやり取りには流石に吹きそうになった。 尿意が勝ったのか、運転手の気迫に押されたのか、結局そのバス停で降りてバスを見送る爺さん。 辺りは17時過ぎで、陽はとっぷりと暮れている。 オレが持っている時刻表を見ると次のバスがギリギリあるので、問題なしだろ。 なんにせよこれで通常運行に戻ったのだが………あれ!オレが乗ろうとしてた電車ってギリギリじゃね!?てことに気付く。あんの爺ぃぃぃ…。 駅に到着し、2000円のフリー乗車券の役割を終える。つーか、福井行の電車が止まってる! ダッシュで改札へ行き………電車が遅れてた_ノ乙(、ン、)_ ということで余裕で電車に間に合い、18時ちょっと過ぎに福井駅に再び。荷物を取りに行く前に軽く腹ごしらえのため、プリズム福井へ。 この中にあるおそばだうどんだ 越前 で越前おろしそば(たしか500円くらい)を食す。ソースカツ丼がセットになったメニューもあるので、時間がないけど名物が食べたい!て人には良いと思う。 注文するとなぜか2杯。これで1セットらしい。蕎麦は太いながらものど越しが良く、スルスルいける。つゆの甘さとと大根の僅かな辛さが相まって美味しい。 腹が減っていたのだろう、直ぐに完食。腹八分目…もいかないかな。ていうか足りない。 荷物を取りに行き、なんとはなしに見上げると暗闇にポッカリと月が浮かび上がってる。なんだかんだで天気は悪く無いらしい。 お目当ての越前かにめしを買いに売店へ……… 「すみません、売り切れてしまいましたあ」 えっ………え?おいおい冗談だろ? そういえばプリズム福井の入り口のところにも売ってたな確か。 ちょっwww残り3個www 昼間はあんなにあったのに!しかもオレの前に一人おばさんが買ってる………。 3個買うんじぇねえ…3個買うんじぇねえ………絶対に3個買うんじゃねえぞおおおおおお! と心の中で念を送ってたら、2個買ってった………ギリギリじゃん。もう勘弁してください。マジで危なかった。昼間は2か所の売店合わせて20個以上あった越前かにめし。それが夜には売り切れって…人気商品なんだな、て実感しました。とりあえず最後の越前かにめしをゲット(1100円)。 19時半過ぎに福井駅を出発。この日の宿であり、念願の(?)金沢へレッツゴー。 到着は21時なので外を見る………が窓に映るのはオレの顔なので、昼間買ったアマガミ読んだりスマホでネット巡回して時間を過ごす。なぜか持ってきた小説を読む気分ではなかった。ちなみに何度も車内でかにめしを食べたい衝動に駆られる(笑)けど、楽しみは取っておく人間なんで我慢我慢。 乗客はまばらのため車内はガラガラ。地方でこんな時間に電車に乗るって、初めての気がする。車と違って素晴らしいのは、運転で疲れないことと寝れるってことだろうか。 長い時間電車に揺られて、ようやく金沢駅に到着。 … ……… ……………… 広っ!おいおい急に都会っぽくなったぞ!(失礼)今まで敦賀駅、福井駅ときてたからなあ(遠い目)………。 おおぉ、これが鼓門ってやつか。ネットで何度も見かけてたから、1度は実物を見てやろうと思ってたよ。 この鼓門を抜けた先には噴水………!噴水で文字!時間だけでなく、簡単な文字も表現可! って、いちいち何感動してんだオレ。 駅から歩いて5分くらいでこの日の宿である、キャッスルイン金沢にチェックイン。チェックイン時に翌朝の朝食を予約できたが、断った。 ここのお値段1泊………2900円!ウォシュレット付!値段の割にフロントの対応は良かったし、部屋も広くてきれい。利用した部屋からは少し歩いたが、大浴場もある! ここはマジで良かった。 近くのコンビニでビールと翌朝に食べる予定のカップめんを購入。越前かにめしを堪能する前に、大浴場へ。 内湯がクソ熱くて全身浸かれなかったが、外湯はちょうどいい湯加減。利用した時間は22時近かったが、人はちらほらいた。 部屋へ戻って早速、越前かにめしとビールを堪能。量はちょっと少ないけど、蟹は多いし出汁の香りがたまらん。すぐに完食してしまった。もうちょっと量があったらなあ、と思わないでもない。そもそも容器それほど大きくないんだけど。ちなみにこの容器はレンジ可なので、家に持って帰ったら使い道があるかも。蓋も閉まるし。オレは持って帰らなかったけど(おい) 3日目は9時頃に友達と落ち合う予定。そういえば、移動は結構してるのにそれほど歩いていないためか、珍しくあまり疲れてなかったなZzz
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