滋賀
2011年 9月

一日目 二日目 三日目

さてさて。今年の夏は引っ越しをしてしまい金に余裕がない!そうなると恒例(?)の海外も必然的に行けない!でもどこか行きたい!

てことで、春に実行できなかった『青春18きっぷ』を思い出す。まあ、思い出したのは8月も終わろうかという頃だったので、「今さら5回分買ってもなあ………」という疑問が生じた。

とりあえず行き帰りの2回分はほしいところ。ヤフオクを調べると、2回分の『青春18きっぷ』が出品されまくってる!実質1回分は2300円。今回欲しいのは2回分なので4600円で落札したいところだけど、相場としては5000円ちょっとのようだ。

そんな訳で送料込みで4900円で2回分を落札。そして、ムーンライトながらサイバーステーションで空席チェック。2011年夏の大垣行きは9月3日まで運行。東京行きは9月4日まで運行。

ギリギリだ!あっぶねええええええええ!

9月1日が運よく空いていたので、みどりの窓口まで足を運び予約完了!帰りは鈍行で帰る予定なのでムーンライトながらの予約はしなかった。

そういえばムーンライトながらの指定席の料金が510円ではなく、310円だったよ!よくわからないけどラッキーだ!

旅行先をどこにするか数日悩み、これまた春に行き損ねた滋賀を思い出し、滋賀に決定。宿泊先も春は結局キャンセルしてしまったコンフォートホテル彦根を2泊予約。

………いや、観光する場所をある程度絞っていたらとてもじゃないけど1泊じゃ無理、てことに気付いたんで(汗)

こうしてなんだかんだと決まり、出発は8月31日夜出発。気象情報では台風が来ているとかなんと言ってたけど、今さら旅行を中止にする気は更々ないぜ!てことで気にしないことにする(おい)

『青春18きっぷ』1回分は0時から24時まで。今回は9月1日に1回分を消費するつもり。

ムーンライトながら夜行快速列車ということで文字通り夜中の移動となり、東京駅出発の時は8月31日小田原9月1日に日付が変わる。

そのため小田原までは切符を別で購入し、普通電車で最寄駅から移動することに。まあ、小田原まで『青春18きっぷ』1回分となる2300円以上の移動費がかかるようなら、もう1回分使ったほうがいいかもしれないけど。

オレは小心なんで余裕があったほうがいいだろう、ということで早めに小田原を目指すことに。ちなみにムーンライトながら小田原発は0時31分。

久しぶりに実家の最寄駅を通ったり、懐かしむ。『青春18きっぷ』はもちろん国内で長距離移動を新幹線以外で、しかも夜中移動とか初めてのことなのでワクワク感と言ったらもうね。これぞ旅!て感じがして高揚する。

小田原に着き、折角だから外に出てみるかと改札を出ると………

結構人がいらっしゃる(笑)これもしかしてみんなムーンライトながら!?画像じゃ分かりにくいが30人くらい改札まで待機してる。つーか、これ絶対ムーンライトながらだろ!(笑)

なんでこんなに人が………あああ、そういえば大学生はまだ夏休みか。とりあえず小田原駅東口へ。ちょっと歩いてみようかと思ったが、見るところはなさそうなので西口へ移動。何をウロチョロしているんだか(笑)

西口にある北条早雲さんがいたので記念に。念のためコンビニでカロリーメイトお茶を購入。オレと同様、明らかにムーンライトながら待ちの暇つぶしと思われる若者が立ち読みしてた。

再び改札に戻るころには、時刻はめでたく0時過ぎどうりで改札前の人が減ってるわけだ。

いよいよ記念すべき人生初の『青春18きっぷ』1回目!自動改札は通れないので、駅員に見せなければならない。これが普通の切符と違う『青春18きっぷ』

駅員に「ながらの指定席券も見せてください」と言われた。指定席券も見せるってことは、この時間に改札を通るってことはムーンライトながらしかないし、指定席券を買わずに乗り込んでしまうおバカな輩がいるからなんだろうか?

何はともあれ、無事(?)『青春18きっぷ』9月1日のスタンプが押された。厳密にはオークションで手に入れたため4回目の箇所に押される。次回『青春18きっぷ』を利用する際には1回目のところに押してもらえるよう、新規購入しかないなあ。

ホームに降りると、人が結構いらっしゃる。こんな時間に小田原のしかも下りのホームにいること自体、記憶にないので特に何があるわけでもないのだが、興味津々でキョロキョロしてしまう(笑)

そうこうしているうちに、ムーンライトながら到着!

うっひょおおおおおおおお!待ちわびたぜえええええ!

さっそく乗車。満席ではないがけっこう席は埋まっていた。隣に人がいなかったらいいなあ、と思っていたが居たorzそういえば、予約をするときに窓側は埋まっているといわれたっけか(汗)

さて終点の大垣まで座っているだけなんだが………寝れねえ。

車内は煌々としている。まあ、防犯対策らしいので仕方ないところだけど。十分に足を延ばすこともできないので、仮眠程度のことしかできなかった。

浜松に着くと、何人か外に出て撮りまくってる。「あああ、ここは停車時間が長いのか?」と眠くてあまり頭が回転しない。というか、浜松まではなんだかんだとそれなりに寝ることができたらしい(笑)

名古屋に着くと、結構人が降りる。空いた席にすかさず移動。隣に爺さんのひじが伸びてくるもので。自分の部屋じゃないんだから、もうちょっと他人に気を使え。

こうなったら大垣まで景色でも、と思っていたがすぐに意識が飛ぶ。

マナーモードにしておいた目覚ましが稼働し、起床。6時少し前、いよいよ大垣到着。そしてかの有名な大垣ダッシュ。とはいえオレは彦根までなので座れなくてもいいや、ということでのんびり行くことに。大垣から米原まで30分くらい立つはめになるが、別段どうという時間でもないし。

なあんて、のんびり歩いていたら

………

………………

余裕で座れたんですけどwww

やっぱり8月がピークだったんですかね?まあ、あとは幸運なことに大垣に着いたら、実はオレが乗車した車両が乗換階段が目の前だったという………。この車両にしてくれた駅員さんありがとう。

そういう訳で、米原まで景色でも、と思ったけどまたもや意識が飛ぶ(笑)………歳か!これは歳のせいなのか!?

網干行の電車に乗り、米原姫路行に乗換。さすがにこれはのんびりしすぎたのか、座れなかった。って言っても、彦根で降りるから、たった1駅なんだけどね。

6時40分彦根到着でございます。

さて、駅から歩いて1分ほどの距離にあるホテルに荷物を預ける………なにこの駅前ェ…。なんもねえ。

まずは台風のおかげで日程を変えざる負えなくなってしまったので、2日目にと考えていた竹生島観光をまだ台風の影響がないであろう1日目に回すことに。

彦根でのんびりすることなく、長浜へ移動。まあ、まだ7時前なんだけど。再び彦根に戻ってくると、通勤通学の時間帯なのか社会人や学生の姿がちらほらと。ラッシュはこれからなのか?

それほど待つことなく電車が来たので、乗り込み20分ほどで長浜到着。竹生島へは長浜港からフェリーで行く。そのフェリー第1便が9時なので2時間近く暇になる。

マックにでも入って朝食でも………うはっ、何もないwwwどうしようwww

観光案内所もあるが勿論まだ開いていない。琵琶湖とは逆側の出口方面に黒壁スクエアという観光名所があったのを思い出す。もちろん店が開いているとは期待できない時間帯だけど、散歩にはちょうどいいか。それほど駅から距離もないのでさっそく移動。

っていうか………雲凄っ!神だか悪魔だかが舞い降りてきそうだな。と厨二的な発想をしてしまったり(笑)それほど自分の中では迫力ある雲だった。あああ、それとオサレ師匠のも連想してしまった(笑)

黒壁スクエアってところまで散歩………ていうか駅前で暇を潰せそうなところがない!

閉まっている観光案内所で手に入れた地図を片手に向かう。

朝早すぎるのか、静かな通りだ。そんな静けさに鳴り響く風鈴の音はかなり良かったけど。ガラスの街ということで、ガラスの風鈴なんですかね?そういえば駅前にはガラスの木があったな…。

おそらく昼は賑わいを見せるであろう、通りを進むと黒壁ガラス館に到着。もちろん開いてないけど。さらに先にある大通寺へ行こうと思ったが、拝観料かかるし若干遠いしでここらで駅へ戻ることに。

来た道と違う道で戻ろうとすると、豊国神社を発見。通り道なので寄ることにする。慶長5年(1600年)に長浜の町衆が豊臣秀吉の遺徳を偲んで建立した神社。

枯渇してる池………節水でもしてるんですかね?

出世稲荷神社へ足を向けると………なんか檻に入れられてる!窃盗対策か?世知辛い世の中だ。とはいえ、とりあえず転職の願掛けしたり。そういえば、ここでおばさんが朝早くからお百度参りのようなことしてた。「息子が職に就けますよーに」とでもお願いしていたんだろうか。

本社でも転職のお願いをしておく。というかこの旅ではどこの寺社へ参拝しても転職のお願いばかりをしていた気がする(笑)………笑えないけど。

通勤通学で先ほどよりも賑わいを見せている駅へ戻り、琵琶湖方向の出口へ。ていうか、けっこう学生がいるんだな。

本来ならマックでも見つけて朝食をと思っていたけど、そんなナイスな店が見当たらないので、どうしようかと思案しながら歩いているとセブンイレブン発見。

………もうここでいいや。パンと飲み物買って朝食。

フェリーの時間まで、猶予があるので、長浜城でも眺める………思っていた以上にこじんまりしていた。もちろん入れないので、外からの眺めのみ。

そしてピンポイントで訪れた日が休みの日だったり………。

長浜城のある豊公園をプラプラ歩き、目的地のフェリー乗り場に8時半頃到着。駐車場には1台も車が止まっていない。見た感じ湖も台風の影響で波立ってないし、大丈夫なんじゃね?

そんな軽い気持ちでチケットを買いに行ったら、受付のお姉ちゃんに

「台風の影響でもしかした竹生島まで行かず、途中で戻ってくるかもしれません。その時はお金は戻ってきませんがよろしいか?」

なんておっそろしいことを言われた。フェリー乗り場辺りではそれほど波立っていないが、沖では波立っている可能性が十分高いなんだそうだ。

が、ここまで来て引き下がるわけにはいかない!

「かまいません!」

てことで 竹生島 ⇔ 長浜港 のチケット購入(2980円)。なかなかお高い値段だが仕方ない。

ていうか台風の影響を見越して、2日目ではなく1日目にしたのだが………すでに遅かったということなのか。ここにきて不安になる(笑)

平日の朝一番ということで客はオレ一人。………もしかしてフェリー独り占めなのか?なんて思っていると、大型バスが1台ご到着。

ぞろぞろとおば様方が出てくる出てくる。静寂だったフェリーの待合室は一気に賑やかに(汗)

フェリーに一人よりはマシかもなあ、と思い直す。ていうかホント、一気に人が増えたな!

時間になったのでいよいよ乗船。客室は1階と2階。1階はおばさんたちに占拠されてしまっているので、2階へ。多分おばさんたちがいようがいまいが2階に行くと思うけど。っていうか2階の客室に誰も来ないwww

船室にいるのもいいが、風を感じるデッキのほうが好きなので、ずっとデッキにいた。

雲がすげえええ!の一言ですよホント。なんか雲の割れ目から差し込む陽光、そのすぐ隣では割れ目ができないほど分厚そうなどんよりした雲。なんかこの比較には目を奪われた。

しばらくすると………なんか鳥の群れが沖から岸のほうへ飛んでるんですが。何かからから逃るように。これは一体………。

大丈夫なのか?

そして景色を堪能していると………あれは………もしや、あの箇所だけに雨が降ってるのか?

台風の影響という不安を抱えながらフェリーは波の上を走り続ける。

でもあれだな。不安定な天気の時ほど雲が生き生きと見える。

………

………………

そして長浜港から30分、竹生島到着!!!

到着したよ!途中で引き返すことなく到着したよ!

素直に嬉しかったです(笑)しかもなんか晴れてるし。

ついに上陸しました竹生島。帰りのフェリーは80分後に来るらしいので、必ず乗船してくれと船員が告げていた。やっぱり台風を警戒してるんだろうな。

そんな訳で、とりあえず80分の竹生島観光。先に団体さんを行かせて、自分は後からのんびり行くことにした。

神の棲む島といわれる竹生島竹生島弁才天相模の江島神社安芸の厳島神社と並んで日本三大弁天のひとつなんだそうだ。日本三大○○て多いよね(笑)

明治初期の神仏分離令により、例外なく竹生島にも影響があり、「宝厳寺」「都久夫須麻神社」に分離されたそうで。

土産物屋を過ぎると入島料(400円)を払う。まさかここでお金を取られるとは。

宝厳寺弁天堂へと伸びる165段の石段を登っていると、案内図によると、途中振り返ると琵琶湖が見えるいい景色を拝めるらしい。

………

………………

これか?これが絶景スポットなのか?ん?琵琶湖がなんだって?

何にも見えねえぞ!

気を取り直して、階段を上りきると左に見えたのは宝厳寺弁天堂。そこの本尊の弁才天日本三大弁天のひとつ。

そこに幸せ願だるまとかい可愛らしいだるまがゴロゴロ………願い事が多いこと。

この日の天候は終日落ち着くことはなく、

晴天 → 曇り → 雨 →晴天(以下繰り返し)

こんな天候だったので、雨が降っても建物に避難することはなかったなあ。雨なんてものの5分と降らなかったし。おかげで日焼けしたけど(笑)

先へ進むと消失してしまったものを復元した朱に染まった三重塔。すぐ傍には宝物館。これはお金かかるんで入らなかった。それにそんなに興味は惹かれなかったし。

ここから先ほどとは別の長い石段を下りるわけだが、その途中に妙なものを発見。小さい社に………なんだこれ?釣糸のような紐が何本かぶら下がってる。

それとこっちの石段は開けた場所にあるため、景色が素晴らしい。しっかりと琵琶湖が見える(笑)先ほどまで乗っていたフェリーが停泊していた場所も見える。やっぱり結構上ってきたんだな。もちろん先ほどの木々に囲まれ鬱蒼とした雰囲気の中にある石段も好きだけど。

開けた石段を下りると、左に手に重厚で格式高そうなオーラを纏った門がお目見え。

この国宝に指定されている唐門をくぐった先に、千手観音菩薩が納められている西国三十三観音霊場三十番札所である観音堂。この内部は撮影禁止だったorz

その先に豊臣秀吉御座船日本丸を利用して造られたと言われている舟廊下観音堂とこの先にある都久夫須麻神社を結ぶ廊下で重要文化財に指定されている。木造で幾何学的な作りで雰囲気がいい。残念だったのは思っていた以上に短い廊下だったということだけど(笑)

その廊下の先に都久夫須麻神社。この祭神は湖水を支配する浅井姫命(あざいひめのみこと)

つーか、本殿に鈴が3つもあるんですけど。小大小って並び。いまいちよくわからなかったが、折角なので3つとも鳴らしてお願いしました(笑)

その本殿の反対側にある竜神拝所かわらけ投げができる。おばさんたちはそれほど興味ないのか、投げる人は皆無。そして自分も投げませんでした。

それと一対の蛇の像。なにやら「高天が原に座して天と地双方で働きを現す竜王は、大宇宙根元の御祖のお使いである」みたいなことが書かれた説明文のようなものがあったけど、大宇宙とかスケールがあまりにも飛躍しすぎるとなんとも胡散臭く思えてならないんだよなあ(笑)

そしてところどころに杓文字が奉納されてる………しゃもじ?Why?よくわからないが、とりあえずここの神職の人はやる気がまるでなかった。参拝者がいるのにスマホいじってんじゃねえよ!(笑)

帰りは都久夫須麻神社の脇道があるのでそれを利用。舟廊下を見上げることができる。京都清水寺を連想してしまったのはオレだけでしょうか。

とまあ、これにて一通り見るものは見た。時計を見るとまだ30分ほど時間がある。このまま出口まで戻ってもいいのだが、

最近運動不足だしなあ。

てことで再度、弁天堂までの石段を上る。いや、なんか体を動かしたかったんです(笑)

とはいえ特にやることもないので、石段を下りて出口へ。店子のおばちゃんたちの勧誘に愛想笑いを振りまいて、湖岸でしばしのんびりすることに。

ほぼ定刻通りに先ほどのフェリーが到着したので、竹生島とお別れ。短時間でいろいろ見れるのでお勧めの観光名所かも。

行きは2階でのんびりしたので、帰りは1階の船室でのんびりしようと思っていたところへ、おば様軍団は2階に興味があったようで8割ほど移動。タイミング良すぎだろオレwww

琵琶湖の説明が流れる船内で、窓越しからの景色を眺めつつ30分ほどで長浜港に到着。

と、到着するとフェリーの待合所に紙が………

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         イレ,、       >三  。゚ ・ ゚
        ≦`Vヾ       ヾ ≧
        。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。

危なかった………ホントに危なかった!!!

もう1便後にしていたら、1日目でなく2日目にしていたらと思うと、もうね。この時ばかりは自分の判断を信じてよかったあ、て思わずにはいられなかった。

まだ11時半であまり腹は減ってないが、昼飯にする。朝に散歩した黒壁スクエアで食べてみたいのものがあったので、早速向かう。

その途中に旧長浜駅を発見。ここは現存する駅舎としては日本最古。中は資料館のようになっていた………たぶん。

すみません。それほど興味のない有料施設は基本的にスルーするように体が覚えてしまっているもので(汗)

朝見た長浜駅に再び戻り、そこからそれほど遠くない場所にある翼果楼へ。外観はそこいら一体の景観に合っていて、昔ながらの日本家屋って感じ。入るとこれまた雰囲気がいい。やっぱり和室は落ち着く。

平日の昼前なのに観光客はちらほら席についている。ここで食べてみたかった長浜の郷土料理である焼鯖そうめんを注文。それとダメもとで「単品で赤こんにゃくは頼めますか?」と聞くと「大丈夫ですよ(ニッコリ」との返事をもらったので、それも注文。

合計1000円くらい。焼鯖そうめんは汁気がないという不思議なもの。味が濃いので、ご飯がほしくなる!(笑)赤こんにゃくのほうは、まあ、見た目とは裏腹に別段辛くはなく特に変わった味でもない。若干拍子抜けだが、これはこれで面白いからアリか。

風鈴の音が通りに響く黒壁スクエアをプラプラ歩いていると、時折、フッと人がいない一角に出くわす。そういうのも楽しみながら歩くと、海洋堂フィギュアミュージアム発見。

入り口にはケンシロウ大魔神www入ろうかと思ったが、フィギュアアマゾンでいいし、入館料とられるし、次の場所に移動したいし、でスルー。

大通寺まで足を延ばすことはなかったが、一通り見た使徒自分を納得させて、長浜駅へ戻る。

この日は竹生島近江八幡にある長命寺がメイン。そういう訳なので近江八幡へ移動。電車に揺られながらのどかな風景を堪能し、約30分で近江八幡に到着。

最初はバスで行こうと思っていたが、どうやらレンタサイクル(1日500円)をしている駅りんくん近江八幡店が駅近くにあるようなのでそれを利用することに。

まずは観光案内所で地図をゲット。ついでに長命寺まで自転車だとどのくらい掛かるのか聞く………「1時間以上かかりますねえ」

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.    /  /:::::::::::::::::.            ',.      /   ,.、   

………大丈夫。オレならできる。大丈夫だ心配ない!

と自己暗示をかける!それに1時間もかかるような距離にみえないyo!

気を取り直して、駅りんくん近江八幡店へ。場所はわかりやすかったんだが、貸し出しをするおっさん…というより爺さん2人が無愛想極まりなく、やる気が全くなかった。この人たちはサービス業ってこと分かってんのかね?まあ、借りたんだけど。

手に入れた観光案内図を片手に目指せ長命寺

自転車を快適に走らせていると、気づく。人があんまりいない(´・ω・`)

さらに走らせると、雰囲気のいい通りに出る。ここも観光の一つだった気がする。それを過ぎると、幼女とヴォーリズの像。このヴォーリズという人は近江八幡で社会教育、出版、医療、学校教育などの社会貢献活動をした偉人だそうで。2日目に訪れる豊郷小学校旧校舎にも関わっているらしい。

そこから少し先に、立派な木造の鳥居が威風堂々と立っている。木造でこれだけ立派な鳥居はあまり見かけないよなあ。それをくぐると、雰囲気がちょっと変わる。なんというか、鳥居がオレが先ほどまでいた場所との境界線のような役割をはたしている、そんな感じで鳥居の先は少し静寂が混じったような空間、そこに足を踏み入れたような錯覚になった。

鳥居の先には日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)という、これまた立派な神社を発見したので参拝。

………ていうかジメジメして暑かったりする。おかげでズボンは汗まみれorz

ここの祭神は三柱。また二大火祭りとして有名らしい。知らなかったけど。

重厚な楼門をくぐると、木々に囲まれた境内。目の前には若干、高さを感じる拝殿。右に目を向けると能舞台。この能舞台二大火祭りで使用するんですかね?

拝殿の奥に行けるようなので、階段を上っていくと………本殿のお目見え。

他にも境内には天満宮お稲荷さんもあったりとなかなか見どころがあるかと。

虚偽を映し出すと言われている鏡池。………覗いてみたが特に変化はなかった(笑)

さーて、それじゃあ長命寺に向けて出発しますかね!ていうか、この地図アバウトすぎて分かりずらい。道に迷う自信がある(´・ω・`)

日牟禮八幡宮八幡山の麓の神社ということで、八幡山の頂へ運んでくれるロープウェイがあったりするけど、今回はスルー。

そよ風が気持ちいい〜

なんてのどかな風景を堪能したり。

………

………………

最初のうちだけね。

どこにも標識がないからどこを目指していいやら段々判らなくなってきた(笑)もうね、途中からこっちの方角だろ!て感じで適当に進んでたわ。

とはいえさすがに不安になってくる。

「これ大丈夫か?素直にバスで行ったほうがよかったんじゃ………。」

と進んでいると、サイクリングコースを発見。先が見えないくらいまっすぐ伸びたサイクリングコースを見て、

「このサイクリングコースを走ってれば着くんじゃね?」

てことでサイクリングコースに任せるままにひた走ることに。農道のような道なので虫が多い!自転車で片道80分の高校の通学路を思い出したわ!

すると車道に何やら標識が出ていたので、一時サイクリングコースから外れて、見に行くと………正解だった。

サイクリングコースに任せて進めば到着するっぽい。

「うはっwwwさすがオレwww勘良すぎだろwww」

今思うと、自画自賛してるオレきめええええええええええええ!そんな感じです。

途中、ゲートボール大会に出くわしたり。けっこう盛んなんですかね?参加者はかなりの人数だった。さてさて何だかんだで、駅を出発してから結構時間が経ってしまったけど、無事(?)到着。

長命寺山の山腹に位置する長命寺。途中まで車で行けるらしいけど、自転車で来たんで歩いて参拝したいと思います!それに車より歩きのほうが達成感があるだろうしね。

ここで………だ!い!じけ!ん!

徒歩と車は途中まで一緒で、途中から分かれ道になっているのかな?と勘違い!なぜなら自転車を置いたところは参道が視角になっていて、車道しか見えなかったからだ!

そうとも知らずに、参道と勘違いして絶賛車道を上り中!てところで何やら分かれ道を発見。やはりオレが正しかったか。

………

………………

あ、あれ?

石段を上りきると、民家登場!

ん?ちょ、え?あれ?どどどどういうこと?しばし右往左往すること1分。石段の途中でさらに分かれ道を見つけた。ていうか、これ獣道に近いんじゃ………ゴクリ。

しかしどう考えてもこの民家の奥に長命寺へと繋がる参道があるようには思えない。どうするオレ………どうするyo!?

突貫しました。獣道へ。途中、クモの巣に引っかかり、蚊にも襲われたけど道の先は…

………

………………

参道でした!やっほーーーーーー!ていうかどうなってんだよこれ!!!

そして、襲ってきた蚊を連れてきてしまった(´・ω・`)

暑いし、汗だくだし、蚊はいるし、クモの巣が絡みつくしでなかなか素晴らしいコンボだな。ストレスマックスになりそうだよ!

とにかく念願の(?)の参道に出たということで、あとは何も考えずに上るのみ。相変わらず蚊が纏わりついていたけど。

それにしてもこれまたすごい石段だ。全く先が見えない(笑)

15分くらい、ひーこらひーこら上っていくと、ようやくゴールが見えてきた。

門をくぐり、目の前の本殿には脇目も振らずまずは休憩できるところを探す………やはりこのあたり歳のせいなのだろうか(汗)

見晴らしの良いベンチがあるので暫し休憩。

長命寺西国三十三箇所第三十一番札所で、聖徳太子の開基とされ、また字のごとく参拝すると長生きするといわれている。

さて、ボチボチ復活してきた。

境内を見渡すと、奥のほうに鐘楼。その傍に巨石。これは巨石信仰の名残だそうで。木々に囲まれている寺は雰囲気抜群ですな………虫が多いけど。鐘楼からが一番境内を見渡すことができた。

護法権現社拝殿三仏堂には足を踏み入れることはできないと思っていたんだけど、よく見ると参拝者が土足で上がってた(笑)

どうも寺や神社の一段高くなったところには、足を踏み入れるのに躊躇してしまう。でもせっかくなので、上がらせてもらうことに。結局、オレが気にしすぎだったようで上がっても大丈夫だったけど。

そして、ようやく先ほどチラ見した本堂へ。“千手十一面聖観世音菩薩三尊一体”である千手観音十一面観音聖観音(しょうかんのん)の本尊である3体が安置されているようだけど、秘仏のため通常は公開されていなかったりorz

ここから琵琶湖を眺めることができる。というか長命寺の境内からはたいてい眺めることができる。上ったからねえ(笑)

晴天というわけではなかったので、三重塔や護摩堂の折角の朱色が映えるには物足りなかったかな。でも三重塔からの見晴らしはなかなか良かった。

さて!見るもん見たし、撤収!

小雨が降ったり止んだりしながらの石段を気を付けながら下りる。苔があるし濡れてるし急だしということで、結構慎重に下界へ戻る(笑)

上りの時に利用した獣道(?)をスルーして参道を戻り、ようやく到着。

………ずいぶんと立派な参道入り口じゃあございませんか。

しかも!オレが利用してしまった車道のすぐ隣じゃん!もっと周りを見れるように行動しないとなあ。

自転車に戻った時には、快晴で汗だく。風が吹くと気持ちがいいけど。

さーて、それじゃあ近江八幡の町並みでも堪能しましょうかね。

長命寺まで来た道とは違う道で戻ることに。長閑な風景が延々と続く。川でボート競技の練習ですかね。

台風の影響だろうか、水郷めぐりが営業してない!利用するつもりはないんで、別にいいんだけどやっぱりこういうところにも影響は出るねえ。進んでいると水郷めぐりの看板はいたるところで目にする。

途中、水郷めぐりの呼びかけのおじさんを見かけたから、一部営業してるんだろう。とはいえ水郷めぐりをしている舟を一艘も見なかったけど。

建物がすごく影響してるんだろうなあ、川が町並みにうまく溶け込んでる。ウロチョロしてると、奥まったところにあるかわらミュージアム………何あのオブジェ。重ねすぎだろwww

しかし見学することはなかった。

お茶できるところはねええええかあああああ、てことで八幡堀沿いに進んでいるとかわらミュージアム以上に奇怪なオブジェ!もう何が何だか。ただ思ったのは、やっぱり見せ方によって瓦の印象も変わってくるんだなと(笑)

八幡堀から少し離れたところに旧八幡郵便局。見学ができるようだけど、早いとこ休憩したかったので「次の機会にでも」と心の中で呟きスルー。

で、その近くに名前忘れたよさそうな店でやっとこ休憩。この時、15時。ここで次に訪れる予定の白髭神社までの時間を調べる。

16時に近江八幡駅スタートと考える。

大して時間はかからないだろうと、思っていたのだが………着くのが18時くらい!なんてこったい!!!しかも駅からけっこう離れてるし。時間に余裕がなさすぎる!

ということで苦渋の決断により、却下(´・ω・`)

それなら安土城跡にでも………営業時間があったなそういえば。しかも駅から30分くらい歩く距離だし。安土城跡についたと同時に営業終了になる。

ぐぬぬ。

ということで苦渋の決断により、却下(´・ω・`)

それなら、せっかく琵琶湖に来たんだから電車で琵琶湖1周てのもありじゃね!?うはっwwwオレ冴えてるwww

………………ホテルのある彦根駅到着が20時近く。まだホテルのチェックインすらしてないし。時間的に………

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   ::        /   ,,.-'"      ヽ  ヽ、      
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   ::   /    ヾ (    _,,.-='==-、ヽ         ヽ、 
   ::   i へ___ ヽゝ=-'"/    _,,>         ヽ
   ::   ./ /  > ='''"  ̄ ̄ ̄               ヽ
  ::   / .<_ ノ''"       ヽ               i
  ::   /    i   人_   ノ              .l
  ::  ,'     ' ,_,,ノエエエェェ了               /
    i       じエ='='='" ',              /:
    ',       (___,,..----U             / 
      ヽ、_   __ -_'"--''"ニニニニニニニニヽ   :: 
          /                      ヽ ::  
         /                         

ということで苦渋の決断により、却下(´・ω・`)

………もうちょっと近江八幡をぶらつくことにしました。なんかよくわからんオブジェを見かけたりしたけど………。

町並みを眺めつつ、16時くらいに近江八幡駅に到着。レンタサイクルを戻しに行ったら受付のおっさん一人しかおらず………しかもお昼寝中かよ!

窓をガンガン叩いて起こして返却。近江八幡を訪れる機会があっても、このレンタサイクルは2度と利用することはないわ。

そのまま今宵の宿となる彦根にあるホテルに戻る。チェックインの時間より早かったけど、笑顔で迎えられた。

部屋へ行くと、駅側!素晴らしい!反対側は何もないしね………。しかも思っていた以上に広い。そこでTVを見つつのんびりすることに。流石に朝から動きまくりなので疲れた。

19時ころ、駅前にあるちゃんぽん亭総本家とうところで夕飯。ビールとちゃんぽんを注文。ちゃんぽんは700円もしない値段なのでそんなに高くないし、量も味も個人的に満足。

その後、2日目に訪れる予定の夜の彦根城を外から眺め………ていうか天守閣はどこにあるんだ。

情報不足のまま足を運んでしまったため、よくわからないまま堀を少し歩いてそのまま撤収(笑)

で、このまま帰るのもなんだかなあ、てことでスーパービールとつまみを買ってホテルへ。車中泊だと気軽にお酒が飲めないからなあ。

この日は部屋でまったりと過ごして就寝………Zzz

 

藤沢 → 小田原 → 彦根 → 竹生島 → 黒壁スクエア → 日牟禮八幡宮 →
長命寺 → 近江八幡 → 彦根

一日目 二日目 三日目

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