京都旅行
2007年11月

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旅行も今日の最終日を残すのみ。

とりあえず昨日と同様、早起きして周辺を観光。

東山ユースホステルの外観はこんな感じ。

<東山ユースホステル>

昨夜、気になった道を通る事にした。

あまり紅葉には関係ないようなので、夏のように暑い時期に涼みに来るのはアリなのかも、と感じた。

この日は嵐山トロッコに乗るということで、いざ出発。

この時期は紅葉シーズンだからおそらく混むだろうと見越しての早朝出発だったけど・・・・・・・・・・・。

やはりというべきか、早朝にも関わらず嵐山が近づくにつれて賑わいを見せてきた。

嵐山に来たら決まっていつもの場所に駐車しているので、今回も。

んが、けっこうな混みようでほぼ満車状態。

もう少し遅かったらと思うとゾッとするなあ(汗)

何はともあれ、トロッコ嵯峨駅を目指す。

<渡月橋>

いつきても良いところだなあ、ここは。

<嵐山>

と、のんびりしている暇はないので、早々に目的地へ足を向ける。

気付いたら微妙に早歩きになってしまって、数人放置状態になってしまったけど、仕方ない。

まずはチケット購入が先だ!ってことで15分か20分くらい歩いただろうか、ようやく到着。

・・・・・・・・・・・・・・なんだこれ?すんげー人なんですけどorz

今すぐの乗車は無理という事で、昼近くの時間のトロッコのチケットを購入。

はあ〜、人気あるんだなあ、トロッコは!

時間がたっぷり余ってしまったので、行きの新幹線内で見事な紅葉の写真の『大覚寺』が割りと近くにあったため、拝観する事にした。

で、あと少しというところで見事な紅葉を目にした。

燃えるように真っ赤に染まってるなあ。

・・・・・・て、よくよく見てみると個人宅(驚)

他の後ろから来た観光客も写真なんか撮っちゃってたりする。

個人宅とは知らずに撮ってしまい済みませんm(_ _)m

そこから数分歩いたところにあるのが『大覚寺』

大覚寺

本尊は不動明王を中心とする五大明王。開基は嵯峨天皇で離宮を寺に改めた皇室ゆかりの寺院。また、後宇多法皇がここで院政を行うなど、日本の政治史に深い関わりをもつ寺院。嵯峨天皇に始まるという華道嵯峨御流を今に伝える寺でもある。鎌倉時代になると、亀山法皇や後宇多法皇が入寺し、ここで院政を行ったため「嵯峨御所」とも呼ばれた。

<表門>

まずは『表門』をくぐる。

休日という事もあって、人がけっこういる。

下画像の右の建物、『式台玄関』から奥に進んで行く。

<式台玄関>

と、奥へと繋がる『式台玄関』に入る前の左手には嵯峨御流の生け花が。

それと時期的に嵯峨菊展という催し物が開催されていて、さらに奥に進むとやはり、展示されていた。

<嵯峨御流の生け花>

『式台玄関』に入ると『松の間』には狩野永徳が描いたとされている式台玄関障壁画の『松に山鳥図』

<松の間>

いきなり賑わいを見せている土産物屋。

これから見物する人と見物し終わった人とがごっちゃになっている感じ。

当然(?)そこはスルーするとして、次に目に付いたのは場違いな印象を受けた西洋風の『鳳凰の間』

<鳳凰の間 Part1>

うっわ、暗っ(汗)

撮るのに失敗してしまったけど、雰囲気は伝わる・・・・・・かな?

<鳳凰の間 Part2>

『宸殿』の脇に際立つよう色付いた紅葉に目を惹かれた。

まあ、上から目線だったけど(笑)

かなり開けた空間が。

当時は実際にこの内庭を歩いていたんだろうなあ、と少し感傷に浸ってみた。

それにしても、ここまで開放感があるとなんともすがすがしい気分になれる。


<御影堂(心経前殿)>

御影堂

『御影堂』は大正天皇即位式場に建てられた饗宴殿を移築したもので、その内陣には嵯峨天皇、弘法大師などの尊像が祀られている。

<十二単>

『宸殿』の南側には十二単を着た展示人形。

ひ、人がいすぎ・・・。

すぐ側には着物が奇麗に展示されていた。

<貝合わせetc.>

一方、その南側には遊んでいる子供たちの様を表現しているのか?

手前に整然と並んであるのは“貝合わせ”という遊び。

なんだろう、たかだか人形だというのに、この無邪気すぎる雰囲気は(笑)


<勅封心経殿(心経殿)>

ここには嵯峨天皇などの直筆の般若心経を収蔵し、薬師如来像が安置されているとのこと。

ここまでくるとさすがに足の冷え性がやばくなってきた。

一応、スリッパを履いているけど、オレの冷え性はそんなのじゃ防げないぜって感じorz

<霊明殿>

見えてきたのは、床も天井も目を見張るような色鮮やかな朱色の『霊明殿』

道なりに回廊を進んで行くと、雰囲気たっぷりの景色。

やっぱ、日本は良いなあ・・・。

<野兎図>

『正寝殿』の障子の下にが・・・。

野兎図

『正寝殿』の腰障子12面に総計19羽もの兎が描かれ、幼い寛深門主を慰めるために制作されたとする説があるらしいけど真偽は不明。

つーかここに来ると、寒さ云々より人がどんどん増えてきて、しかも立ち止まるから詰まる詰まる(汗)


<御冠の間>

『正寝殿』の廊下を進むと右側に『御冠の間』

御冠の間

『正寝殿』は、桃山時代の書院造の建物。十二室ある部屋に狩野山楽、渡辺始興などの絵が飾られている。僧侶であった法皇が御冠をかたわらに置かれたところから『御冠の間』と呼ばれる。

ちなみに後宇多法皇が院政を執られたところは、左画像の上段の間。

時間が微妙に押し迫っていたけど、せっかくだからという事で、日本最古の林泉・『大沢池』(庭湖)へ。

<大沢池 Part1>

・・・めちゃくちゃ広いんですけど(汗)

時間も時間だし、1周することは無理だろうなあ、と思いながらもとりあえず足を進める。

<大沢池 Part2>

で、新幹線で見た写真のベストショットはどこですか?

とばかりに探すが見当たらない。

半周行くか行かないかくらいのところで、塔を発見。

<心経宝塔(多宝塔)>

ここには弘法大師が祀られているらしい。

時間がないので悠長に見物できないので、先に進んで見ると、

大木の前に鳥居、その前に『大沢池』

なぜか興味をそそられたので、1枚。

で、しばらくウロウロすれども見つからないorz

タイムアップ!

ってことでトロッコ嵯峨駅へ戻る事にする。

途中、紅葉のトンネルに惹きつけられたが、理性を総動員させてがまんがまん(笑)

そーいえば、今朝から食事らしいものを食べてない。

トロッコのチケットを買うときに、友人がシュークリームを買ってきてくれたのを腹に入れただけか。

と、ハタと気が付いたので、途中の寿司屋で持ち帰りのモノを食べながら向かうとするか、と思ったけど目当ての品が売り切れとのことで、断念orz

トロッコ嵯峨駅に着くと、未だに凄い混みようだった(汗)

と、ここで一人のメンバーとはお別れなので、別れの挨拶を済ませる。

さて、こんな混み様だけどチケットは購入済みだから余裕だぜ、と気楽に構えて時間が来たので、トロッコ列車が来るホームに入ると・・・。

<駅ホーム>

あー、もうなんだろね、これ。

さすが紅葉シーズンってか?

少しばかり減なりしていると、トロッコ列車のご到着。

<トロッコ列車>

座席は指定席になっていて、自分たちは指定席は取れなかったため、立ってトロッコ列車を満喫する事に。

ただ、指定席を取っている人が来るまでなら座っても構わないとのことなので、空いているところに座って楽しむ事に。

ご親切にも景色のよいところで、わざわざ停まってくれて説明をしてくれたりとかなり丁寧な観光トロッコ(笑)

紅葉が見事で、しかも左右に見所となる景色が多々あるからカメラを構えるのに大変(笑)

と、言ってもあまり紅葉が綺麗に写ってないなあorz

<亀岡駅>

さて、終着点となる亀岡駅に着いたら、大勢の乗客が降りて、代わりに大勢の乗客が乗ってきた(泣)

そのまま、前後逆の状態で嵯峨駅へ向けて出発。

自分たちはそのまま乗車。

途中に整然と並んだタヌキがいて、吹いた。

<保津峡駅>

四季折々の嵐山を楽しめる、アトラクションだろうか、これは。

車内を駆け回る『なまはげ』かと思ったら『酒呑童子』

そんな『酒呑童子』にかっこいいと言われた。

いや、鬼に言われても(笑)

けっこう気さくなタヌキが並んだ保津峡駅でお別れ。

トロッコを降りた後に、乗客と最後の別れといわんばかりに追いかけてきたのには笑った。

車内アナウンスも笑えたし、へたな遊園地よりよっぽど面白いんじゃないのか、ここ(笑)?

さてさて、ろくに飯を食べていないまま次なる目的地へ。

嵯峨駅までは戻らずに嵐山駅で降りて、『常寂光寺』を目指す事に。

常寂光寺

百人一首で詠まれる小倉山にあって、嵯峨野を一望できる。その常寂光土のような風情から寺号がつけられたとされる。平安時代、藤原定家の山荘「時雨亭」があったとされており、安土桃山時代末の慶長元年(1596年)に日蓮宗大本山本圀寺十六世日禎が隠棲の地として当山を開いた。

ここもすんごい人。

なんだかどこに行っても人人人人・・・。

<山門>

『常寂光寺』に着くとさらに人倍増orz

<仁王門>

今回の旅行で、一番目を見張る紅葉だったかも。

『山門』をくぐるとすぐに紅葉のトンネル。

しかも色鮮やか!

そうなると必然的に人も集まって、激混みになる訳ですよ、はいorz

『仁王門』を目指そうにも写真に収めるため、立ち止まって撮っている人が多々いるものだから、先に進めない進めない(汗)

いやー、人も凄いけど改めて見渡すと見事なものですよ、これは。

腹減って、ついでにデジカメの電池残量が赤く点滅してるけどね!

人混みから少し逸れたところも、綺麗な景色になっていた。

『本堂』『鐘楼』近辺は朝の通勤ラッシュ状態orz

身動き取れないくらいに混んでたなあ(汗)

まあ、それだけ紅葉が鮮やかだったから仕方ないことなんだろうけど。

嵯峨野展望というところから。

まあ、ここが頂上という訳じゃないんだけど、見晴らしは素晴らしいものがある。

<多宝塔>

さらに上へと続く道があるので、上っていくと『多宝塔』がここの主と言わんばかりに、どっしりと構えていた。

このころデジカメの電池は10秒くらい電源を入れていると撮れなくなるくらい容量がなくなっていたorz

そんな訳で、電源を入れて設定調整する間もなく撮るという神業(荒業?)で撮影(笑)

『多宝塔』から降りたところに、ちょうど『本堂』の裏手に出るらしく、ちょっとした日本庭園があった。

実際、縁側らしきところに座ってる人もいたしね(笑)

デジカメ電池は限界を迎えそうだが、オレの腹はとっくに限界を迎えていて死にそうです。

てことで、飯屋を探していざ行かん!

で、見つけた。

『常寂光寺』『渡月橋』の間に位置していて、大通りには出ずに『常寂光寺』から進んで竹林にあってトロッコ列車の線路を越えない、どこぞの曲がり道になっているところ。

すみません、店の名前を忘れましたorz

<筍の定食?>

店の名前を忘れたついでに、値段も忘れたorz

千円くらいだった気がする。

筍の定食で大変おいしかった。

中でも“筍の白味噌和え”は美味。

このお店は中庭があって、そこでも食べられるので、店内ではなく中庭で食事を取る事に。

この中庭が、また風情があって静かで落ち着く。

個人的には当たりの店だった(笑)

落ち着いたところで、車に戻る事にして土産物屋が並ぶ通りに出ると、異常な人混み(汗)

・・・何ですか、これは?

『渡月橋』からお土産屋などがひしめくように並んでいる通りを振り返ってみると・・・。

とまあ、御覧のあり様。

これは、ちょっとした恐怖ですよ(笑)?

帰りの新幹線の時間まで、京都駅でのんびりしようとのことで、出発。

夕方に着き、そこで時間を決めて自由行動。

とりあえず小腹が空いている面子は、京都拉麺小路ラーメンを食べる事に。

自分も含めてだけど(笑)

この日は朝からろくに食べてなかったからなあ。

んー、すでに半年以上も前の事だからあまり覚えてない。

『すみれ』で食べたような・・・。

とりあえず、おいしかったってことは覚えてる(笑)

12月間近ってことで、クリスマスのイルミネーションが。

なかなか人がいらっしゃる。

<京都駅>

で、集合時間が来たので、夕飯。

さっきラーメン食べたばかりだけど、十分食べれる臨戦態勢。

15Fにある『五山望』てところで、お好み焼きを食べた。

うん、けっこうおいしかったです。

で、車を出してくれた京都在住の後輩君とは別れて、新幹線の発射時刻まで喫茶店に入ってのんびりする事に。

待ち時間に、土産屋へ足を運んで見ると嵐山で食べた“筍の白味噌和え”が売ってた。

もちろん購入。

降車駅が他のメンバーと違うため、別れを告げて一足お先に新幹線で帰路へ。

喫煙席だったけど、一本も吸わなかったなあ。

なんだろ、吸う気にならんかった。

今回の旅行で判ったことは、、車も良いけど新幹線は楽で助かるという事。

ついでにどこ行っても人混みだったと・・・。

かなり長い内容で、しかもアップするのに半年以上経ってからとは我ながら怠惰だなあ、と思ったり。

おかげで内容が美化されているようなされていないような(笑)

店名などを忘れてしまっているのはイタイな。

ネットで調べても見つからなかったしorz

おわり

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